

ファッションのセンスは音楽の感性とリンクする。センスの良い子は音の出し方も違う。歴史はそれを証明している。現在で言うなら藤井風くんだろう、あの服のセンスはすごい、それが音楽性やビデオクリップ、ライブなどにモロに反映している、ヘアデザインもそうだ。
達っぁんのイントロみたいだねライブの。
壁面のスチール製の収納はVITSOEヴィツゥというドイツ起源のウォールマウント式の収納ソリューションという知性の家具その後のいきさつありで今やイギリスの壁面収納の大手、MWL STORE 元町の壁面は全てここの製品、うちの元町ストアーが始まる起源となったもので、収納ソリューションの革命を、まずこれがありの思想で石川町でストアー作り始めた。
ランプはルイスポールセンというデンマークのもの。インテリア照明デザインのモダニズム革命をもたらしたもの。この時代に同時に成長していくブランドだった。
椅子はイームズプライウッドラウンジチェアと言いまして、米『タイム誌』の「20世紀最高のデザイン」に選ばれたチャールズ・イームズプライウッドラウンジチェア。熱と自転車用ポンプを利用して機械で合板に成型処理を施すという実験的な試みから誕生しました。このローチェアはいまなお、熟練の職人技で成型された座面と背もたれが快適な座り心地をもたらします。タイム誌はイームズプライウッドラウンジチェアを、「優雅で、軽やかで、快適。模倣品が数多く存在するが、これを超えるものはない」と評しています。時を経ても色褪せない魅力を備えたこのラウンジチェアであります。
この3点はいずれもミッドセンチュリーデザイン。つまり戦後の旺盛な復興需要に応えるための、大量生産を前提に作られたもの、イームズは家を工場で作るという思想、今のヘーベルハウスなどやセキスイなどもそこからの影響で始まったプレハブである。アメリカの大量の若い帰還兵、戦争が終わり、疲弊した心に夢をもたらすファミリーとホームとBe Happy とカリフォルニの眩しい太陽の輝き。ミッドセンチュリーのデザインは同時期に生まれた、IKEA やhabitat と同じく、旺盛な復興需要を背景とした大量生産が起源である。日本とて同じ、オリンピックや高速道路の整備、住宅地の開発、自動車の爆発的な普及などが高度経済成長という、個人の豊さの背景にあった、去年の数字を毎年超えていくという仕組みの根源であった。反面同時に高速や橋や道路や水道、下水は作り替えの時期が現在の半世紀も経てば来ているのだが、当時のような旺盛な社会成長の基盤はなく、支える人口も少なくなるという、この正念場が少なくともこの先50年続く日本である。もう次の世代が考え、仕組みの作り替えを主導する中央にならなければならない。
小さなクルマ、大きな未来、は小さな国家、大きな未来に置き換えて考えなければならない時代が始まっている。時代は変わる、ディランが歌うように、50年経って、また時代が変わろうとしているのだ。
図らずとも、vitsoe はスチールであり、溶かせば永遠にリサイクル可能であり室内環境で使う限りは腐食することもなく、地震にも強い。そして移転してもどこへ持って行ってもまたそこで組み立てられる。プライウッドチェアは粉砕した木屑を固めて作られる、つまり量産ができて、木のリサイクルの思想から生まれていて、それぞれがすでに70年を超えようとしているのに、環境へのアティチュードは現在のメーカーへの指針となっていると言って過言でない。