投稿日: 10月 27, 2022

泉涌寺

カテゴリー: 開物成務

まずは泉涌寺さんへ、本年の感謝を。

紅葉にはまだ早い、この静かな時間がいつも好き
塔頭(たっちゅう)の雲龍院さんにも
走り大黒さんにも本年のお礼。
幕末の色々がある灯籠

投稿日: 7月 24, 2022

老舗のお茶

カテゴリー: リスペクト, 開物成務

奈良には奈良ホテルというそれはそれは立派なホテルがありまして、その部屋のアメニティーに井ノ倉さんのお茶が採用されていました。奈良ホテルに採用されているということ自体がすごいことでした。そして飲んでみると、部屋のしつらえと相まって、うまいがな。これは是非やりたいと思った瞬間でした。ミラノにあるブルガリホテルのティールームに井ノ倉さんのお茶が、やはり正式採用されていて、急須と共にサーブされていると、井ノ倉さんご当主からお聞きし、訪問し、ここは泊まりはしませんでしたが、その荘厳なガーデンと共に、いただく正しいサービスもされていました。さすがだなと。そしてパークハイアット東京の41階・ピークラウンジで最高級煎茶の大和茶としてサービスされています。ここにも行きました。

三つの優れたラグジュアリーホテルに採用されている、老舗のお茶。すごいですよね、それぞれのホテルを思うと。

私どもでお取り扱いさせていただいていることを至極光栄に存じます。

また、元町の日本料理「仁」さんでも最後に味わうことができます。

ティーファーム 井ノ倉

ティーファーム井ノ倉さんの美味しい大和茶、月の美しい、月ヶ瀬で作られています。シングルオリジン

投稿日: 7月 16, 2022

末富謹製

カテゴリー: 開物成務

京都・末富 祇園祭謹製

祇園祭は八坂神社の、その昔とてもよく流行ったという疫病を退散させる祈りの祭りが起源であると。

人間にとって一番怖い病気は感染症、待ったなしの誰彼なしの、薬を見つけてもすぐに変異変遷する病であることは今も昔も同じ、ここは昔からの祈りで退散願いましょう。

葛製

京の町では山鉾巡行が始まります。
お千度、吉符入、お位いもらいさまざまな神事で
長刀鉾の稚児が身につけるお守袋に見立てた菓子です。

葛に小豆粒を3つほどいれて笹で包んでいます。
葛の風味と笹の爽やかな香りをお楽しみいただけます。

笹に付いている
「蘇民将来子孫也」の護符は
疫病退散の守札

ご利益が
世界中に広まりますように。

投稿日: 6月 25, 2022

ざくざくのトマト

カテゴリー: アルチザンな人たち, 和魂洋才, 開物成務

トマトが一年でいちばん美味しい季節、個人的見解。が始まり、ざくざくなトマトを飲むというか食べる、瞬時にできる、瞬時だ、だれでも子供さんでも。うまいな。ジュースに見えるけどそこまですれてはいないし、それじゃなくて、うまさはねざくざく、好みもあるだろうけれど、慣れ親しんだジュースっぽいのがいいって人もね、僕はこっちだな。

スプーンがいる
こういう会社があるのかととにかく驚いた、センスがいいのである、経営だ。経営のセンスがいい、出会ってから製品が納品されるまでが完璧だった、いままでに出会ったことがないくらい。出会いのつかみの20秒でやられてしまっていたのだが、納品までがまた、素晴らしくよかったのだ。島根県だな、出雲大社の県である。伊勢と同じだ。経営のセンスの良さをこと細かく3千字ぐらいに書くことができるが、やめておきましょう。いずれまた書きたくなる時がくるでしょう。久々に驚愕した、会社、組織体だ。素晴らしいです。

投稿日: 6月 19, 2022

六周年記念の十八番(おはこ)

カテゴリー: お知らせ, 開物成務

MWL STORE は石川町の地で六周年を迎えることができました。6年間の2年半以上をコロナ禍の中をすごしております。そんな中、今を迎えることが出来ておりますのは、ほんとうに ”みなさま”のおかげでございます。感謝と御礼を改めて申し上げます。ありがとうございます。

