前半展として、石川町店としての最後の〆の企画展を飾っていただきます「白雲窯」さま。移転のための休み期間を挟んで、元町店の開業からは後半展として引き続き開催いたします。(元町店への移転開業は5月下旬を予定、後日詳報いたします)
前半展として、石川町店としての最後の〆の企画展を飾っていただきます「白雲窯」さま。移転のための休み期間を挟んで、元町店の開業からは後半展として引き続き開催いたします。(元町店への移転開業は5月下旬を予定、後日詳報いたします)
見逃すにはあまりにも惜しい作品。
あまりに素晴らしい工芸品に出会ってしまうということがある。これがそれだった。
紐や糸を手で編み、結び目を作ることで模様を生み出していく技法を「マクラメ」といいます。語源はアラビア語の「ムクラム」で、「交差して結ぶ」という意味があります。
「マクラメ」は、世界各地で伝統的に受け継がれているため、英語やフランス語、イタリア語など複数の言語で共通して使える言葉です。
マダガスカルの、世界でも最高品質のラフィア素材で、現地のとても熟練した人たちが、昼間は農作業、夜の時間を費やして何日もかけて編み上げているものです。
ハンドメイドの極致です。「お値段以上」などという言葉を軽くは言えない、そんなものはどこにでもあるものではないから、だいたい価格相応なのだから。とまぁ、先進国の論理を振りかざすのもいかがでしょうかと自嘲します。
いや、とにかく美しい、カタチ、これを創るためにディレクションした人に敬意、編むのは現地の方でしょうが、このカタチでという大きな視点で指示を出す人は人でいるわけで、その人の、こういうプリミティヴに対してどういうカタチ、デザインが相応しいかを考えるむずかしさって、あると思うのです。それが素材と技術とデザイン、ま、そして価格が高い次元でハーモニーした。
こういうものも、入荷したからっていくつもあるわけではなくて、ある種出会いみたいなもので、無くなれば、また来年ということになる、夏になる前に売れる、夏バッグなのだから、せいぜいあとひと月がピークということだろうと思うのだが。いいものはどんどん無くなる、いいものを見逃さないで。。。一球入魂のセレクトバイイングをしています。点で勝負するMWL。だからいくらでも語れます。
うちがリトルスカーレットにこだわる理由。
チップトリーはこだわったグロサリーストアの棚に行けば、世界中だいたい並んでいますが。この「リトル・スカーレット」だけは特別です。価格も同社の製品の中でも抜けています。 輸入は三菱食品
英国王室御用達 リトル・スカーレットは香り豊かな小粒のイチゴです。自家農園で収穫したイチゴのみを使用しています。この規模での自家農園は珍しいです、それだけ大事にしているということです。
このボトルのラベルデザインにございますように、その会社ウィルキン&サンズはエセックス州の果樹園として1885年にスタートしていまして。その名称の下の表記には誇らしげに「コンサーヴ」とあります。ここがこのリトル ・スカーレットの大事なところで、ジャムでもプリザーブでもなくてコンサーブと呼んでいます。英語のconserveには「大事なものを大切に保存する」という意味があります。ウィルキン&サンズはどんなに多く作ろうとも原料である果物は収穫してから数時間以内に加工することを不文律として、100年以上の看板商品となってきたのです。100年の歴史を紡いできて、愛されてきた理由がここにありました。ここでもポイントは、直向(ひたむき)な彼らの製品づくりの日々です。
そのチップトリーのジャムの中でも特別なのがこの「リトル・スカーレット」創業者のウィルキンさんが100年以上も前にアメリカを訪れた時に見つけた野生のイチゴで、このイチゴが素晴らしいジャムになると見抜いてウィルキンさんがイギリスに持ち帰ったのですが、元はアメリカのイチゴでした。その名の通り真っ赤で小さなイチゴ、小さいからジャムにするにはたくさんの量を手摘みで行われなければならず、人も時間も労力もいる、しかも収穫の時期は通常のイチゴに比べて短く3週間という。それを過ぎると熟しすぎてしまうようです、当然、たくさんは収穫できません。今も工場近くの農場で生産されていて、謂わば、チップトリーの中のチップトリーと言えるジャム、電車の駅も止まらないような小さな村から生まれる世界への輸出品、そこには世界で愛されているストーリーがあります。
以前にもここでご紹介はしましたが、2004年にはアメリカの新聞 ワシントンポストがチップトリーのその物語を取り上げています。
アビーバック W27 L20 マチ5 ハンドル48cm
3,795円
レザーの持ち手がついた、ワンハンドルのアビーバック、小さめのサイズ感ですが、マチがついているので見た目より収納力があります。ファスナーに付いた長めのレザーストラップがアクセントになります。ラフィアのバックなどのバックインバックとしても最適で洒落ています。
いずれも自然素材、夏に欠かせない心地よいアイテム。
メゾンカイザーの小麦粉、オーガニックレーズンを半端なく入れるといういつもの。
大きなお皿は、今月下旬からMWL石川町店での丹波地方の「白雲窯展」の村山光生さんの掛け分け。
バゲット以外は自分焼、バゲットはできない。
水のおいしいお店さんであります。何がどうこうってことを存じませんが、うどんに使われる水にこだわりがあると思う、これだけの内容で手造りされるのだから。だからおいしいのだろう、最初に出てきたグラスを一口呑んで、二度三度と呑むうちに確信した。水のおいしい食べ物屋さんは信じれるというのは僕の信念である。うどんを食べる前にそれを思ったのであります。
うちで売るわけではありませんが、アルチザンのテロワールのいい話なのでご紹介。
4月1日に公開された龍力の「神龍錦」の話。姫路の銘酒:龍力(たつりき)である。4月12日に販売がスタートする、新しい酒。兵庫県の真ん中あたり、世界遺産の姫路城があるところ、酒米の「山田錦」が育つエリア、神戸から播州に属する。
2011年、山田錦と神力の交配をスタートし、育った籾15粒から5株選抜した。神龍錦を開発するにあたり、稈長(茎の長さ)が短く
この3点を重視し、12年もの間、毎年この選抜を繰り返したという。田植え、人工交配、刈り、種の選抜の工程全てを自社で行い、次世代を担う酒米になるかもしれないという想いとともに育ててきたという。2種類の米を「掛け合わせて」誕生した新品種「神龍錦」の誕生である。
とても呑むのが楽しみで来週やってくるであーる。
酒の主役はあくまでも料理だ、何で呑むかな。テロワールの文化的背景を想いながら食べて呑む。日本の文化は酒である。
お洒落の尺度としてのかごバッグの使い方の上手いパリジェンヌ(女性)、パリジャン(男性)こういう姿はパリだけに限られる。お洒落とは文化性の尺度とも言えるように思う。ふだん日常に使うバッグとお出かけに使うバッグを使いわける。ただただエコバッグだけを使わない、目的を持って使う。昔の日本の築地バッグなどは日本にも用途があって、着物を着て買い物という、文化に基づくスタイルがあったように思う。パリの姿は今もこれからも変わらない。良いと思われるものは洋服やスタイルとともに参考にしたいものです。
手編みの素晴らしい創造性とテクニックと天然素材の気持ち良さ、自然に還る素材のバッグ。
うちが天然素材のバッグにこだわる理由がここにある。パリジャンは自然にそういう風に考える、それは文化の歴史から。
天然素材のバッグでお洒落しよう。大人がお洒落なパリでございます。