投稿日: 6月 17, 2019

鳥獣戯画の陶泉窯

カテゴリー: Liberal Arts, 街物語

清水寺に向かう、五条坂の陶泉窯さん、少なからずのご縁を感じています。まず自分は高山寺の鳥獣戯画にとても感心を抱いていたこと。六本木のミッドタウンにサントリー美術館がございます。2007年の暮れに開館しているのですが、その時の開館記念特別展が「鳥獣戯画がやってきた!」-国宝・鳥獣人物戯画絵巻の全貌-というお題でした。その時の図録も買っていてそれが残っています。サントリーさんはもともと「山崎」(ウィスキーの名前でなくて、場所のこと)から始まったようなもの、京都ですね、そういう意味でサントリー美術館として何を東京のど真ん中のミッドタウンに持ってくるか、というところで、やはり国宝の鳥獣人物戯画絵巻だったわけです。それに興味津々で行っていたわけでして、それがどうも僕のココロの底の深いところに残っていたというわけでございます。

そして、仁王門の「うね乃」さん、今の京都で出汁とうどんで、自分的には一番美味しい「うどん」といろんな人に伝搬しまくっていた自分です、京都へ行くと、このブログでの紹介もそうですが、ずっと、必ず行きます、必ずです。のうね乃さん、それが、最近教えていただいたことでびっくりしたのが、いつもうね乃さんに行くたびに注文していたカレーうどん、なんと、うね乃さんが、カレーうどんの器にと、陶泉窯さんに別注された、鳥獣戯画が鰹を削って、うどんを食べている絵になった丼だったのです、最近になるまで、何回も食べておきながらそれを知らず、うどんを見て、器を見てなかったのですねぇ、、、木を見て森を見ず、だったのですね。。陶泉窯さんにお教えいただくまで知らなかったのです。さらにMWLが創業の頃からお世話になっている、京都府舞鶴市の「真泥」さんの奥様、村山朋子さん、そのご両親とも陶芸家でいらして、お父さんの村山光生さん、が五条坂の陶器市に昔からよく出ておられたのですが(今はもう真泥さんご夫婦に代替わりしている)その時にいつも店を出していた場所が、なんと、なんと、ちょうど正に陶泉窯さんの真ん前で、いつも出されていたと、そして村山朋子さんは幼い頃によく、お父さんに連れられて市にきていて、その向かいにある陶泉窯さんの二階で遊ばせていただいていたという、、、全く、私は、うね乃さんに始まり、全てのことが、知らないことで、偶然に全てが繋がっていたという、、、なんともまぁすごい話なのです、しかも私が陶泉窯さんに初めて入ったのも、誰の紹介でもなく、五条周辺を隅々まで歩いていて、たまたま、あぁ、いい店だなぁと思って入ったお店だったのです、そして偶然見つけた「鳥獣人物戯画」に大騒ぎして、陶泉窯さんの奥さまにいろんなことをお教えいただいたのでございます。今更ながらすごいな、ひっぱられている。取り扱うべくして取り扱わねばならなかった、絵模様の「鳥獣人物戯画絵巻」なのでございまして、高山寺さんが引き合わせてくれたのでしょう、きっと、そうに違いない。

六本木ミッドタウン・サントリー美術館開館展示 2007年 12年も前のこと、なんとここから始まっていたのかぁ。。
これですよ、これ最近撮ったものじゃないですから、ブログの過去に出てきます。この丼です。カレーうどんに使われていて、それを知らずに注文していたなんて、自分の引く力に驚かされます、我ながら。また当時は何も知らずに写真も撮ってるし。絶品! あぁ、うどんは大盛りですからね、どう見ても多いからいちおう言っときます。
必ず行く、絶対行く
うね乃さんの丼のうさぎ、鰹を削る
うね乃さんの丼のカエル、うどんを食べてます
黄瀬戸のような上品な薄い黄色、雅な京都らしい、京焼・清水焼
清水焼は清水寺の参道付近で発達した、伝統の陶磁器産業、河井寛次郎がこの地を離れなかったのにも、いろんな優秀な技術が京に集中していたことからだろう。上には上がいる、という謙虚な姿勢だろうと思うのです。だから人間国宝だって固辞し続けた。偉くなればなるほど頭を垂れる。
これがその丼、絵は異なりますが出会いのどんぶりですよね。陶泉窯さんのオリジナル、鳥獣人物戯画の絵柄のシリーズ
京都人のレベルの高い遊び心が、これらに全て集中しているようにも
茶器のセット、価値がありますね。
色をおさえた金も京都ならではのこと。なんともまぁセンスの良いことでしょうか。
日常に使えるArts.
遊び心は蓋裏や底にも、すべて手書きです、プリントではございませんよ、だから一つ一つの表情が違うのです。貴重です、日本の伝統の陶磁器の京焼
今年も祇園さんが間も無くです。暑く長いけど好きな夏が始まります。
日常にお使いください

