ドーバーロンドン

2004年にロンドンのピカデリーからすぐの静な通りのドーバーストリートに出来た、(株)コムデギャルソンが経営するセレクトショップ。川久保さんの目に叶うものだけが売り場に並んででスタートした。東京にはかなり遅れて2012に開業、その翌年にニューヨーク、他アジアに。川久保怜60代前半の仕事である。

実業家としてのデザイナーの稀有な力を発揮した、今もクリエイティヴと商いの両立ができるブランド、ビジネス力が強い、川久保社長である。

下からの慶應、幼稚舎から、慶應女子高、大学では哲学科だった、ブランド構築に大きく影響したであろう、その当時の学び。

世界(日本を超えて)のビジネスウーマン(デザイナーの側面よりも)の最も成功(世界での評価をして)した人だろう。今年81歳になられる。なんと、である。その側面がもっと評価されていいと思う。

現役の社長として、すでに巨艦の経営の最前線に今もおられる。表参道を歩いていると一人で歩かれている姿を見かけることも多い、常に街を見ておられる。

このSSはやはり白のコットンのこのような傾向に注目が行く、本日から発売のようだ。これはCDG 社の自社ブランド「tao」タオは23年秋に「TEMBEA」とタータンチェックのトートバッグを企画展開している。いい関係である。

人は年齢が行けば行くほと、ファッションが大事になる。50を越えればその領域だろう。自分に似合う服探しだろう。思想がとても大事だ。男はそのほとんどがその興味を失う、男だからだ、女性は違うと私は思う。装いが必要だ、楽しくなるからだ、人生がね。白洲正子さんがいつも言っておられた、陶器の目利きだけではないから人生は、と。