リーチ・バー

大阪に出張してました三日ほど、大阪駅周辺ってのはすごいですねー
未来都市感が半端ないです、そしてまだまだ開発中で、JR貨物の梅田駅の跡地の広大な土地、何になるんでしょうか、グランフロントの商業施設や阪急やらもう色々とあって、駅前の広さの規模感とか歩道の幅の大きさとか空中庭園のビルがあったりと、ファサードデザイン、ランドスケープデザインってことでは現状全国で一番いいんじゃないかなって、、、大阪復権ってな感じがして、、、びっくりでした。まだこれからですね、そしてアジアからの観光の方の多いことにもびっくり、いつの間に?ってな感じ、大阪梅田はオーバーストアとよく言われているのですが、アジアの観光の方々の旺盛な意欲で、そうでもないかーと感じ始めました。
いやぁ大阪駅にびっくり、未来都市オオサカ。

初日に時間があり、ロイヤルホテル(リーガロイヤル)のリーチ・バーへ行こうということになり。
何度行ってもいいですね。ロイヤルホテルの創業者はアサヒビールの初代社長の山本為三郎。山本為三郎は文化芸術に関心を寄せ、当時の民藝運動のパトロンとなっています。そういう関係もありこのロイヤルホテルの一階に肝いりのバーナード・リーチ監修のリーチ・バーができたわけです、内装はもちろん英国調、しかし家具は日本の”秋田木工”がつくりました、秋田木工も今や大塚家具傘下、だから時代に残れたわけだと言えます、このウィンザーチェアは今も作っています、そういう意味だと大塚家具さんもえらいな、パトロンです優れた文化継承の。リーチ・バーには民藝レジェンドのアーカイブもたっぷりあります。行く価値があります。
たしかこのロイヤルホテルも建て替えの計画があるように、、、なんとしてもリーチ・バーはリノベして部材など再利用しながら残して欲しいものです、山本為三郎の意思が今も残っていますからね、ホテルとして、関西文化芸術の遺産として残して欲しいなと思うのですが、どうでしょうか。

山本為三郎の実家はガラス瓶をこしらえてました。そしてこの三ツ矢サイダー、帝国鉱泉に瓶を納品していました。そして帝国鉱泉の経営権を取得し、やがて朝日麦酒の経営権も、そしてロイヤルホテルを起業しています。日本の民族系高級ホテルの草分け、東のオークラ、西のロイヤルとして、残していってもらいたいものですね。

アサヒビールが三ツ矢サイダーを大事にし続けるのは自分たちのルーツつまり出自だったわけです、東京に出て大きな会社になったアサヒビール、今もそのルーツを忘れられてはいないわけです、いい話。

兵庫県川西市多田というところの鉱泉を使った鉱泉水で起業、三ツ矢の意味は以下の通り、なんで三ツ矢なんだろうとずっと思っていたのですねー、そしてアサヒビールになった。今も大事にされているところがいいですし、文化を大事する姿勢も山本為三郎が残した風土ですね。

そして三ツ矢サイダーと言えば大瀧詠一、三ツ矢サイダーの爽やかなイメージは、大瀧さんから山下達郎さんに引き継がれていくことになる。全然関係ありませんが、大瀧ミュージックを一曲聴くしかありません。