展示会は大変ご好評をいただいております。なくなっていた服部さんの花瓶や新しい大皿など、そして村山さんのマグや小花瓶などが追加入荷しています。本日から発売
10月 29, 2024
展示会は大変ご好評をいただいております。なくなっていた服部さんの花瓶や新しい大皿など、そして村山さんのマグや小花瓶などが追加入荷しています。本日から発売
というわけで、私はずっと、「安南」推しできてる、残っているのが不思議でならない。
まあ、まだたった五日ですけど、むむむ
とにかくこれらがすべて 薪窯 なんだ 自然釉・灰釉のかかりが表情や色に影響、さまざまの
もちろん、すべてが手描きです
そして、これらはすべてが「安南」です、集めて紹介してます 安南行っとこう、間違いない
平日は人も少なく、じっくりとお選びいただけます。
[器は学び] その景色
陶磁器の中でも現代の名作に出会い、その使い良さを知っていただきたいですね。
特に”安南” 安南とはフランス統治時代のベトナムの北部から中部のことを言いまして、文化歴史的エリアとなります。(ベトナムの染付は、中国の青花磁器の影響を受けて作られたやきものです。 15~16世紀、黎(レ)王朝(1428~1789)のもと、 中国・明王朝(1368-1644)の景徳鎮窯(けいとくちんよう)の青花磁器の影響を受けたやきものが作られるようになりました。 これがベトナムの染付です)
室町後期、安土桃山から江戸初期にかけての日本の芸術が最も急激に進化した時代後の背景には江戸時代に、このような安南の陶器が大量に交易交流されています。多くのベトナム、つまり安南の陶磁器が通商されていたわけです。その見たこともない絵柄は当時の人たちに大きな影響を与えていて、今に至っています。
素朴な柄はとても魅力的であって、さらに真泥さん特有の“薪窯”まきがま、木を燃やすことによって、ガスや電気がもたらす綺麗すぎる景色から、灰が降り注ぐ自然釉薬の効果が、真泥さん特有の薪の窯のクラッシックな表情が、この魅力的な創作になっています。これは傑出した造形の作品となりきっています。量産ではできない手法を時間をかけて一つ一つを仕上げて行き、さらに薪窯の計算できない、創造性が相まって、その美しい表情が構築されるのです。すべての工程に手がかかっています。
これが魅力的でないわけがありません。
工程を知ることによって、作家が想いを込める、陶磁器の優れた作品性に気づくことになるわけです。
「村山朋子」の安南を知っておいていただきたいのです。
私どもが夢中になるゆえんです。歴史を知れば知るほど、魅力的に見えてしまう。
MWL STOREが扱う製品はどれも、”学び”とともにあります。大人が持つにふさわしいモノとコトのこと。
投稿日: 10月 16, 2024
やってきました、遥々と京都府の北部の舞鶴市から。この環境でなければ生まれないもの。
明日からです、まだ予約空いてますよ。
出して並べただけです、焼きたてなんで、これから拭き上げて、ディスプレイして仕上がっていきます。丸々二日かかります。自分だけでは良さわからないんで、聞いてくださいね。勉強してますから。
ただ焼き方じゃなくて、ただカタチじゃなくて、火のまわり方とかが出るんですよ、薪窯はね、トータルで美しいというか、今の時代ですからね、よくぞ到達されている。
二年に一度ですからね貴重ですよ、一つ一つ見ていてそう思います。いいものばかりが並んでいます。作家さんの手づくり、しかも「薪窯」という火の廻りや、焼けは奇跡に近い。薪窯でこのレベルに到達しているところがこの日本にどれだけあるだろうか。たくさんの窯を見てきてそう思う。
特に大物が今回来ていますから、今の時代、というか年齢の二人、60でも70でも80でもない、今の二人だから到達している部分、若すぎては経験不足でできないし、かと言って、もう到達されてしまっても、ま、それはそれで時間の経過でやがてそうなる、肝心なのは今、この年齢のこの時期で到達しているという、その作品たちに、私たちが同時代に立ち会えているところに意味はある。
大物を薦めますね、なんと言っても貴重だからです。ここでは写っていません、棚の下の方にあります。
またここには写っていませんが服部さんの紺色、ネイビーのデカい、花器、花瓶ね、これがいいですよ、びっくりしました。価格も作品性からしたら驚くほど安い。ないわな。一個だけですけどね。
いつかその価値に気づく時は来る。僕はもう気づいている。それは年齢が見てきた芸術品の歴史からです。
