投稿日: 10月 06, 2021

招き。

カテゴリー: アルチザンな人たち

宇治に朝一に入って、平等院に入る前にお茶屋さんに顔出して、、、なんと!中村藤吉本店さんの入ってすぐの部屋にこの子たちがいました。そうです、私どもが毎年お正月の吉日に販売させていただいている招き猫の大きい子達です。びっくりして嬉しかったです。今年も暮れにはやってきはりますから、お楽しみ。

ここに居てくれたのーありがとう。

投稿日: 10月 05, 2021

今回の一つ目の目的

カテゴリー: アルチザンな人たち

今回の一番はこれでした。京都京セラ美術館の一部で開催されている”モダン建築の京都”素晴らしかったですね。図録を買ったので、図録をよく読んでからもう一度行きたいと思ってます。中でもフランソワ喫茶室と聴竹居(ちょうちくきょ)の紹介がとてもよかった。

ドーン!
時代時代を象徴する地元企業が京都アートを支え続けてきた。今はやはり京セラ。
カフェ・ド・テ:フランソワ 四条河原町 その家具とステンドグラスを展示 ステンドグラスのためのデザイン画
京セラを見終えて、返す脚でフランソワへ、そのままありましたわ。ムフフ こういうのが一番好き。
メニューがかわいい、これはすごいな これには勝てません。
お一人さま〜、オーダー入れば卵を焼く、エッグサンド、絶妙なうまさ。 卵もふわふわ
ドナルド・キーン先生は京大大学院時代に友人といつもここで待ち合わせをしたという。なんとぉ。。。本物ステンドグラス。
天井の情景やランプがとても素敵、トータルでモダニズム、今回の展示会を象徴していました。
ついでにこれも頼んでしもうたとです。

投稿日: 9月 26, 2021

キャンベル’ズ パーフェクト ティー

カテゴリー: アルチザンな人たち

人気です。リピートのお客さまも多くおられます。ミルクとの相性がよくて、普通においしくて、毎、日常のスタンダードティーです。ジョン・リーチのティーポットとミルクジャグ、このティーポット、2杯飲むのに保温具合がとてもいい、紅茶国家イギリスでよく考えられた、スマートかわいいデザインです。ジョンの作品の中でも僕は銘作に位置付けています。イギリス由来のティーセットはいかがですか。豊かな時間が過ぎて行きます。ティーはリフィルタイプもございます。

投稿日: 9月 23, 2021

秋分の日、加藤 音 個展 開催中

カテゴリー: アルチザンな人たち

この状況下、みんな自然を意識し自然の中に帰りたいと思う今日この頃ですね。自然に敬意をはらいながら生まれくる作品群が、今の時代にしっくりくると、その全体像を見ていて思います。リアルな葉っぱを選び使っています。見るほどに、あるいは使うほどに愛着がわいてくる。そんな作品たち、まずはご自分の目でご確認いただいてはいかがでしょうか?まだ始まったばかりです。秋にふさわしい表現が多々あります。

始まりは出会いです。
ありきたりのものよりも、風土を背景にした芸術を、最近僕はいいなぁ思いはじめています。作家と大都会の表現者をつなぐ接点です、その先にはたくさんの受け取り手がおられて、点で見つけた、その世界を是非知っていただきたいなと思っています。なぜなら、すでに到達されている世界観があるからです。その結果としての伝統工芸士という称号ですよね。数々の時間軸が流れ、考察を深くしてきた作品たちだと思う。なぜ扱うのかという理由であり。あまたある夜空の星から、これだよね、これでなければと見つけた。誰の考えもない、世のとてもたくさんの作品を見てきて自分が思うこと。伝統産業会館は、場面表現者にインスピレーションをその瞬間に与えてくれました。とても良かったと今回思う。3年かかりましたよ。
このグレーに錆(さび)っていいですね、グレーに茶色がきます。落ち着きのクリエイティブがあります。表現に。
同じく、こういう形や装飾は、料理を主役に考えて作られているように思います。きっとそうですよ、盛り付けをするとはえます。料理が際立ってきて美味しくいただけます。もてなしに喜んでいただけるはずです。これからの季節は特に。裏見るとね錆がいいんだなぁこれが。しっかり焼き固まった作品です。
自分だけの作品という感じのマグカップ、お気に入りになるはずです。時代はこういうものを求めていた。
その反対側
自然をモチーフにレンコンがいい。少し口のある片口にもなっていて、用途もありますね、何よりデザインの存在感が。
作家の作品ってね、そんな感じ。
深くて濃い。縁のギザギザが手に取ると愛おしいな。
自然を使っているから、野の花たちに合うんですね、こんなもてなしをすれば、びっくりで、喜ばれますきっと。もちろんお花も添えること、作品のイメージから来た表現をテーブルコーディネート全体に、大人になってくると料理ってそんなものですね、一食一食が大事というか、そんなことを思い知らされる今日この頃ではあります。せめて食卓は楽しんでいこうじゃないですか。
クリスマス、お正月に新鮮でしょ。
お酒の時間を大事にいただける、新しい表現ですね。

投稿日: 9月 17, 2021

乾山白釉(けんざんはくゆう)

カテゴリー: アルチザンな人たち

個展前に作品についてのお話をするわけですが、中でも今回私の目を止めたものがありました。乾山白釉の名称のシリーズです。4種類あります。乾山の名前にひかれました。聞けば、やはり尾形乾山が多用した釉薬の手法、白釉(はくゆう)をイメージに加藤さんの手法である自然の葉文をあしらうことにより、釉薬の特徴と作風が合まって、独特の表情を出しておられて、手に持った感じもとてもいい。加藤さんにとってもこの乾山白釉のシリーズは新しい試みといいます。柔らかく、つるんとした自分の中では新触感の物が出来たなと思っていて、今後これで何か作っていきたいと可能性を感じております。もったりとしっかりめの質感の秞です。釉薬は自分で配合しています。白いけれどもとても「和」な感じが強いので、茶道具、花器などなど、‥に今後の展開を考えてみたい」とおっしゃっておられました。手にとってみてください、私が感じたと同じようなことを感じていただけると思いますよ。

最も使い良い大きさの器となっています、これからの季節に良いですね。
38 乾山釉葉文ピッチャー  ¥13,200- 花を生けると映えます。あと一つ形があり全部4種、今回の作品です。

以前、このブログでもご紹介いたしましたが、尾形乾山の話、江戸時代、洛中の京都が生んだ二大天才兄弟、光琳と乾山の話、弟が器を創り、兄が加飾を施すパターンが有名でした。これは兄の光琳が亡くなってからの乾山の物語、江戸時代としては長命だった乾山の晩愁の話、葉室さんの展開はさすがです。短編ですからサクッと読めますよ。