投稿日: 11月 07, 2023

安土 草多 個展

カテゴリー: アルチザンな人たち, プリミティヴ, 和魂洋才, 開物成務

今年も「ぬくもりのガラス」「揺らぎのガラス」飛騨高山・安土 草多さんの個展を行います。

会期:11月17日(金)〜12月10日(日) 今年も初期日程にご予約日を設定させていただきます。詳細は近日中にインスタグラムと、再度この場にて公開させていただきます。

この時期のこの界隈の風物詩となりました。また、今年は初めてのMWL STOREの窓から見える元町通りのイルミネーションとのコラボのような表情になるのかなと思ってまして、元町らしい灯りが室内にも灯ってまいります。

MWL STORE元町は「暮らすように展示する、都会らしい部屋」をテーマにしています。ランプなどは実際の空間での見え方のとても参考になると思います。是非、お越しになりご覧くださいませ。

楽しみにしていただいている方々がたくさんおいでになります。年々少しづつ増やしていく愉しみをご提案させていただいていますことが私たちの歓びです。

 

以下、歴代のMWL STOREでの個展より。

「花と硝子」

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

投稿日: 9月 27, 2023

Magazine for City Boys

カテゴリー: DESIGN RESEARCH UNIT / MWL YOKOHAMA, 開物成務

陸さんが対談で出ておられて、その話がとても面白い。こんな話は今でないととても聞けないホンネがありますね、読んでいて。1回目でまだ続くみたいだから。とにかくまずはアニエス・ベーを日本に持ってきた人で、アフタヌーンティーの創業もそうだし、少し前までの日本の女性のライフスタイルというのはこれらのブランドで醸成されたと言えます。スタバもロン・ハーマンも持ってきたのは陸さん彼らご兄弟でした。逗子の生んだインターナショナル人の第一世代の人たちのお一人ですよね。SUZUKIYAっていう日本で二番目のスーパー(一番は紀ノ國屋)がご実家ですね。やはり米軍の基地(横須賀など)が近くにありPAの存在っていうのは日常的に当時の若者を刺激し続けていたというコトだと思います。それがベースでそこから色んな人につながっていったように思う。多分そこら辺の話が次回に出てくるのだろう。City Boys の第一世代の陸さんです。ポパイの創刊は1976年、当時、男の子は重松さんのビームスで、女の子は陸さんのサザビー、サザビーの方が世に頭角を現したのが少し早かったように思う。いずれも逗子生まれで明治学院の人たちです。四年いるかいないかの大学生活なんだけれど、自分たちの風土に大きく影響するんですよね、18から22にまで、卒業するまでもなくてもね。たった一年でもそこにいるだけでね。とにかく若者よ、海外を目指せ、国内は萎むばかりだよこれからは。そう彼らは言ってますよきっとね。

投稿日: 9月 20, 2023

九谷だから出 (いず) る工芸

カテゴリー: 開物成務

なぜ、国は工芸館を金沢に移転したか。工芸を大事にしてきたお城下のおくに柄である。金沢を見ればわかる。金沢は冬がいい。国立工芸館の杉浦非水のポスターや雑誌表紙の充実ぶりは見事である。

この秋・冬は、奈良、京都、金沢に行っていただきたい。「美」であります。

九谷焼 子鹿と森の動物たち カップ&ソーサ 27,500円(税込) MWL ORIGINAL    LIKE NO OTHER

投稿日: 9月 11, 2023

奈良🚶散歩 ②

カテゴリー: 開物成務

これは8月20日に夏休みをとり、東大寺を深掘りしに出かけた時の個人的備忘録。東大寺、興福寺にハマる。じっくりと出かけましょう。この秋、また行く、宇治から駆け上がるで〜。

ここの価値がわかるには年齢がいる。明らかにセンスがいい詳細である。
今夏食べたカキ氷の自分的2位がここだった。1位はニューグランドのカフェのそれであった。
色んな部分を見ていてセンスの良さを感じる。
のぼりろう、たいまつ、と読む 修二会(しゅにえ)の時である。今は三月だが昔は二月にやっていたから二月堂と言う。ここの横に三月堂はある。
 