すでに7年目が始まっております。今まで以上に魅力的な店頭を目指し、直向になってまいります。

これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

MWL STORE 店主敬白

今年の干支は虎でございます。半年を経過しながらも、やはり特別な虎の年になって欲しい思いがずっとよぎっておりました。今回も徳力版画館さまの大変なご協力により、特別な縁起物の「お箱」をおつくりいただきました。(明日より、店頭にて、3千円以上お買い上げをいただいたお客さまにお渡しさせていただきます。)

 

[行動力と家族愛]

「虎は千里行って千里戻る」と言われるように、獣の王者である虎は、一日に千里の距離を走り、千里戻ってくることができるほど、勝れた行動力を持っていると言われることから、人やものの勢いが非常に盛んな様子のたとえがあります。そして巣穴にいる自分の子供を思って、千里を走るがまた千里を走って帰ってくる。

親が子を思う気持ちの強さを例える意味もあります。

徳力富吉郎
明治35年-平成12年 京都府出身
京都生まれ、家は代々画家系にして、徳力善雪を父方に、巨勢小石は母方の祖父、本願寺絵所を預る旧家十二代に当る、京都市絵専(現、芸大)首席卒業(1924)土田麦僊塾に入り活躍、樗牛賞、国画賞を受賞した。麦僊亡き後、国内及びアメリカに於いて個展開催、高島屋に於いて「茶と美展」を催し好評となる。(1985/1992)版画は薬師寺国宝吉祥天像、複製(約300度摺り)(1972) フランス、ポンピドーセンター近代美術館の麦僊(舞妓)複製(約100度摺り) (1987) 京都仁和寺国宝(孔雀明王)復元、摺刷の監修(1300度摺/1990) その間、NHK京都及び大阪に於いて木版画放送、講習指導に当る(1973~2000)国内各地及び外国(英、米、イスラエル、ニュージーランド)等、徳力版画の指導を受けたものは多い。日本画は、伊勢神宮能楽堂鏡版の揮毫をはじめ、西本願寺西山別院襖絵(1985)、相国寺山内大光明寺上間の間の襖絵(1985)
枚方一乗寺大広間(1984)及び天井絵(1993)、仏光寺新仏殿襖絵(1993)の作成あり。

勲四等瑞宝章(1987) 京都市文化功労賞(1980)
本願寺名誉総裁賞(1985) 版画普及の為、京都版画館設立(1991)
京都府特別文化功労賞(1992) 日本浮世絵協会より浮世絵奨励賞を受ける(1996)

<主な著作>
「京都三十景」 「京洛十二題」 「富士三十六景」 「花づくし」 「花五十題」
「聖地史跡名勝」 「古摺仏集」(二巻)「東海道昔と今」(和・英文)「だるま」
「版画随筆」 「版画入門」(和・英文)「版画」(NHK婦人百科)
「版画京百景」(講談社)「茶杓物語」(文化出版局83年刊)
「徳力富吉郎木版画蔵書票集」(吾八書房)「版画制作鑑賞のす々め」(日貿出版社)
「徳力富吉郎画集」(阿部出版84年刊)「花背随想」(淡交社84年刊)
「花竹庵の窓から」(京都新聞社83年刊)「もくはん」(求竜堂93年刊)

投稿日: 5月 21, 2022

カテゴリー: DESIGN RESEARCH UNIT / MWL YOKOHAMA, Made With Love, おいしい, アルチザンな人たち, 和魂洋才, 私が選ぶスタンダード, 街物語, 開物成務

MWLの新茶の発表です。今年のMWLのオリジナル新茶「遥・はるか」が入荷してまいりました。

春の香り、春香

「蒸気船」「ハイカラ」そして「遥」三重県の北勢、南勢地区の優れた産品の横濱との繋がりのルーツからイメージを輿し、ほんとうに美味しいお茶を創ってまいりました。お茶屋として生きていく、横濱石川町の海っぺりで生まれる、美味しいお茶の3作目それは「遥」

