6月 11, 2022
6月 11, 2022
MY DIGITAL COCKPIT
6月 11, 2022
谷川 仁 緋襷の絞り出し急須
谷川仁の炎を扱う二つ目の手法、それは緋襷(火襷・ひだすき)である。藁(わら)を巻いて焼成する。緋襷のルーツは須恵器(すえき)と呼ばれる焼き物である。古墳時代に朝鮮半島から、日本各地にひろがった。須恵器は「焼き締め」という方法で作られている。釉薬(うわぐすり)を使わず、高い温度で時間をかけて焼き上げることで、粘土が固く締まります。この須恵器から焼き締めの方法の技法が鎌倉時代から室町にかけて日本の六古窯などの各地に伝わっていきました。一見素朴な造形ですが、よく見るとその表情は、実に変化に富んでいます。
この素朴な味の何が美しいのか、私にも謎であった。やはり言葉にするには難しい、頭じゃなくて心、自分で使って心で感じることだと思う。
まるで炎が踊っているような、不思議な模様。釉薬も使わずにどうやって焼くのでしょうか?
それは、窯の中で焼き上げるうちにおこる窯変です。炎の特徴というか、そういうものを知らないと、なかなか窯は焼けない、だから、土と炎の特徴に逆らわずに、助けてもらいながら焼くということにあると言われています。
緋襷(ひだすき)は、焼く前に藁(わら)を器に直接たすきがけに巻き付けている。器を運ぶ時に使った藁を取り忘れてたとことから、偶然に生まれたと考えられています。緋色の模様は、藁に含まれるアルカリ分と、粘土の鉄分が反応して、浮かび上がったもの、まさに、炎の足跡です。
日本人が土を一番感じる、土への郷愁というか、そういうのがある誰にも、郷愁を感じる、土に対して、そういう焼き物が、土と炎により表現されている。六古窯ならではの焼き物であると言えるかもしれません。
長く付き合うこつは、使う前に10分ほど水に漬けること、土の味わいが増すだけでなく、匂いなどが染み込みにくくなる、釉薬を使わない焼き物の特徴でもあります。
焼き上げる技術だけを捉えるのではなく「見立て」である、その安土桃山の頃に京都でしきりに謂われたもの、その精神性で静かに対象を見て、見つけなければ、その類稀な対象物の本質には出会えないと私なら思う、当然の事乍ら、価格などでは全くないのだと谷川さんなら謂いそうなのだが、、、どうだろう。
煎茶は深いのである。
急須や茶器は焼き物の中でも最も難しい範疇に入るように思う。「茶」がともなうからだ、煎茶であるが故にである。焼き上げる技術だけではなくて、そこに存在する精神性を問うてきたのが日本人だからだ。本物の茶器を使って飲むお茶を大事に繋げていきたいと思う。茶農家、茶業、陶芸の産地がかかわる世界は楽しい。
6月 10, 2022
ヤタロウ’ズ グラノーラ
ウチの安定した定番。ヤタロウさんちのグラノーラ。毎日食べても飽きない味。
聴き飽きない旋律の「スピッツ」みたいで。
6月 10, 2022
MWL ORIGINALS 伊勢茶
MWL ORIGINALS お茶のシリーズ、全国へ発送いたします。送料は3個ぐらいまでが入る箱なら250円でお送りできます。是非この機会にご注文お待ちしております。美味しいMWL STOREのお茶です。
6月 10, 2022
白い
白い陶器、磁器でないところに魅力ありますね。上の二つは炻器で一番下は陶器です。どちらもとても魅力的な真っ白です。白シャツのように素敵。各々一個しかありません。茶器はオンラインにあります。(完売しました)
6月 09, 2022
マーヴェリック
本日休みで、昼からみなとみらいへ念願のマーヴェリックへ、コロナで制作から2年ぐらい公開が遅れたのかな。ONE はとにかく何度も見ましたね。KAWASAKI NINJA の影響でね、今回も出ていました新しいNINJAとともに、今回はNINJA H2のカーボンなのかな360万のやつですね、戦闘機とサンディエゴのミラマーで競争してます。やはりノーヘルなんですね。いやあ涙なしには見れません。
6月 09, 2022
レーズントーストサンド
