投稿日: 11月 27, 2016

ビュフェとアナベル

カテゴリー: Liberal Arts

この人ほど「ファッション」と直結する画家を私は知らない。
弱冠二十歳にしてフランス画壇に彗星のように現れて、線を強調する独自の画風を完成させていった、ビュフェ。
一方、カフェ隆盛な頃のサンジェルマン・デ・プレにおいて
そのエキゾチックな美貌でパリの華となっていった、アナベル。

互いを深く尊敬し、その才能を認め合い
以来、41年という歳月を冷めやらぬ情熱で
重要な他者 として共に生きた、二人
生きた人生そのものが ファッションだった。

なんと、人生においてファッションが重要なのでしょう。
洋服や、ただ着飾るということでなく、そのアティチュード
立ち向かう姿勢、とでもファッションを解釈しましょうか。
表面でなく、そこから窺える、その表面から見える内面
それがファッション。

フランス人からそれを学ぶことがとても多い
例えばコルビュジェ(実際はスイス人)
ほとんどをパリで活躍しました。
時代を作った文化人ほど おしゃれが極まっていて
その影響力を今も受け続けています。
みんな、一義的な「ファッション」という解釈ではございませんね。

ビュフェ美術館、必ず行くべきです、世界最大の2000点に及ぶ収蔵作品に 圧倒されてしまいます、「圧倒」を、見るべきです。
これは日本の知的財産であります、フランスと日本との友好の架け橋として とても重要な美術館、感じるものはたくさんあるはずでございます。

ベルナール・ビュフェ美術館
富士の裾野にございます、もともと横にある「クレマチスの丘」が好きでして、イギリスにおいて薔薇をキング、クレマチスをクィーンと申します、種としての多様性がございます、そして強い。
今の時期は一番花のない時期ではありますが、桜の終わった頃から
この丘は別人になります。
クレマチス、これ以上に美しい花の種を未だ知りません。

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アナベルの言葉より

愛するもの同士の関係は、貴重で生き生きとしていますが、その中で最もむずかしいのが対等という関係です。
習慣よりもまずいのは譲歩です。
小さな意見のぶつかり合いを避け続けていたら、いずれ相手を非難することになってしまいます。
私なら、あとで恨みごとを言うより、言ってしまって後悔する方を選びます。

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「人は愛する女性の中に、いつだって何かを発見するものだ」
ーベルナール・ビュフェー

「彼によって、彼と共に、そして彼のために、私は自分を位置づけることができたのです」  ーアナベルー

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有限会社フォイル 発行:ビュフェとアナベル 監修:ベルナール・ビュフェ美術館
より引用

投稿日: 11月 25, 2016

THE GROVE

カテゴリー: Liberal Arts

全米で坪効率が2番目のSC THE GROVE/LOS ANGELES 天をつくように高いクリスマスツリー、とてもかわいいです。装飾のセンスがいいです、ひとつひとつ、アメリカは景気がいいです、すでに、それにトランプさんの追い風が吹いてます。とにかくSCに人が溢れている、これはブラック・フライデー前ですから、あぁ、今日ですね、今日からですアメリカのクリスマス商戦の本番は、今年はムードからして売れそうな勢い。

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投稿日: 11月 25, 2016

BOSTON / JFK LIBRARY AND MESEUM

カテゴリー: Liberal Arts

わずかな時間しかとれなくて、駆け足ではあったのですが。
念願のJFK LIBRARY AND MUSEUMへ、さすがに訪れる人も少なくて、素晴らしかったです。とてもとても残念なことにキャロライン大使はアメリカに帰ることになります、不思議なくらい日本贔屓な方でした、とても好きです。ジャッキーの娘さんですからね、もうそれはすごいですよ。キャロライン大使ありがとうの思いを込めての訪問でした。

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素敵な建物です。

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ボストンの市街を望む、ボストンの街が好きだったのだろうなぁ。。。

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この当時からデザインやイメージ戦略が確立されていました。多分一番最初の選挙だったと思われます、この間のより全然かっこいいですよね。イメージ戦略ないと勝てない。それを理解するブレーンが要りますね。

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これを60年代にやったのかー

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執務室がそのまま再現されています。

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ジャッキー、ジャクリーン・ケネディ

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次の予定が入っていて立ち寄れなかったのが残念で。なんでもイメージ戦略の重要性を理解しなければ、届かないということですね。