「遥、未来へと」はるか、はるかに、はるかなもの。遥という文字には可能性を感じるものがあります。
この文字で思うことは、時代の先を遥かに行っていた人たちのこと。その思想のきっかけを教えていただいた人たちのこと。先人の教えから遥か未来を展望する。今、時代はそんな感じがするのです。
遥かなる先を見て今を思うべき時だと思います。
未来に想いを馳せながら、今をどうするのか、この「遥」に思いを込めるのは、その未来の可能性を
見つめて思うからです。
遥かな先を見ていると、今と未来の間で、今解決すべきもの、必ずできるものがある。
そんなことを思いながら呑む「遥」をテーマとしたお茶にしました。

「遥」は三重県の南勢地区大台地方産のお茶です。大台町は山間地の小さな茶産地、大台ケ原山系から流れ出て、伊勢神宮まで流れを辿る、かの清流宮川の上流域のほとりの地域で栽培されています。
奥伊勢は温度差が激しく、雨の多いことにより、茶葉の生育も良くて、コクのあるお茶として生まれています。今までと遥に先のお茶づくりを考えて日々直向(ひたむき)なお茶づくりから生まれているお茶です。

薔薇、白くけなげな薔薇、海の見える丘公園のローズガーデンの薔薇 横濱は薔薇です。

デザイン、写真、文:百々 徹 

投稿日: 5月 02, 2022

人はなぜ陶器を買うのか

カテゴリー: 開物成務

食の盛り付けの映える器がここにある、世界でも特に日本人が表現する。世界でも稀有なはっきりとした四季、美しい里山と山河。美しく自然豊かな海洋に恵まれた国家はそうはない、実は、陶王子の旅は極東の東端に位置するこの国の東北地方から始まったと言われるのである。美しい陶器の存在に気づき蒐集していただきたいと思うのである、何年も経ってからその良さがわかってくる自分がいるからだ。いくつあってもいいのだよ。とにかく早くそれに気づくことだ。その日本人だけが持つ尊さに。

投稿日: 4月 08, 2022

伏見のお稲荷さん

カテゴリー: 開物成務

旅程の最後に商売繁盛・五穀豊穣の神様として伏見稲荷大社へ。じっくりとお詣りするということで。

今年はいろんな作家さんの方達との展示会などなど、目白押しなのです。そして節目の七年目、それらの無事を祈念するべく。

ご祈祷もお願いしましたが、そのご祈祷の丁寧さはいまだかつてないものです。これだけ大規模な神社さんであるのにです。素晴らしい驚きでした。さすがに京都です。

参拝とご祈祷の後、千本鳥居の信仰の山の頂までお詣り。これが山を一周するのに1時間半かかった、麓から麓までだけで。とても急な階段のとんでもな連続の連続の連続の鳥居に息は上がるし、これが山中続くのです。翌日の今日、脚が全体にマジな筋肉痛で歩きづらい….これがいいのですね。
まだまだ中腹の洛中の景色
やっとこれが見えた頃には、息も絶え絶え、脚もがくがくに。よく登ったな!オレであります。さすがにほとんどは若い人か子供さんでありました。
神楽の舞台、ご立派でございます。
これはお詣りの前に、参道にある「いな福」さんでの昼まえのブランチ、あえてホテルでの朝ごはんは外しておいて、このきざみの蕎麦と名物の発祥地としてのいなり寿しをいただきました。さすがな味でございました。そのすべてが好きで、関西のうどん、そば、おいなりさんのベースはこれだと思いました。うすあげの美味さよ、どうってことのないものに、その神が宿っていました。山に上がる前で良かった、降りてきたら食べれなかっただろうと思う。それぐらい体にはこたえていた。もし行かれる方がおられましたら、せっかくですから午前の参拝で昼に近い、いな福、食べての参拝をお奨めします。時間の始まりまでが午前中に終わるように。朝早くから営業されてます。