投稿日: 9月 21, 2019

東洋陶磁器の伝統と愛着を感じさせる瑠璃色の色合い。「BLOOM」

カテゴリー: お取り扱い商品
2019年にシリーズの発売から10年となった。白山陶器の「BLOOM」とは植物の最盛期を意味しています。白磁に映える生命力を感じさせる深い瑠璃色の絵柄は、なんと「筆を使った手描きの柄」なのです。「食卓から暮らしを元気に」というこのシリーズに関わる創り手の人たち、産地・長崎の思いがこもっています。中国大陸から日本に伝わった様々な製陶技術のなかでも、白磁に描かれる青い模様は、陶磁器の伝統と愛着を感じさせる色合いです。東洋人の記憶の片隅にいつもあるその配色は、私たちの食生活の中に馴染み、寄り添ってきました。また大胆に簡略化した手描きの絵柄は、備前地区の古陶磁に多く見られる身近にあった加飾の方法です。どの窯元にもある材料と道具、手段でつくる「白山陶器らしさ」と「手描きの技術の継承」を命題に、2008年からシリーズの開発が始まっています。絵柄を自由に発想し描くことができるキャンバスの条件は、もちろん器として日常の食卓で多用途であり、何より使いやすく、かつ模様が映えるかたちであること。絵柄のイメージを共有し膨らませながら、白山陶器デザイン室の阪本さんが1年の間に次々とその土台となる形状を開発してゆきました。そのニュートラルなかたちに、筆の特性を存分に生かした瑠璃色の植物柄を同デザイン室の富永さんが展開。デザインの方向性が決まってから一種類で進められていたプレートのパターンは、発売の直前に2種類に変更。料理を引き立てる縁取りの模様の「リース」と中心に描かれた「ブーケ」、レイアウトが異なる2種類から選べるようにされました。多様性がもとめられる今日の食生活の中に取り入れやすく、メニューを想像しながら楽しく選べる充実のアイテムとサイズ展開。生命力とクラフト感があふれる「BLOOM」は清々しさをテーブルに運ぶ一大シリーズとなっています。

写真よりも実物が、遥かにうったえてくるものがあります。手にとってみて下さい。

大きさがわかりやすいように茶碗を並べています。
上よりも少し小さいサイズ
絵柄が2種あります。
鉢の形の大きさもあります。
カレーやパスタなどに
サラダや麺鉢に用途が広がる大きさ。
東洋陶器が持つ呉須本来の美しさと、素朴な抽象絵柄がその魅力。
ティーとコーヒー
産地の誇りのマーク
森正洋の継承者たち
手で描くことの重要性、それをたくさんまかなえる工房はここにしかない。美しいモダンな絵柄、高い強度、多様性と生活にかなうデザイン、そしてそういう付加価値がありながらも手の届く価格であること、ここが重要なのです、白山陶器の食器が持つ伝統。

以上のことを見てくると如何にこの作品が尊いかがわかる
プリントにて転写にするのは簡単だ、そういう意味の美しさや生産性も上がるだろう
転写を否定するわけではない、より高いプリントのレベルはあるからだ
しかし産地の手描きの技術はそこで途絶える、技術を持った雇用の維持も途絶える
ただの工場、ファクトリーになってしまう、白山は依然として、産地にある産地を代表する大事な「工房」なのだ。これを維持し継続し続ける、産地のこの作品(製品)に関わる人たちに惜しみない拍手と応援を送りたい。

投稿日: 9月 21, 2019

Fog Linen

カテゴリー: Liberal Arts

fog linenさんの、来年のカレンダー・キッチンリネンが入荷しています。とてもかわいい。

今日から元町はチャーミングセールが始まってます。帰りに石川町にもお寄り下さいませ。

投稿日: 9月 17, 2019

町田の武相荘

カテゴリー: Liberal Arts
何を思ったか、思い立って、次郎と正子に会いに。
車好きだった次郎さん、晩年は頭髪と同じ白いポルシェに乗っておられた、頭髪と同じ色ってのがいいですね、それぐらいの年齢で初めてポルシェが似合う年齢になると思います。
次郎さんの字そのままだ
常滑の壺です、海から上げられたもの
神戸で生まれ育った次郎さん、ハイカラさんが通るです、今回一番感動したのはこのカレーです、野菜があまりお好きではなかったらしいから、ちょこっと、ポトフ風のスープもしっかり火が通っていて、野菜美味しくなっていましたね。これは感動でした、これからはちょくちょく寄らせてもらいます。
素晴らしく美味い、私にはね。次郎のカレー
次郎のどら焼き、アイスを挟んでいて、なんとも、もう。。。
なぎなたほこのです。
神戸一中(現神戸高校)神戸で一番の公立進学校、からケンブリッジのクレア・カレッジへ、大学院まで行っている。祖父が神戸(西宮)の名門進学校、キリスト教系の「神戸女学院」の設立に関わった関係で家に外国人女性教師が寄宿していて、ネイティブな英語を自然に学んでいたという。まぁ、神戸の人だからセンスがいい。
元帥(げんすい)はアメリカ軍において軍人に与えられる最高位の階級であるファイブスター。 粋なことをしたものですね。
正子の思想
家の手前の木と形、いいっすねー
家から一時間ぐらいなんで、もっと行かなきゃなぁと思います。あのね、自分にとっちゃ、全然いいなぁと今日思ってしまいました。混ぜ方がね編集の妙っていいますか。沢山のもの見ているよねーって思ってしまいました、ここにあるのもごく一部なんだろうってね。