うちの店の名前はMADE WITH LOVE ほぼ食に根ざしたフレーズでアメリカじゃ使われますが、僕はそのキーワードを全てのモノ、うちで扱わさせていただいているもの、すべてにかけています。その視点でまず出会えているのかが重要だと考えています。頭の中じゃすでに100坪ぐらいの店が出来ています。
石川町の駅前にあるMADE WITH LOVE STORE ブログ見てないでお店に来てください。話を聞いてください、いろんな発見につながります。
MWL STORE
6月 08, 2022
飲みませ、伊勢茶。
6月 07, 2022
アマモ
私の前に途はない、私の跡に途ができる。
谷川仁の創作を理解するには深く掘り下げる必要を感じたのである。たかが急須、されど急須である。私の心の中心に常にあるのは急須である、美味しいわずかな産地の”茶”とともに。
谷川仁の創作の中で最も重要な存在の藻掛け急須、それの元がアマモである。色んなことを調べていく過程で教えてもらっている、いろんな引用をいろんな側面から検証して、その中心にあるものを確たる信ずるものに組み上げていく。斜め読みで理解することは嫌いである。そこに学びはない、忘却するのみだ。必ず何かに残す。
これも近くの高校生の子の一言から出た、「学び」である、学びのきっかけは逃さない。人間であることの証明は学びと読書である。老いては子に教えられることがどんどん多くなる、謙虚に耳を傾ける必要がある。
海遊館ブログより引用
アマモは、海にはえる海草(うみくさ)の仲間で、海藻ではない。アマモは、根・茎・葉の区別があり、花を咲かせて種を作る種子植物です。アマモが好むのは、波静かな入り江や内湾の浅場で、泥の多い砂地に地下茎と根をはってくらしている。
アマモの群落はアマモ場と呼ばれる。アマモ場には動物プランクトンやゴカイ、ワレカラ、ヨコエビなどがすみつき、それを食べる動物が多く集まる。また、エサが豊富なだけでなく、稚魚などが大型の敵から身を守る隠れ家としても役立ち。時にはアオリイカなどが卵を産みつけにやってくる。アマモ場の働きはその他に、海水の汚れを取り除いたり、水中の酸素を増やしたり、海底の土壌を安定化させたりと様々である。
上記の様に、生き物にとっての環境を良くするアマモ場は、かつてたくさんあった。しかし、埋め立てや護岸工事によってアマモが育つ浅場は全国でもなくなりつつあって、近年では、各地での環境再生の取り組みで浅場が作られ、残っていたアマモ場からの種の広がりや移植などの効果で、アマモ場が少しづつ増えてきているようだ。
アマモ場をよみがえらせる取り組みは全国に広がりを見せ、毎年1回「全国アマモサミット」という形で大会が開かれている。アマモやアマモ場に興味がある方、ぜひ参加してみてはいかがだろうか。
詳しくはhttp://www.hannannoumi.com/まで。
ここからは、「里海~山・森・川・海~全てが調和して自然と生命を造る」より引用
地下茎をかじればわかる
Heterozostera属
Phyllospadix属(スガモ属)
Zostera属(アマモ属)
竜宮の乙姫の元結の切外し (リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ)
この「アマモ」には植物でもっとも長い「別名」がある。
その「別名」とは、・・・「リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ」。なんと21文字!漢字と平仮名になおすと「竜宮の乙姫の元結の切りはずし」
つまり、竜宮城の乙姫が束ねて結った髪を切りはずしたもの、という意味。昔の人は、海岸に漂着したこの植物の細長い葉を見て、竜宮城にすむ乙姫の切れた髪が深海から流れついたようすを連想し、そう名づけたのだろう。
さあ、藻掛けの急須を使う理由が確たるものになった。藻掛けを集めて行こう。
藻掛けなら「谷川仁」学び続けることで作家の発する意味を理解して、美味しい、限られた産地のお茶とともにMWL STORE でどうぞ。伊勢と出雲と奈良です。すべてに選んでいる意味とストーリーがある。
アマモはとても想いの深い植物であり、知多半島の人々に色々な影響を与えてきている。