投稿日: 6月 09, 2017

ティーファーム井ノ倉「玉響・たまゆら」

カテゴリー: おいしい, お取り扱い商品

特別なひと時のための上級煎茶「玉響・たまゆら」
この時期からは水出しがお薦めです、1リッターのミネラルウォータに対して約20グラムの「かぶせ煎茶・玉響」を入れ、
約2時間待つと、味わったことのない究極の水出し煎茶が誰でも作れます。あらかじめ来訪のわかった時など、特別な人と特別なひと時を過ごす、そんな時のためのお茶です。
日本茶って本当に美味しいなって思う瞬間です、客人も驚きです。
新茶になりました。

日本にとって特別な地、奈良。興福寺、猿沢池、奈良国立博物院、東大寺、大仏さまに囲まれ、国宝が集中する歴史的保存地区、大きな公園一帯の一角に立する特別なリゾートホテル「奈良ホテル」その上級ルームに地元の大和茶・アメニティーとして採用されています。「気宇」歴史ある上級煎茶の美味しさは味わうことでしか知り得ません、淹れ方・湯温、湯量、浸出時間に注意し、上質急須と共に味わう、選ばれし地「月ヶ瀬」の銘品です。
新茶になりました。

 

投稿日: 6月 08, 2017

銀座三越ハロッズティールーム

カテゴリー: Liberal Arts

やはり紅茶好きでしてね、ダージリン急行のダージリンティー。
休みを利用して勉強させていただいています。
そしてこのアフタヌーンティーのセットが。さすがですハロッズ、美味しい、器も設(しつら)えも。
パリもロンドンも紅茶のスタイルが素敵ですよね。サンドイッチ、スコーン、スィーツのお約束。
23才の頃にオックスフォードにホームステイしていたことがあって、週末はいつもロンドンへ遊びにきていました。
パディントン駅ですね、パディントンベアの銅像がある、ペルーから来たのです、パディは。
ほんでもって、フォートナム&メイソンやハロッズでアフタヌーンティーをしていた記憶が身にしみていまして、
コーヒーよりも断然紅茶なんです。

投稿日: 6月 04, 2017

MUDDY マディ 真泥

カテゴリー: Liberal Arts

「MUDDY 真泥」にて

先日の舞鶴に伺った時のこと。
やはり、自分の窯で薪を使って窯を定期的に焼成するということに意味があります。今やそれができる環境はどんどん少なくってきてほぼ無理と言える状況です。マディさんの小さな窯は村山さんのお父さんが指導され作られています。小さいが故に小回りが効いて生産性も高い、「薪と焼き」にこだわる現代の在り方だと言えて、生産性と効率とクリエイティブを高い次元に持って行く術だとも思えますね。知恵の集大成であり、聞けばいろんな効率が良く成るべく考えられています。
小さくて燃焼効率が良くて、燃やす素材が自然体で調達できるのなら理想のようなことではないでしょうか、そして土も(服部克哉さんの作品)この舞鶴から近くの土を使うということ、地元で全て完結できる素晴らしさが作品に与える影響は少なくないと思う。創作するに理想的な環境だと思えるのです、だからいいものが出てくる、都会だといろんなことがあるから、暮らしと創作の高い次元での両立は正直簡単ではないだろうと思ってしまいます。
何よりも豊かな自然が周りにあって、インスピレーションの源の四季が、自然が動物が、雨や雪が、それらに繋がるのではないでしょうか、そうだきっとそう思う。

下は白が美しい佇まいを魅せる服部克哉さんの作品

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「白雲窯」にて

マディさんから車で15分ほど行ったところ。
「とも!五本くべといて、両方な 」私たちに作品を見せていただくために窯のそばを離れる時でした。
その少年のような後姿に返事はない、あ、うん、の呼吸でありました、本当に小さな頃から窯炊きが体に染み込んでいるというのはこういうことを言うのでしょう、ずっと父のそばでやっていることを見て育ってきた、陶芸は生きることそのものなのです。これは「腹おち」しているな、と思った瞬間でした。

マディの奥様である村山朋子さんのご両親もまた陶芸家でありました。左はお父さんです、村山光生さん「白雲窯」の窯元であります。右は娘の村山朋子さん。村山光生さんの作品は京都・河原町の民藝店の老舗「やまと民芸店」には作品が常に並んでいます。ずっと昔からのお付き合いですと、おっしゃっておられました。私たちも京都に行った時は必ず立ち寄る「やまと民芸店」さん、でもその村山光生さんと村山朋子さんとは繋がらなかった、自分たちの中で、それがなんと親子であることを後で知ることになりました。

私たちにとっても初めての経験でありました窯焼きの現場

ここにあるもので創るということ

里山の美しい風景

PHOTOS:MWL STORE 、やまと民芸店アーカイブスより引用

 

投稿日: 5月 30, 2017

TEA & TEA ARTS

カテゴリー: お取り扱い商品

唐草模様、古今和歌集の下絵にも出てくるぐらいからある模様、ウィリアム・モリスの布にもたくさん出て来ます。エジプトにもメソポタミアにもあって、たくさんのバリエーションがありますね。
そもそも唐草とは、「植物の茎やつるなどを文様としたものの総称」で、花・葉・実などをつけています。使われる植物もさまざまで一種類のことではありません。
自然と対話している、古代から人のすぐそばにあった模様であるとも言えます。だから人はなんとなく惹かれるわけです。

常滑で作り、焼きしめています。轆轤(ろくろ)による手造り、常滑ならではの、お茶を呑む(日本茶のために)ために作られています、後ろに取っ手。女性の一人呑みに適しています、ティーアートですね。