投稿日: 9月 14, 2019

TFP 1日目が終了。

カテゴリー: Liberal Arts
いい場所いただきました、ありがとうございます。
愛嬌ある、山田勇太朗さんの作家ブースが目の前です。私たちオール常滑で頑張ってますよ〜。明日も山田さんは在廊されます、ご本人から買えるチャンス!三連休の中日は青山・国連大へ。

投稿日: 9月 11, 2019

MARGARET HOWELL x Babour.

カテゴリー: 私が選ぶスタンダード

お願いしていたマーガレット・ハウエル x バブアーのコラボの製品が入荷しましたと、そごうさんのハウエルさんからご連絡いただきました。実はこれ今年の初めにロンドンの本店で見ていて、いいなぁと思っていました。それのこの秋冬版ですね、事前の情報を得ていましてお願いしてました。

これはウィメンズ
買ったのはこのステンカラータイプの黒、オイルドの乗りも少ないやつ。一番寒い時期も対応できそうです。とても嬉しいです、服好きにはね。もう一生モノです。
マーガレット・ハウエルのハンガーと共にバブアーのハンガーも入ってました。

投稿日: 9月 10, 2019

誕生日会

カテゴリー: Liberal Arts

わたしの誕生日だったもので、先日の誕生日に久しぶりの元町で、とても美味しくいただきました。写真は同じく九月生まれの友人が撮影してくれたもの。

投稿日: 9月 07, 2019

デザインモリコネクション展を開催。

カテゴリー: お知らせ

私が生涯において師と仰ぐ、森正洋さん。例年の「平形めし茶碗」に加えて、晩年に創られた優れた作品、写真のフリーボウルのご紹介をいたします。9月12日(木)〜29日(日)まで。

白山陶器のブルームシリーズ、デザイン:阪本やすき 絵柄デザイン:富永和弘
阪本やすきさんは森正洋さんに魅かれて白山陶器に入社され、その後デザイン室長になられました。
白山陶器のすばらしさは、絵柄は全て職人の手描きだといいうこと、内側にまでそのデザインが施されていますね。プリントではなくハンドで描かれています。波佐見特有の白磁の美しさ、型で本体を造り、手で描くことにより創造性を残しながら、一定の量を市場に出すことができる、価格そのものも抑えられるという。まさに森正洋さんが考えたセラミック・スタンダードの思想を具現化した作品でもあります。

投稿日: 9月 03, 2019

旅する、千年、六古窯、常滑。

カテゴリー: Liberal Arts
他のどの産地にも似ていない常滑。
人が魅力のその町には、繊細な手作りの高い技術と創造性が共存し専門性が花開いている。私を惹きつけてやまない、なんという縁で結ばれているのだろうと思う。
横浜から近いものだ、車で数時間でこれる、そこには専門性に特化した日本の繊細が静かに佇む。
この町が好き、それはひとえに人の魅力にあります。

お茶と茶器の切っても切れない関係、いい茶器で飲めば美味しいお茶がやはり美味しい。茶器に込められた作り手の人たちの思いも一緒にいただいているからですね。生産性などとほぼ無縁のその町の作りだす芸術に向き合えば、誰しも言葉を失うだろう。生産性という言葉ばかりを追いかけてきた人間にとって、そこには人としての原点があるように思えます。お茶と茶器、遥か安土・桃山の昔から、文化が作られてきた日本。それを日常に落としこんだのが煎茶を始めとする、人々の日常日々のお茶の世界、美味しくて体に良い、日本人の食事の常にそばにある煎茶の世界がそこにある。途絶えることなく続く、日々の美学は煎茶であります。途絶えることのない作り手の伝統こそが日本を繁栄させてきた原点でもある。お茶を飲み続けたい、お茶と茶器の作り手の全てがこもったお茶を。美味しいお茶がそこから生まれる。

火と人、土と人、水と人、出会った風景、未来は変えて行ける。