投稿日: 10月 24, 2016

かねきの伊勢茶。

カテゴリー: おいしい, お取り扱い商品

かねき伊藤彦市商店さまのお茶。
「かねきの伊勢茶」の特徴はブレンド、つまり「合組」と言われるお茶特有の技術にあります。
「かねき特上煎茶」は煎茶ストレート、かねきの茶師(茶審査技術十段)が厳選し仕上げた逸品。
歴史により、伝えられる、安定した美味しさを追求、提供できる技術は今の時代においても尚、茶問屋さんならではのことだと言えます。私どものお客さまの中にも茶問屋さんの製品をあえて求めらる方がおられます、それは味の安心感があるからだと、おっしゃっておられました。茶師の技術に裏付けられる品質、それが信用となります。また改めて知った、産地やお茶を売る形態の特徴をお教えいただきました。お茶を置いていますと、お客様からお教えいただく知識の多いことに驚かされます、それらは本やネットその他のことで学べないことが多いように感じております。
先日、再度、関のかねきさんのところまで足を運びました。いろんなお話を直接お聞きしたかったからです。お茶が始まったばかりの私たちには、学ぶことだけがその生命線です。丁寧にお伝えしてまいります。

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なんと美しい街並みなのでしょうか、関の宿、伊勢詣りの要所です。
街の歴史とともにある茶商さんですね。

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「かねき」の十段・茶師が厳選し作る「かねき特上煎茶」安定した煎茶ならではの味わい。

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一方樹齢100年の木から採れる、「在来種」の貴重なお茶。歴史ある茶商ならではの製品。
それは個性でありブランドとして、何を大事にしているかの主張でもあります。

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PHOTO:MWL STORE 伊勢茶問屋・かねき伊藤彦市商店にて

投稿日: 10月 22, 2016

奈良ホテル

カテゴリー: おいしい, お取り扱い商品

今年の夏の旅行で奈良ホテルに泊まりました。
その素晴らしさは幼い頃から伝え聞いてはいたものの、見ると体験するではかなり異なりました。
部屋に用意されていた煎茶、これがティーファーム井ノ倉さんへの思いを決定的なものにしました。
なんとも甘く芳醇で深く濃い、こんな煎茶があったのか、お茶への思いを改めて正された感じでしょうか。
これは、取り扱いたい、まだ知らない人たちに自分が感じた感動を自からが直接「口伝」でお伝えして行きたいと、、、決意。
もちろんティーファームさんの存在は知っていたものの、決定的になった瞬間でした。

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PHOTO:MWL STORE

 

投稿日: 10月 21, 2016

お茶の花。

カテゴリー: お取り扱い商品

昨日、出雲の西製茶所さまから納品がありました。
なんとその箱の一つに、丁寧に梱包されたお茶の花が。。。
なんだか、とても嬉しくなりました、そんなお気遣いをお持ちいただいて、私どもからの注文にお応えいただいていますことが。
お茶の花はご覧いただいていますように可憐です。この時期に咲き、シーズンの終わりを告げに来る。
たまたま、昨日お越しいただいていたお客さまからも、めずらしいねー今時、これが種なんだよね、土に植えると来年芽が出るよ、とも。
花器に挿し変えると、一層、可憐な表情が際立ちました。
虫の食べあと残る、花も実もある、秋冬(しゅうとう)のお茶の木、かな。
てんとう虫、とんぼ、あいがもと共に、野に咲く、西製茶所です。

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育陶園・カマニーと。

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一里塚本業窯、麦藁手と。

PHOTO:MWL STORE

 

 

投稿日: 10月 17, 2016

Dieter Rams and Jonathan Ive

カテゴリー: Liberal Arts

Deiter Rams ディーター・ラムスとは往年のBraun社の秀逸な電気製品全般をデザインした人です。そしてMWL STOREで使用中の壁面什器のVITSOE/ヴィツゥの機能設計とデザインをしたデザイナーです、1960年、半世紀も以前に。MWL STORE の壁面什器がVITSOEでなければならなかったゆえんです。引き算の人。

ラムスの言葉の中に直接言及はありませんが、デザイン、特に商業デザインに於けるリベラルアーツの大切さを示唆しているように思います。ブラウンの時代にはあまりにも先進的であったデザインは、50年 近く経過して、アイヴやスティーブの力や閃きを借りて「アップル」というある意味人類史上に於ける「現象」としてリベラルアーツを付加し、花開いたのかも知れません、私の持論ではありますが、、、ですから最近の大学に於けるリベラルアーツを重視する傾向は、結果を出すまでの基礎研究教養として必要で不可欠なものであると言えます。先人の閃きの人、が作った基礎研究を今の時代のテクノロジーを得て「大衆」のものとする、それこそが今求められているものだと思います。