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投稿日: 11月 23, 2016

今週の二枚。

カテゴリー: Liberal Arts

マイケル・フランクス / アート オブ ティー
マイケル・フランクス / スリーピング ジプシー
今週お店でかける2枚。
なぜか、それはアルバムのお題によります、1枚目は「 The Art of Tea」 という、素晴らしい題ですね。マイケル・フランクスはコンサートにも数回でかけてまして、当時かなりシャイな人だったように覚えてます。
うちのお茶つながりのアルバム、勝手にです、だから選んだ。まさにこれが発売された時はビニール、つまりレコードでした、ジャケットもレコード向きのジャケットデザインですよね。だからと言って内容が特にお茶とつながっているわけではないのですが。。。
2枚目 Sleeping Gypsy
セールス的にはこちらが売れた、やはりアントニオの歌というヒット曲を持っていたから。私はアート オブ ティーのアルバムの方が好き。
名曲「アントニオの歌」、も良いですが「淑女の想い」「はるかなるブラジルの地」良いです、中でも1曲目の「淑女の想い」が一番です。ボサノバの影響をフカク受けながらもそれだけでない、バックには当時のクルセイダーズのメンバーが、それだけでも贅沢な音が、すごい、この2枚ともほぼ同じパーソネルですが、ラリー・カールトンのギター、サックスにデヴィッド・サンボーン、キーボードにジョー ・サンプル、彼によりメロディがしっかりしている、トランペットはマイケル・ブレッカーに鬼才トミー・リピューマがプロデューサーという豪華なメンバー、マイケル・フランクスのバックにラリー・カールトンがいるんだから、基礎がしっかりしているわけです。
まあ、2枚ともお茶のようにスーッと入ってくるようなアルバムですね、そっか、それが THE ART OF TEA なのですね。

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投稿日: 11月 13, 2016

BOSTON

カテゴリー: Liberal Arts

ボストンと言えば、ロブスターサンドとニューイングランド・クラムチャウダーです、ということで、夜ごはんはこれになりました。

いろんな意味で新しいアメリカが始まりますね、静かで美しく凛としたボストンの街。 (石川町のお店は今週も、木〜日まで12時から19時まで通常通り営業します。)

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トレーサブルでサスティナブルなシーフード、イートローカルの基本です。

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投稿日: 11月 13, 2016

品揃え。

カテゴリー: Philosophy

単純に品揃えを増やすことは可能だと思います。
しかし、私たちには産地さまとコミットした約束があります。
今の時代に丁寧に、信ずるものだけを取り扱うことの難しさ、それは重々承知の上です。
私たちと私たちの周りにいる信ずべき人たちの言葉を受けながら、一つ一つを大事に、ご紹介していきたい、そんな商品や作品が集まっていきます、まだまだ、まだまだです。
この石川町という、恵まれた背景のお客様に愛していただけるお店になれるよう。

小さなお店にできることはそこからです。
石川町のMWL STOREです。

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投稿日: 11月 11, 2016

日本の伝統

カテゴリー: Liberal Arts

モノを扱う。扱う前にはかなり前から学びの始まりが必要なわけであります。そこから入るべきだと思っております。店頭に出て表現されているものは氷山の一角、小さな小さなお店に表現できるモノ、コトはごく僅かでございます。事前に調べて、産地に赴き、深く話しを聞いて、検討して、考えたあげくに僅かなものが店頭に出てまいります。(選びの決定と産地への赴きが前後する場合もございますが、必ず行きます、話しをします。)それの回りにはたくさんの選ばれなかったものがあるわけです。
さて、この2冊はいつに表現されるネタとしての学びなのでしょうか。。。

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投稿日: 11月 11, 2016

MONOCLE TABLOID

カテゴリー: Liberal Arts

ロンドンで発行されている雑誌にMONOCLEがあります。なんかうまくジャンル分けできませんが、LIKE NO OTHERです、他にない。雑誌とタブロイドが発行されていて、特にこのタブロイド版が好きで参考にしています。
編集者はカナダ人・タイラー・ブリュルレ、大の日本好き、日本贔屓、ある意味において日本人よりも日本の良さに精通している。もともとはインテリア誌のエポックメイキングだったWALL PAPERを立ち上げたメンバー、回りの仲間にはアラスデア・ウィリス(ステラ・マッカートニーの旦那さま)などのもう20年ぐらい前にニューブリティッシュと言われた人たちがいる、でも今のイギリスは彼らが引っ張る。そのタイラー・ブリュルレが雑誌WALL PAPERを成功させ、タイムワーナーにWALL PAPER社を売り抜けて、それで得た資金で、さらに自分のやりたいことを表現しているのがこのMONOCLEです。ほんとに面白いことやってます。

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街のガイドブックも発行してます。これがかなり参考になる、NY歩く時はこれですね。

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わかりやすく編集してる。目利き、ページネーションのセンスもいいですから。

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