投稿日: 8月 19, 2016

内装のお話。

カテゴリー: Liberal Arts

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内装を作っていくにあたり、いいなと思ったショップの一つはこの写真の、ニューヨークのTHE APARTMENT by The Lineで、素敵なお店です。この写真に出てくるものはほぼすべて売っているものです、服を含めて。自分は住居のように見えるミニマルでシンプルな構成をしたいとずっと思っていました、出来るだけ装飾を取り除いた引き算で。それは長く居れる空間を意味しています。壁面に使われているVITSOEの収納はニューヨークではよく見かけます、でも私がいいなと思ったのはロンドンのVITSOEショールームで触れてからで、いつかお店を持つ時に使えればいいなと思っていました。構成やデザインがシンプルすぎるので見落としがちですが、実はお店などの什器にとてもよく使われています。イギリスのミッドセンチュリーの時代から今まで続くものです。随分前にもパリのコレットでも使われていました。こういうバウハウス的な壁面収納はドイツのインターリュプケに始まりスイスのUSMハラーなど、好きなものは多いのですが、自分が考えるお店にはVITSOEがいいなと思っていました。

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PHOTOはTHE APARTMENT by The Lineより引用。

ここから下3枚はニューヨークの小さなお店、ここも内装がモダンシンプルで素敵なお店です。やはりミッドセンチュリーの頃のスチールシステムファニチャーと思われる什器を使っています、ニューヨークにはこういう小さくて素敵なショップ、雑貨と服、本、アート、などの複合な構成が多いですね。

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PHOTO:PROJECT No.8 NY.

投稿日: 8月 18, 2016

美しいものが美しい。

カテゴリー: Philosophy

スクリーンショット 2016-08-18 2.08.01PHOTO:松本民藝館にて

私どもが何を基準にした目線を持ち合わせているか、と申しますと、丸山太郎さんのこの言葉、松本民藝館で見たものですが、この言葉がすっと体に入ってきました。限られたスペースの店舗に商品を選ぶ時の一つの基準がここにありました。やはり、私も「美しいものが美しい」と思うのです。美に国境はありませんから。

投稿日: 8月 17, 2016

器とお茶のお店を始めました。

カテゴリー: Philosophy

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「器とお茶のお店」を始めたわけですが、何からそうなったかと言いましたら、それは色々なコトがあります。ありますが、その中でも決定的に影響を受けていますのは、このお二人の方、民藝の食器を創った人ではありません。鳥取の吉田璋也さんはデザインの美しさを求めてこの世界に入られています。松本の丸山太郎さんは作家でありました。松本の老舗雑貨商「ちきりや」の長男、あととりだった、ただのあととりではなかったのですが。このお二人のセンスの良さといいますか、編集力の素晴らしさが単に物や作品だけではない、この世界の魅力を教えてくれたのでした。選択と編集の妙だと思っております。これが決定的でして、民藝だけにこだわらない、素晴らしく素敵なものを世界から、現在の視点でまとめてみよう、内装も、凡ゆる物の一点一点を、、、そう考えての始まりでした、まだまだ、まだまだヨチヨチ歩き、いや歩けてもいないのかも知れませんが、日々学んで行こうと思うのです。