投稿日: 1月 13, 2017

移ろわぬ美

カテゴリー: Liberal Arts

立原さんの世界を知り深く入って行ったのは20年も前の話、森正洋さんのことも同じ時期でした。そういう意味でも、やはり立原さんは私にとっての「焼き物」を見る原点であり、その思想は私にとっての起源となっています。鎌倉でそれを実践して生きたというところもいいですよね。
「私に焼物を見る目があるわけではない。ただ、物事には最低の基準というものがあり、それが見えれば、私は対象を認めることにしている、といっただけの話である。」やはり、この言葉が立原さんに惹かれた。最低の基準ってのが一般人とは異なり、見て来ている物の数が違うわけです、知った上での最低の基準、だから必然性を持ち高いレベルがあるわけで…最低の基準とは謙虚さなのでしょうか、またそこが私を惹きつける、日本で、世界で、いろんな物事を見るにつけ、この立原さんの言葉は重く、原点に立ち却ってしまいます。
吉田暲也さんと丸山太郎さんという、真の美を発見した人たち、彼らもそうであったように、いろんな物を見て、知れば、知るほどに、謙虚になるだろうと思っているのです。で、そう在りたいとも。
「移ろわぬ美」を見つめ続け、今の時代の色んな新しい「美」の解釈を探しつづけて行きたく思います。
石川町のMWL STOREです。

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投稿日: 1月 12, 2017

フィレンツェ

カテゴリー: Liberal Arts

中世がそのままにある都市、フィレンツェ、街の中心ドゥオーモも見る。無事に着きましたフィレンツェ、夜の食事の状況を少し。

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とにかく安くて美味しい、フィレンツェ。

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なんと美しいお店なのでしょう、ガラスまどが、上から下まで、ピッカピッカ、紙で磨き上げたような透明感がある、見習いたいです。それはイコール提供される料理の品質に直結します。どこでも一緒。

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モッツアレラのサラダ、厳格な基準があるモッツアレラチーズ。

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とんでもない大きさのフィオレンティーナ、肉、これも厳格な基準があります。うまみがとんでもなくあります。

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そして、キャンティ。キャンティクラシコの本場。これが美味しかったです。

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ビスコッティーと甘いお酒で仕上げ、グラッパは遠慮しがちです。

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とにかくびっくりするくらい、内容に比して安いです。

 

投稿日: 1月 05, 2017

白洲正子ときもの展

カテゴリー: Liberal Arts

松屋・銀座さんでやっています。絹よりも綿、紬を好んで着て、正装な場においても綿をあえて着て出かけたという、出自からするとREBELなお方だったのでしょうね、次郎の影響も大きいのでしょうが、、、
故に、圧倒されるような紬や綿の着物の選びのセンスです、是非ご覧ください。

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投稿日: 1月 05, 2017

今週の1曲

カテゴリー: Liberal Arts

CHET BAKER / ALMOST BLUE
チェット・ベイカーと言えばMY FUNNY VALENTINE なのですが、このALMOST BLUEってのはおよそファッション的でありますね。
MWL STORE 年始の1曲はCHETのALMOST BLUE で始まります。
好きですねーこの曲。

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投稿日: 12月 26, 2016

「茶百」

カテゴリー: Liberal Arts

「茶百」。お茶を扱う店であるならば、ふさわしい名前があるだろうと、オープンする頃から考えていた名称です、いつか使いたいと思っていました。
この打ち出し鍋は京都へ行く度に一個づつ増やしてきました、家で使っている打ち出し鍋、「茶百」を入れています。茶百のデザインはこんな感じ。新しい可能性の色んなことが出来ればいいなと思っていまして、お茶に関する百のコトやモノ。来年から、慌てず、丁寧にじっくりと積み上げて行きたいと思っております。いつか百になればいいなと。

「有次」さん「ありつぐ」京都・錦市場で包丁・料理道具を扱う唯一のお店。京都・錦の店舗はいまや世界中の料理人が集う名所。つくる人とつかう人の間で「和食」を支え、京都の街と共に歩む「有次」
ー老舗でありながらもスタイリッシュで革新的ー
老舗なのに革新的であるということ、ここがなかなか難しいところ、歴史とお客様のご支持の上にあぐらをかかず、革新的であり続けるということ、そこが「有次」たるところ、だから今もその世界のトップにあるのだと思います。

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江 弘毅さん(こう ひろき)関西の情報誌ミーツ・リージョナルの編集長を長く続けておられました。街と食と文化における文筆やエッセイは切り口鮮やかな、日和らない感性・感覚を持っておられ、その独特の文体にファンは多いです。
中でもこの「有次と包丁」は傑出しています。

投稿日: 12月 21, 2016

今週の一枚。

カテゴリー: Liberal Arts

さて、クリスマスソングの最後を飾るのは、
大橋トリオ/マジック 英語のソングスばかりのクリスマスソングも、、、ですね、お店と言えども、たまには日本語の素敵なものを聞きたい、そういう意味で大橋トリオのこのアルバムは珠玉です。じっくりとスタンダードで聞かせてくれます。日本語の歌もBGMでいいと思います、選びとTPOだと思うのですが、どうなんでしょうね、そんな店ありませんからね。
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大橋トリオ/MAGIC

投稿日: 12月 20, 2016

ロマンティックに生きようと決めた理由

カテゴリー: Liberal Arts

永井 宏さん 永井さんの文章が好きでした。
永井さんの影響で葉山や三浦、逗子に移り住んだ東京の人は少なくない。
92年から96年まで葉山でSUNLIGHT GALLERY をされていた頃の、いろんな人が短編を持ち寄って作った本。
この、ロマンティック、、、は女性の短編作品です。
鎌倉の「カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ」のマスター、堀内隆志さんの一編もあります。

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投稿日: 12月 11, 2016

Small Space, Big Design

カテゴリー: Liberal Arts

私が一番好きな言葉にSmall Space,Big Designという言葉があります。小さくても意思とパワーを秘めた空間のことになります、このお店を作る時に最も意識した言葉であります。
雑誌dwellはその2000年の創刊の時から私に重要なインスピレーションを与え続けています、At Home in the Modern World.これに尽きます。内装やインテリア、テーブルの上は宇宙であり、自分の意思を尊重する場、そしてその先の食べ物はもはやそれ以上。
dwellは今の私にはABITARE以上の存在になっています。

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投稿日: 12月 09, 2016

増浦 行仁さんの写真集

カテゴリー: Liberal Arts

2013年に伊勢神宮の20年に一度の式年遷宮と出雲大社の60年に一度の平成の大遷宮が執り行われました。
その時の両遷宮の儀式をそれぞれ許可を受け撮られた、とても貴重な写真集。
日本人の総氏神とされる伊勢神宮の遷宮と、日本の礎とも言える出雲大社の遷宮が同年に執り行われた。
稀有な年であった2013年という年、それを記録されています。これは貴重です。
本年5月に発行されています。出雲大社と伊勢神宮の2冊があります。

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「神の宮」出雲大社:東京大学出版会

投稿日: 12月 03, 2016

ものづくり

カテゴリー: Liberal Arts

良い製品に関して考える時に外せなかった本、何度も読み返す
「ものづくり」に欠かせない
革新的要素を網羅し
つくり手のあらゆる努力を
結集させる
それはジャンルを問わないんだということなのでしょう
学び続けることの重要性、脳を動かす、使っていない脳を

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