日本の陶芸ではなかなか見れない、色の美、掛けわけているわけだが、色使いが際立つ、よりアーティスティックになる。ロクロ使いとむつかしい釉薬の色出しと薪(まき・木材)窯での何年もの「炎と釉薬」のハーモニー経験によって少しづつ少しづつ到達できるかも知れないぐらいの芸術領域、あまり知られていないがマイケル・テイラーの釉薬遣いは美しい、西欧の人にしか出せない色がある。使うというよりも飾るという感覚が近い。ブラウンの瞳とブルーの瞳では映る色が違うのかも知れない。それらは全て窯の周辺にある自然背景からインスピレーションされた色、グレイジーズの美を日本に紹介したい。イギリスで作陶、見て知っていただきたい。器の美。(文・MWL オリジナル)
¥39,600 Φ35.5cm H10cm
Art for all Made in North Devon where west England
by Made With Love Store
森さんのデザインの展示会中です。是非ご覧頂きたく、そしてお茶碗を新しく追加してください。お待ちしています。
これは森正洋が考えた一筆で描くデザインの茶碗である。今も波佐見の人が手で描いている。だから二つとして同じものはない。プリントはしていない、手で描いている。磁器の器の形の成型は型で作られている。だから今も価格は驚くほどの安さだ。型と言えども作りには時間はかかるし、手間もかかる、そして仕上げは手描きだ。なのに驚くような安さの価格がついている、今も。
日本人の琴線、「赤い糸」結ばれるであります。スタートするタイミングにこれほどふさわしい器はないだろう。贈っても、いただいても嬉しいもので、この器を忘れることはないだろう。若い方々へのプレゼントには最適だろうと、私など思ってしまう。
波佐見の森デザインの食器に似ている、デザインではなくて、作り方や思想が、であるが。ヒースセラミックスという食器がある、1948年に創業している、サンフランシスコの北の郊外、今となってはパロアルトなどのITリッチな企業の若い従業員たちが憧れ住む街となっている、普通に年収3千万ぐらいの。サウサリートという今や高級住宅地になった街にある。作りは型でできた磁器に手加工を最後に載せる手法、思想も、アメリカと言えど、大戦後の帰還兵が膨大に帰国してのベビーブームとその旺盛な需要による、高度経済成長が始まった時代のもの、「アイクラーホーム」などのプレハブ住宅、日本のプレハブハウスメーカの始まった頃と同じ、その世代の人たちに新しいデザインとして、「使いやすく、生活の中に馴染むモノ」という思想はほぼ同じように始まっている。西海岸を代表する思想の今も優れた、成型の食器として手作りの大事な部分や色が特徴で魅力的な製品となっている、森デザインの思想に近い。しかし価格は時代に対応した価格になっている。つまり安くはない。あたり前の価格がつけられている。
森デザインを思う時、いつも片方で頭をよぎるのがヒースセラミックスの存在だった。つまりセラミックスタンダードがここにあるということだ。
投稿日: 2月 15, 2024
JW ANDERSON at NY
ロエベのクリエイティヴ・ディクレターであり取締役であるジョナサン・アンダーソン 自身のブランドJW ANDERSONのデザイナーでもある。イギリス人で、普段の本人は至って普通の格好をしている、極めてイギリス人的なトラッドマインドな人である、ドリスのように、この世代の人としての。息子ぐらいの年齢だが。また、アートとクラフトの熱心な支持者である。このティーカップもイギリスの有名などこででも見かけるものであるが彼がフィーチャーするとまた違うものになる。このSSのコレクションである。
ロエベ、JW ANDERSON ともにLVMH の傘下にある。いずれ単体としてのルィ・ヴィトンのアーティスティックディレクターになるだろう、それが相応しい。これらハイ・ブランドにはクラフトへの理解や情熱がまず基礎、そういう意味でジョナサンは相応しい。
小北條さんはサーフィンをされていまして、神奈川のウチにお越しのおりは足を伸ばして鎌倉方面へ、そして海に入られたりと、神奈川 LIFE をenjoy されています。
やはり自分の日常には切って切り離せないものが並んでいます。ダブルジョブを持ちながら、休みの日は自然からもらうパワーや、目に入る2度とはない景色や波にゆだねている。新しい発想が出てきそうですよね。きっといい時間でしょうね。