森正洋・陶磁器デザインの革新

今週土曜日から森さんの「平形めし茶碗展」です。あらためて茶碗を見つめてください。この優れたものを後世に残していきましょう。九州の想像力の力を。ウタもね。

2002年に行われた作品展の当時の東京国立近代美術館の冊子。これこそがその後の私に「セラミックスタンダード」の本を企画しようと思わせた、源流の一滴の美術展だった。栄久庵憲司さんの珠玉の「論」だった。この文章に震えるほど感じたのだ、当時からすでに世にあるデザインに密接に接していた自分にとって、高潔にして稀有な理論を展開していたから、そして森正洋を一般にわかりやすく表現していた本も一つもなかったから、これは出番ではないのかと思ったからだった。(2019年10月31日 初稿 コラム 百々 徹)

 
 
そして私が企画草案したこれ