投稿日: 6月 19, 2026

蒐集する対象としての価値

カテゴリー: Liberal Arts

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デパートと言えども簡単に出会うことは困難である。それを持ってくる人の『目利きの眼』がいるからです。

今回は名工の300ml以上に蒐集のポイントをあてています。出会ってください、この詳細の美しさに、数々の美しい急須を見ていてそう思う。

吉川雪堂 朱泥急須 330ml     33,000円税込

常滑燒 常滑に於けるやきものの歴史は古い、日本六古窯(常滑、備前、瀬戸、丹波、信楽、越前)の中でも、常滑は最大の古窯趾を有する最古のやきものの地である。その発祥は平安時代から須恵器までも遡る(千年乃至千五百年前) また、中国江蘇省宜興に起こった朱泥の技法も当常滑に於いては安政百年(百二十年前)にすでに試みられていたが、明治十一年に清国の金土恒が来日し、志那式朱泥茶器の製法を伝授するに至り、常滑朱泥の技法は躍進的に向上し、宜興朱泥を凌ぐ程になりました。 更にその後の急速な発展と多くの進歩は常滑朱泥の名声を全国に高め、各種国際展にも出品する等、益々評価を高めております。 この朱泥の製作工程は全部手作業によるもので釉薬を用いず素朴な肌色と穏和な光沢を特色とし、御使用の度合いが深まれば深まる程に器胎に味わい深い光沢と風合いが増す長所が有り多くの人々に御愛用いただいております。 今後ともこの伝統ある朱泥の味わいを生かし新しい時代のセンス要求をも追及して作品の向上をはかる為、日夜精進努力を重ねてまいりたい所存でございます 何卒長らく御愛用と御指導御鞕撻の程をお願い申し上げます

吉川雪堂 

 
 
 
 
 
 
 
 
 

武蔵美や多摩美を出た優れた素質・才能を持たれる若いアート系の女性たちが、この産地、六古窯の常滑に意を決して飛び込んでくるのは、すでに、ただひたすらに造形を極める人たち、特に詳細の美、口先やボデイである。それもその筋を見届けなければわからない造形の美しさがあるからだろう。常滑にはそんな歴史ある物語がふんだんにあるのである。それがまた指先だけで生まれくるという尊さであり、土の美しさや芸術であろう。見落としてはいけない。