デヴィッド・メラー、1960年代イギリスで活躍したデザイナー、海外のデザイナーで最も好きなデザイナーです。装飾を排除したデザイン性、引き算の上に成り立っていると言っていい、シンプルでありながらも圧倒的なデザイン感は、彼以降の現代においても、その存在を上回るものはありません。
その時代の代表作、左から歩道の車止め、バス停、ベンチ、街路灯、ゴミ箱、とても昔のデザインとは思えない。
中でも驚きなのが、この1965年にデザインされている押しボタン式歩道のデザイン、50年前のものですよ、もうその先進性には驚きしかありません。
ポストのデザインも。
これはシェフィールドのデザインミュージアムの外部展示。
有名な信号のデザイン。街のサインを見やすく、美しくした功績は大きい。
ロンドンから3時間弱ぐらいの北、シェフィールドにあります。これはカトラリーの工房です、優れたデザインが生まれる場所は大体その環境の美しさが違います。私の各地での経験上の感想です。
ミュージアムショップがあり、これも美しい。
このサインも完璧だと思いません?だからもう隅々まで違うのです、そこから生まれているプロダクトが他と同じはずがないのです。
PHOTO:DAVID MELLOR, de zeen magazine
改めて、デザインとは何か、美しいものとは何かを問いかけてくるようですね。