錦のよんとらさん、通販やってはりまっせ。すみっコ(コはカタカナ)は別。センスええわ、ほんま。京都人の密かな愉しみを地で行く人たち、数少ない。洛中やな、文化がな。

錦のよんとらさん、通販やってはりまっせ。すみっコ(コはカタカナ)は別。センスええわ、ほんま。京都人の密かな愉しみを地で行く人たち、数少ない。洛中やな、文化がな。
白岩 大佑(たいすけ)さんの、急須としては珍しい薪(まきとは木のこと)の窯の急須。ガスや電気でなくて木を使って焼いている、それによる恩恵は、焼きぐせがある、釉薬をかけない常滑で学んでいる、土を大事にする手法で土そのものと自然にかかってくる、あたかも釉薬をかけたような表情が特徴であって、それは焼き物をする人にはすぐわかるが、火の管理が難しく、歩留まり、つまり生産性、自分の基準を持つ人にとってはよくないものである。焼いたもの全てが作品になることは珍しく、作品となる基準を自分に課せば、上がってくるものはとても少ない、生き残るのはほんのひと握りである。それが本来の薪窯の性質なのだ、これで良しとして世に出すか、否かの世界で常に自分に問う製作の日々が続いていると言える。その見返りにどこにもない美しい表情を手にいれるとも言える。とても希少で貴重なのだ。当然のことながら、価格はそれなりの始まり方をする。焼いたもの全部が作品なるとは言えないからだ。
大昔は皆、木の焼き窯であった、名古屋周辺には1000から窯が存在していたと歴史にあるぐらい、それら全ては木で燃やしていたのだ。今や、いろんな背景があり、簡単ではない、土、燃やす背景、燃料としての木が容易に取得できる地政学的な背景としての立地、それらが全て揃ったとて、学びが必要になる、知見のことだ、生まれながらにない背景としての学び、焼き方やくせ、特徴のことだろう、それは教えてくださる先達に学び、それに加えてデザイン、ただ古いものでなくて、自分の考え、経験、地政学的思想すらを加味して初めて自分の窯になっている。北海道という豊かさである。それらは私たちが想像できる範囲のことであり、なんのなんの、それ以上の難しさが無数に日々対峙してたくさんあることが容易に想像はできるのである。
それらの現在の到達点を私たちは見ている、貴重であるとしか言えないし、レジェンド的な到達点でなくて、まだその半分ぐらいの年齢の若さで到達されているところに、驚きと価値があるように、この時代の白岩さんにである。少しこの世界を学べば容易に気づくことであるし、知れば知るほどに、その急須たちの表情がいとおしくなってくるのは私だけではないだろう。知っていただきたいのである。ただ美しさを美辞麗句で並べるだけでなく、本質をである。
簡単に表現してしまえば、すでに美術品の領域にある。日常使いがである。でも使ってなんぼである。
全ての種類で一律にうちは、税込で33,000円です。
今年もお伊勢さんから到着しました。
一年をありがとう存じます。
売り手よし、買い手よし、世間よし
ひとりの商人、無数の使命
今年も「ぬくもりのガラス」「揺らぎのガラス」飛騨高山・安土 草多さんの個展を行います。
会期:11月17日(金)〜12月10日(日) 今年も初期日程にご予約日を設定させていただきます。詳細は近日中にインスタグラムと、再度この場にて公開させていただきます。
この時期のこの界隈の風物詩となりました。また、今年は初めてのMWL STOREの窓から見える元町通りのイルミネーションとのコラボのような表情になるのかなと思ってまして、元町らしい灯りが室内にも灯ってまいります。
MWL STORE元町は「暮らすように展示する、都会らしい部屋」をテーマにしています。ランプなどは実際の空間での見え方のとても参考になると思います。是非、お越しになりご覧くださいませ。
楽しみにしていただいている方々がたくさんおいでになります。年々少しづつ増やしていく愉しみをご提案させていただいていますことが私たちの歓びです。
以下、歴代のMWL STOREでの個展より。
「花と硝子」
陸さんが対談で出ておられて、その話がとても面白い。こんな話は今でないととても聞けないホンネがありますね、読んでいて。1回目でまだ続くみたいだから。とにかくまずはアニエス・ベーを日本に持ってきた人で、アフタヌーンティーの創業もそうだし、少し前までの日本の女性のライフスタイルというのはこれらのブランドで醸成されたと言えます。スタバもロン・ハーマンも持ってきたのは陸さん彼らご兄弟でした。逗子の生んだインターナショナル人の第一世代の人たちのお一人ですよね。SUZUKIYAっていう日本で二番目のスーパー(一番は紀ノ國屋)がご実家ですね。やはり米軍の基地(横須賀など)が近くにありPAの存在っていうのは日常的に当時の若者を刺激し続けていたというコトだと思います。それがベースでそこから色んな人につながっていったように思う。多分そこら辺の話が次回に出てくるのだろう。City Boys の第一世代の陸さんです。ポパイの創刊は1976年、当時、男の子は重松さんのビームスで、女の子は陸さんのサザビー、サザビーの方が世に頭角を現したのが少し早かったように思う。いずれも逗子生まれで明治学院の人たちです。四年いるかいないかの大学生活なんだけれど、自分たちの風土に大きく影響するんですよね、18から22にまで、卒業するまでもなくてもね。たった一年でもそこにいるだけでね。とにかく若者よ、海外を目指せ、国内は萎むばかりだよこれからは。そう彼らは言ってますよきっとね。
なぜ、国は工芸館を金沢に移転したか。工芸を大事にしてきたお城下のおくに柄である。金沢を見ればわかる。金沢は冬がいい。国立工芸館の杉浦非水のポスターや雑誌表紙の充実ぶりは見事である。
この秋・冬は、奈良、京都、金沢に行っていただきたい。「美」であります。
九谷焼 子鹿と森の動物たち カップ&ソーサ 27,500円(税込) MWL ORIGINAL LIKE NO OTHER
8月に行った奈良🚶散歩の備忘録 歴史上最も暑かった夏のさなかの話である、歩いた。
東大寺
これは8月20日に夏休みをとり、東大寺を深掘りしに出かけた時の個人的備忘録。東大寺、興福寺にハマる。じっくりと出かけましょう。この秋、また行く、宇治から駆け上がるで〜。
☀️夏休みに行った奈良の整理をしている。かかりの部分を少し。