ゆらぎ・ぬくもりのガラス展は続きます。
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ゆらぎ・ぬくもりのガラス展は続きます。
シュルレアリストのパリ・ガイド こういう視点のパリ・ガイドはおもしろい、出た時から気になっていて。単なる観光のガイドなどではなく、幻視のパリ散歩へ読者を誘おうというわけである。「その発祥地であるパリなくしては、シュルレアリスムは、理解されることも、感知されることもない」というアンリ・ベアールの言葉どおり、日々、パリの街を歩き、生活していた彼らシュルレアリストの感性のありかは、パリの街の風景とそこに醸成された《息づかい》と切っても切れぬ関係にあることをテーマにした本です。シュルレアリストにとって、パリの風景、歴史、地形、そこに流露する《息づかい》が何ゆえに誘惑の対象であったのか、彼らの感性と思考をたどった本と言えるでしょう。
シュルレアリスムとデカダンス 100年前のパリ。
最後は泉涌寺さんへ、今年一年のしめでございます。12月もまた来るけど。なんか気持ちがスッとしますな。
田中俊介さんの真鍮の金属製品が入荷しています。
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投稿日: 11月 24, 2019
ランプの機能はただ明るくするだけではないということを、ヨーロッパに出かけた時に何度も感じる。特に北欧地区。だいたいあちらの照明は煌々と明るくはなく、光の加減を意識して抑えていて情緒的に見える。特に部屋で多くの時間を過ごすことになる寒い時期や年末や年始の特別な人が集まることが多くなる時期の部屋においてのあかりの調節は、情緒ということを考えても光のトーンを抑えているように感じる。ガラスの表面が揺らぎ、そこを通ってくる「あかり」はえも言えぬ情緒的表情を、特にこの時期に感じさせる。ガラスそのものは冷たいのに、そこを通ってくる小さな光はいろんなところに反射を繰り返し、とても暖かく温もりが生まれていて、やさしいのだ。人はなぜあたたかい光が欲しいのだろうか、こころを温めてほしいからだと私は思って疑わない。見つめているとそんな光がこのランプたちにはある、ほっとする。二つとして同じものがない、創り手の心が一つ一つにこもった手創りのランプ、この「あかり」のかがやきはしばらく見つめていたい、そんな「あかり」なのだ。
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