太田美術館で開催中ですが、オンライン美術展があるとのことで入りました。800円です。

市井(しせい・人が多く集まり住むところ、ちまた)の風俗を描いて高度な技術発展をしてきた浮世絵であります。かぶきものという町のおしゃれなお兄さんたちも生んだ、江戸時代の平和な情景。この上の絵、黒頭巾をマフラーのようにして首に巻いて、差物や付けた装飾品、頭に刺した雷除けのお守り、地味な色の重ね着合わせなどなど、粋と色気、洒落の江戸風俗でございます。今の時代に着物を着るというよりも、洒落た男たちがたくさんいた、江戸中期で、それにより色の付いた楽しいことが色々あったということの発見に興味が湧きました、どの時代もその部分はさして変わらないのですね。