神奈川・溝の口生まれの、栃木県益子を産地として隆盛させた、民藝界の巨人・濱田庄司。
濱田庄司をして、私の陶芸家としての人生は「京都で道を見つけ、英国で始まり、沖縄で学び、益子で育った」と言わしめた産地、沖縄・壺屋。日本における焼き物の学びのルーツ、それは沖縄。
沖縄の焼き物(やちむん)300年の歴史がある「壺屋」地区、その沖縄陶芸のルーツである地域に根ざし、大切な家族、仲間と「壺屋焼」づくりを継承しています。沖縄の土と手作りの釉薬にこだわる「壺屋の育陶園」沖縄の伝統が今に生きています。
MWL STOREでは「Kamany」というシリーズに注目しました。受け継がれている壺屋焼の技法を今のデザインに生かして、現代の製品に仕上げています、日本の産地の中でも沖縄でしか出せないその表情は、時を味わうというコンセプトのもと、おおらかな沖縄の背景が産み出した、デザインであり色、質感だと思います。今に生きる沖縄モダニズム、それを育陶園のKamanyに見ました。
PHOTO:育陶園