投稿日: 9月 06, 2023

スタンダードの規範を「創る」使命。

カテゴリー: Liberal Arts, 私が選ぶスタンダード, 開物成務

創る:は他にないものを生み出す第一歩としての「つくる」日本ならSONYだけがいつもやっていたこと。プロダクト。それらがどれだけスティーヴに影響を与えていただろう。クパチーノの家で毎日そんなことばかり考えいたのだろう。そのスティーヴからまた多大な影響を受けた、イーロンは家の電源を太陽光化することと、クルマの電源を同次元化し、その電源はどこから来ているの?という自分自身がいつも自問自答していた課題を克服した。それはニューヨークシティのタクシーに彼の創ったクルマの使用率が突然高まることを後押しした。大衆のコミットメントが醸成されたという瞬間だったのだ。

VWはID.3という電気のゴルフを創っている。そして彼らのDNAにはどのようにパワー由来が変更されようとも、やがてGTIというスタンダードを創らねばならない使命を背負っている。それは創り手の世代間を超えるハンドシェイクされた約束事、コミットメントライン。彼らは時代に先駆ける創り手であるという使命に燃える。そういう仕事が愉しいと思っているだろうなと、このクルマを見ていて思った。

ID GTI CONCEPT by VOLKSWAGEN 

 
 
 
 
 
 

今の時代のバウハウスならしたであろう仕事を唯一ドイツでも具現する創造企業。

投稿日: 9月 03, 2023

日本の伝統工芸士のハイレベル、九谷の仕事。

カテゴリー: アルチザンな人たち, 街物語, 開物成務

九谷の仕事。丸っと一年がかり、発表までに。昨日から店頭先行販売開始いたしました。数量限定品。次回入荷はかなり先で未定。

九谷の伝統工芸士、それもレベルのかなり高い、お二人の仕事は他にありません。伝統工芸士 x 伝統工芸士

九谷の上絵付けのスペシャリスト、川合孝知 作  「ネコ柄とリス柄」フリーカップとマグカップ、カップ&ソーサ、オリジナリティーあふれる表現は九谷の伝統をアートする工芸と化した。九谷でしか生まれない、たっぷりな絵筆と、一つ一つの丁寧な仕事、九谷五彩。そして川合さんにしか描けない、大人がかわいいと思う絵付け。

それぞれ3種類(カップ&ソーサ 27,500円、マグ 16,500円 フリーカップ 13,200円 税込)あります。手に入るのはココです。

生地は宮腰徳二 作 九谷型打技法のスペシャリスト  手を抜かない仕事がモットーで絵付けの作家さんからも宮腰さんの生地(ボデイ)で絵付けをしたいと言われる。まずの基本はろくろびきした生地を素焼きの型にはめ形成していく、難しくて、今はその継承をする人は少ない、薄く、美しくて繊細。熟練度の高い技術、手間のかかる工程が美しさを創出。

珠玉的絵付け名人 x  型打ち生地名人 九谷の伝統を継承するもモダンで「大人アートな世界」大人の遊び心をくすぐる作品に仕上がりました。特にリスはMWLのためのオリジナルです。

カップ&ソーサー 27,500円 税込
カップ&ソーサー
 
フリーカップ 13,200円 税込
 
マグカップ 16,500円
 
ネコ・カップ&ソーサー  27,500円 
 
 
 
フリーカップ 13,200円
マグカップ 16,500円 
 
 
宮腰 徳二さん 伝統工芸士の熟練した型打ち技法

投稿日: 8月 26, 2023

ウィーン分離派(MWL BLOG 2020/4/10初稿)