横に取っ手、黒ベースの文様、上よりサイズが少し大きくなり、上級煎茶で二人分の容量があります。

横手、後手は好みがあります、一滴を注ぐこだわりだと、横手が使いやすのかも知れません、それも感覚値になります。(現在売り切れ中)

これ以外の柄は片面だけですが、これはぐるっと回っていて、なんともいい表情が出ています、やはり文様に対する作家のセンスでありますね。

唐草模様らしい、純日本なものですが、モードが漂うもの、モリスの細部みたいにも僕は思えていて、去年常滑に行った時からずっと気になっていたものです、たくさんある急須の中からも、私にサインを送っていましたね。これで満水時は550ccぐらいですから結構な量ですよね。写真、上にいくほど小さくなります。価格は上から5千〜8千ほどです。逸品な急須ですから丁寧な取り扱いが必要になります、蓋を落としてしまうことはよくあることで、せっかくのお気に入りですから、丁寧な取り扱いを心掛けたいものであります。最高の産地のお茶を美味しくいただくための道具であり、日常使いのアートであるわけです。

作り手は都築 豊さん

「急須で淹れる緑茶」は「いっぷく」「くつろぎ」という言葉に代表され、「機能性飲料」の対極にある「情緒性飲料」と言われています。良い茶葉、よい水を使って、正しく淹れれば、誰でも美味しいお茶を呑むことができますが、その重要な部分をになっているのが、特定された産地の、土の、丁寧に作られている急須に他なりません、情緒性飲料である以上、よい急須で呑むこともお知りいただき、日本人ならではの繊細な情緒をお楽しみ下さいませ。

PHOTOS:石川町MWL STORE

投稿日: 5月 26, 2017

関空

カテゴリー: Liberal Arts

泉州方面出張のため関空へ。
レンゾ・ピアノの設計、日本では造形的に一番美しい空港だと思います。
バルセロナ空港の次に好きな空港デザイン。

PHOTOS:MWL STORE

投稿日: 5月 25, 2017

MUDDY の作品が入荷しています。

カテゴリー: お取り扱い商品

行けている間は自分の脚で行き、FACE TO FACEで色んなことをお聞きして、最終の使い手にFACE TO FACEでお届けするようにしたい、それには自分の脚で産地を訪ねて、見て、空気、匂い、熱、言葉の端々、周辺からの立地、そこでしか聞けないストーリー、何がそれを生んでいるのか、などなど。一つとして全く同じものなどないFolk Art by Handな作品はFACE TO FACEで都会に住む人々にお伝えして、店にある作り手の気持ちのこもった最後の一個まで売り切ること、それを心がけております。なぜなら、最後の一個まで自分たちが好きだから、その沢山の中の一個はお気に入りの一個のスタートから始まり、それが良いと思ったから買い付けているからに他なりません。
その買い付けのブレない目を持ち続けるためには日々の学び、リベラルアーツを見続け、各地に出かけ、判断することが出来るための、一見無縁なその他多くの情報の基本を集積する必要があります。

PHOTO:MWL STORE

投稿日: 5月 25, 2017

関宿

カテゴリー: お取り扱い商品

三重県亀山市関宿。宿場町の面影をそのまま残す町として昭和59年に、重要伝統的建造物群保存地区として文化庁から全国114箇所の一つとして選定されています。さらにその内の特に宿場町としては全国に8箇所しか残っていない内の一つであり、旧東海道では現存するただ一つの地区にあたり、かなり貴重であります。旧東海道の宿場町が殆ど旧態を留めない中、関では今なお東西の追分間約1.8kmにわたり、当時の宿場町の面影をそのまま伝える町並みが残っています。関町にはゴチャゴチャした土産屋などがなく、電柱のない昔のままの古い町並みが残っています。全く江戸時代の風景であるのに、実際その町や町家で生活されています。やはりかなり貴重であります。
そんな関宿に於いて慶応元年に創業され茶商を営々と続けておられる「かねき伊藤彦市商店」。かねきのお茶が美味しいのは周辺産地の豊かさとそれを合組してお茶の美味しさを伝えて続けている歴史そのものであり、伊勢周辺、東海道の要衝だからこそのものであります。他とはやはり異なります。

PHOTOS:MWL STORE

投稿日: 5月 23, 2017

建仁寺

カテゴリー: Liberal Arts

祇園の花見小路の喧騒を抜けると建仁寺(けんにんじ)の境内にあたる。今回の出張の目的の一つはここにお参りすることにありました。建仁寺は臨済宗建仁寺派大本山、京都五山の一つ、創立者は源頼家、開山は臨済宗の開祖・栄西禅師。創建は1202年日本で最古の禅寺の一つ。寺格の現れとしての類い稀な文化財を多数所有していて、もっとも有名なのは俵屋宗達の国宝・風神雷神図(現在は京都国立博物院に寄託中)、また、栄西禅師は日本に茶の種子を当時の中国・宋より持ち帰られて、日本では廃れていた喫茶の習慣を再び伝えたことでも知られています。そういう意味で日本の茶の祖と言われています。「喫茶養生記」上下2巻を著しました、上巻では茶の種類や抹茶の製法、下巻では身体を壮健にする茶の効用が説かれています。

5月初旬に初摘みで6月5日にお供えされるための覆い下茶園がある、なんと、ひっそりとである、抹茶用茶園。まさに新茶の季節であります。

茶室・東陽坊

風神雷神図 これは複製、本物は京都国立博物院に寄託

中庭の青紅葉は今が盛り。

PHOTOS:MWL STORE