ディーター・ラムスのデザインはAppleのデザインに大きな影響を与えています、アップル社デザイン総責任者のジョナサン・アイヴに。
ここで言うデザインとは見えるデザインというだけでなく、機能と中身、ライフスタイルを含めたデザインを指します。

ディーター・ラムス10の言葉。
1. Good design should be innovative.
2. Good design should make a product useful.
3. Good design is aesthetic design.
4. Good design will make a product understandable.
5. Good design is unobtrusive.
6. Good design is honest.
7. Good design is long-lived.
8. Good design is thorough down to the last detail.
9. Good design is environmentally friendly.
Last but not least,
10. Good design is as little design as possible.

デザイナー(企業の)はアーチストではない、ある種ビジネスマンのようなものだ、しばしばそれを混同することがある。
しかし、ほんのひとにぎりの企業でそれが存在する、アーチストで、ビジネスマンであることが。
今現存するアメリカの企業でね。
それがアップルだ。(要約)

投稿日: 10月 16, 2016

「ティーファーム井ノ倉」のお茶。

カテゴリー: お取り扱い商品

奈良・月ヶ瀬の「ティーファーム井ノ倉」さまのお茶をお取り扱いさせていただけることになりました。とても嬉しいことであります。そして、やはり現地をお訪ねして、お話をお聞きしてまいりました。
奈良・大和茶、中でも月ヶ瀬地区。訪問させていただき、思いましたのは、なんか、すでに天から選ばれているエリアだなと思ったことでした、色んなものがありのままに、美しくある自然、起伏に富んだ丘陵の頂にある茶畑や、伺ったその日の気候の感じ、年間の降雨量が絶対的である茶畑背景からしても月ヶ瀬周辺の気候は茶園にとって、天から選ばれた地と感じたのでした。
今回は京都から入りました、京都から宇治周辺を抜けて奈良、柳生十兵衛の里、そして月ヶ瀬の郷へと続く道は、否が応でも、少しでも茶を志そうとする人間にとって、期待が膨らみすぎる、茶街道なのであります。
そして辿り着いたのが「ティーファーム井ノ倉」
辿り着くという感じが正しい特別感がありました。
11代目当主・井ノ倉光博さんは忙しく、今年最後のお茶を生産されておられました。
7ヘクタールの茶畑、ブレンドしていません。つまりウィスキーで言うと、シングルモルトっていうところでしょうか、希少です。自ずから生産量も限られてきます。そして、エコファーマーです。
日本各地の優れた、天から選ばれた茶園をお訪ねするにつけ、お話をお聞きするにつけ、思うのは、365日24時間ということ、とくに茶葉が育っている季節の間は1秒という単位で時間が動いています、大げさではなく、1秒という単位がお茶の品質や味覚に影響している、それを感じて生産に向かいあっておられるということです。
また、このような素敵な出会いに巡り合うことができました。そして、私たちの使命は産地と生産者さまの思いのこもった素晴らしく、「おいしい製品」を、正しく、最終の受け取りてとしての横浜の地のエンドユーザーさまに、その素晴らしさをお伝えすること、それ一点にあります。
丁寧を心掛けてまいります。

エコファーマーとは  eco+farmer
持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律(1999年制定)に基づいて認定された農業者。都道府県が定める指針に基づいて,持続性の高い農法とされる堆肥による土づくり,化学肥料・農薬低減技術を組み合わせて農業生産を行う農業生産者。

 

 

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PHOTO: MWL STORE、ティーファーム井ノ倉、ならじかん、より引用
TEA & TEA ARTS from MADE WITH LOVE STORE

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投稿日: 10月 13, 2016

高峰秀子さんのライフスタイル。

カテゴリー: Liberal Arts

ライフスタイルという言葉が日本にまだ無かった時代のライフスタイルを構築した人。女優・高峰 秀子さん。
今でこそ、当たり前のようにライフスタイルという言葉がありますが、この時代にはなかなかなかった、生きること、豊かになりたいということがまず優先され、価値観の上位にあったからだと思われます。たとえ豊かであったとしても、そこまで視点が行かなかった。未だに高峰さんにスポットが当たるのは、やはり心の豊かさがあってこそのことだろうと教えていただけるからですかね。
時代を超えて知るものを振り返り、スポットを当てることも大事で、同じ時代を生きているモノやコトから学ぶこともさることながら、過去の歴史の中にある学びに、おぉっていうものが多いように思うのですが、どうでしょうか。

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投稿日: 10月 12, 2016

HEATH CERAMICS – SAN FRANCISCO CA.