カテゴリー: Philosophy, 開物成務

私はウィーン分離派を語れます。

ウィーン分離派とは19世紀末のウィーンで同時期に先にあったミュンヘン分離派(ユーゲント・シュティールの一つの集団、その後のベルリン分離派などにも影響)に影響を受けて結成された新進芸術家のグループのこと。総合芸術を志向していたところが特徴であります。あの著名な画家グスタフ・クリムトを中心にした世紀末芸術集団であります。新しい造形表現を追求しました。それぞれのドイツ、オーストリアの保守的な芸術家連盟から独立し分離するということでその名がある分離派。それが世紀末の代表的な造形運動につながっていく、驚くべきは現在も存在していることにある。つまり新世紀に向かった新しい造形運動の生まれということ。新しい生まれがそこにあった、新しくならざるをえないために新しいものが生まれる、生むということ。それは時代の必然、歴史的にもそれが繰り返している。

で、ウィーン分離派である、クリムトを中心ではあるが、私はヨーゼフ・ホフマンという建築家でありデザイナーに以前から興味を感じていました。40年ほど前からですかね。彼は家具デザインの秀作を残していて、現在も買うことができます。(昔の大塚家具にはあったのですが今はどうでしょう。)ヨーゼフは新世紀(20世紀)に入りウィーン工房を主宰しました。住宅、インテリア、家具をはじめ、宝飾品からドレス、日用品、本の装幀など、生活全般に関わる様々な分野でデザインを行いました。私が影響を受けたのはここであります。ドレスっていいでしょう、クリムトの絵なんてファッションよりもファッションしてますからね、まさに。単一ではなくて連鎖する総合的な造形デザイン(それは結果的に芸術ではなくてデザインそのものの定義を意味している)を指揮するというところです。それは日本で近い時期にあった吉田璋也さんや丸山太郎さんの考えに近いものがあり、イギリスにおけるデヴィッド・メラーさんもそうであります。単一のデザインではなく総合デザインを指揮するというところにあります。私、MWL STOREはその影響下にあります。

 ヨーゼフ・ホフマンの椅子、曲木工房のトーネットで製作されている。大きくなくて自然に空間に同居していて、本来優れたデザインというのはそういうもので、これは今も存在しています。
 世紀末芸術が今にもの残る、100年デザインとも思えないモダンさがある。マン・レイの写真などと同じレベルで、今の時代の先駆性などを遥、置き去りにする尖りがある、斜め読みでは到底理解などに届かない。遥だ。「遥」という一文字を愛する私。
私が東大寺の三月堂の仏像10体に狂喜乱舞する心に近い、造形なら世紀末のウィットマンの仕事、なんとも美しい造形なのだ。最も好きな家具工房WITT MANN社、名前からしてTとNを重ねているデザインとしての名称が極まっている。再度、なんともまぁ美しいデザインであるのだ、
 その歴史に影響を受けた、今の人たちの現在の作品。ウィット(ヴィット)・マン社 オーストリア・ウィーンの美しさよ。

写真は全てWITTMANN社のHPからの引用、今も日本でどこかから買えるはずです。内装には本当に良いものを使って欲しい。特にニューリッチの方々には。ウツワだけじゃ構成できないモノが大事なのです。

投稿日: 8月 16, 2023

昨日の夏休みな一日。

カテゴリー: 開物成務

高収益な会社の到達点は社会をまた豊かにする礎となって、SUSTAINすることを知っている。その典型。

久留米出身のゴムの企業。

 

↑ この子を見に来たのであります。写真撮影可のみ撮影。

企業家として尊敬するのは、石橋さんと、京都美術館を救った、稲盛さんであります。日本は世界レベルで見ても優れた美術館を擁する国家である。それが一点巨大というフランスでなくて、たくさん存在するからだ、ほんとに全国に多い、それぞれ地方の石橋さんであり稲盛さんみたいな人がおられたからだと言えます。

最近では、このアーティゾンの蒐集のセンス、鳥肌立つ瞬間がいくつもあった、長いことおりました。稀有であります。一品の逸品のセンス。腹落させます、夏休みにね。