「続・深夜食堂」ふたたび、心と小腹を満たします。
食堂の映画ですから食事のシーンがよく出てきます。その器の構成のセンスの良さが光ります。テレビドラマの頃からのファンで、映像の緻密さ、光とアングル、小物の配置、役者さんのそれぞれの上手さ。小林さんがお上手過ぎてますが、ナレーションしても何しても才のある人とはこういう方のことなのでしょうね。
スタイリストさんがされているのでしょうが、器にまで気を配って作っているという、監督さんの思想が素敵ですね。そして配役として、もう上手い人しか出ていません。小津安二郎さんが映画の中のシーンの見え方のセンスにこだわったように、残り続ける映画の要素なのかも知れません。
11月5日(土)に公開です。