カテゴリー: Liberal Arts

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2~3年前のことです、サンフランシスコ ミッション・ディストリクトの街中に出来たヒースセラミックスの工房とショールーム・ショップとブルーボトルコーヒーが一緒にある夢みたいなところをお訪ねしました。(ヒースは日本では千駄ヶ谷のプレイマウンテンさんで販売されています。MWL STOREにはありません。)
ここ、私が思う理想郷、飲み物がサーブできて、とても(ここ大事)ゆったりとしていて、工房とショップが併設されているという、自分的にはお茶ですね。広い空間でこんなことできればいいですよね。
ヒースはとにかく好きなんです、森 正洋さんと同じ世代なので、活躍の始まりがですね、波佐見思想にも近い、こちらはサウサリートというベイエリア北部フリスコのとても美しい伝説の街に窯が創業されています。

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ゆったりとできる、コーヒーを飲める空間がある、壁の衣裳や椅子などへのこだわりも当然必要で非の打ちどころないものです。なんど見てもため息が出ます、仕方ない、こういうスタイルが好きなのだから。

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ヒースのストックヤードが見える。

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カトラリー、リネン、バッグ、レシピブック、おもちゃもあります。
だけど媚びずに自分たちの主張を通しています、そこです大事なのは、晴耕雨読。
カトラリーにデヴィッド・メラーの取り扱いもあります。デヴィッド・メラーはほんとうに素晴らしい。
イギリスとアメリカのミッドセンチュリーの出会い。

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カリフォルニア・ミッドセンチュリーモダンが圧倒する。
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この壁面のタイルだけを買いに実は5年ほど前に行ったのです、それがヒースとの出会い。

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ちゃんとFOLK & ARTもあります。

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ヨーロッパのインテリアショップと異なる感覚、でもいわゆるアメリカ・アメリカンでもない。北欧とかいろんなのが混ざってる。やり過ぎない引き算の思想がある、意図したというよりも結果的になのかも知れないが、、そもそも引き算の思想は日本のもの「侘び・寂び」。

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シンプルで美しいテーブルディスプレイ
とにかく、リスペクトしかございません。

PHOTO:MWL STORE at Heath Ceramics SF.

投稿日: 10月 09, 2016

EAMES HOUSE CA.

カテゴリー: Liberal Arts

5年前にEames Houseを訪ねました。
最ものリスペクトの対象であり、このご夫婦の生きざまは素敵です。
私には最終的に住宅が一番の興味の対象なのかもしれません。
その中のさらにキッチンとテーブルの上、食卓の一食を丁寧にするための暮らしの在り方とスタイル。
それを突き詰めて行きたいと思っています、一つのスタイルだけにこだわらず。

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歴史の遺跡であるはずなのですが、この当時は家のすぐ近くにこのサインのみでした、さすがです。引き算ですね、なんでも。それこそディテールが際立つってものです。

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まぁ、どきどきしながら歩いてきたら、あのレッド&ブルーはまぎれもなく、ずーと本で何回も見た、チャールズ&レイ・イームズの居所だったところ。出張中に亡くなったチャールズ、その10年後のまったく同じ日に亡くなったレイ、とても仲がよく、ユーモアあふれるクリエイティブを二人で創出し、世界に今も影響与えている。「最も重要な他者」の関係を生涯に渡って築きあげて行った。あまりにも素敵な場所であり、空間でありました。

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有名なイージーチェアとオットマン、住居の中は撮影できない。

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サンタモニカの海岸線の丘の上にある、景色は抜群だが木に覆われていて直接は見えないがそれがまた。

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本とか取材で見る光景はこれ、ブルーの下が正面入り口で、すぐ二階に上がる螺旋階段がありました。
滞在した1時間半ほどはもううなりっぱなしの、興奮状態、ずっと来たかったところで、まさか来れてしかも見ることができて、そして説明付きだったというありえないこと。

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建物の案内と説明をしてくれたエリック、ボランティアでした。

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私達のお店のビッツゥの什器もそうですが、スチールでありプレハブであるということが惹きつける、今建てるにはデザインイメージを加味しながら、時代にあった設計ができます、素材からあらゆることがですね。
もともとはCSH(CASE STUDY HOUSE)の♯8/1949年建築、「雑誌・Arts & Architectureのスポンサードで実施の実験的住宅建築プログラムでそのほとんどは西海岸・ロサンゼルスで28棟作られた」での登録です、アメリカといえど戦後の物資が不足し、ベビーブームが起こった時代の新しい住居提案だったわけです、工場でつくる家、つまりプレハブ、その考えをうまく具現化し、作っているのが、今の日本の大手ハウスメーカー、CSHは大きな影響を与え続けていますね。

PHOTO:MWL STORE 、EAMES HOUSE にて撮影。