京都を歩いているとすぐに200年ぐらいのタイムスリップに出会う。

歩かなきゃです、旅をしなきゃです。いろんな街を、出会えることがいっぱいあります。うちの店は過去歩いた出会いで成り立っています。自分の目で確かめたことばかりです。知らないことを学びたい、教えていただきたい、ただそれだけです、それが楽しい、だからワークショップで色々な師に出会いたいと思っています。

投稿日: 6月 08, 2019

アトリエ 青々

カテゴリー: 街物語

六月は周年記念の月になります。三年目です。何とかの上にもですね、よくここまで来たと、ひとまず三年を振り返って思っています。それはひとえに、いつも優しくて、心が嬉しくなるお言葉をおかけくださる、お馴染みさま、お客さま、いつも心からのお力添えをいただいております、お取引先さま、そしていつも仲良くしていただいていますご近所さま、のお陰でございます。感謝とお礼を改めて申し上げます。みなさま、いつもほんとうにありがとうございます。

三年目を迎えまして、新しいコトへのチャレンジは続いていきます。「新しいその他のコト」などをさせていただくためのスペースとして、お店のすぐ近くのビルの一角を新たにお借りしました。お茶、お花、に加えて、金継ぎ、も間もなくスタートします。その場所を「アトリエ 青々」と名付けました。わずかな小さなスペースではございますが、ここから新しいコトのつながりになれればと思っています、青い思いのスペース。青々として、始まりを表す色の青。ここからまた違うMWLを表現してまいります。その場所に今年一月のOFS Galleryさまでの「葛西と佐々木の山や川」展の時の葛西薫さんの抽象の絵三枚(一枚はお店、二枚はアトリエに)をかけさせていただいています。「青い始まり」として、これほどふさわしい絵はないと見た瞬間に思ったからです。

その時のチラシより。

投稿日: 5月 24, 2019

新茶

カテゴリー: THE 神奈川, おいしい, お取り扱い商品, 街物語
お茶屋としての今年の伊勢の新茶三題。
特に今年のこの地方には意味があります。
令和元年の新茶。
「風薫る」まさにその印象のお茶でございます。
いいお題だと思いません?
まぁまぁ、お茶でも一杯いかがですか…

自らの足で出かけ、産地の空気と育ちを感じて、味わい。どこにでもあるようなお茶でなくて、うちらしいお茶を、お茶好きに提案しています。MWL STOREのお茶。常滑の急須でどうぞ、より美味しくいただけます。日本人にとっては、とても大事なお茶、大人の一杯はこだわります。

根岸線石川町駅前 MWL STORE

投稿日: 5月 02, 2019

MOON

カテゴリー: 街物語

すごい、MOONさん、ストローが紙になってる。さすが!大事ですアティチュード。何も言わずサラッと行動しているところがいいですね。

投稿日: 4月 27, 2019

ツタエノヒガサが入荷しましたよ。

カテゴリー: お取り扱い商品, 私が選ぶスタンダード, 街物語

今年もGWに間に合いました、ありがとうございます。

ツタエノヒガサは、傳tutaeeの日傘レーベル。
傳tutaeeの活動によって生まれた愛すべく日本の伝統技術と向き合い、その過去から現代に伝わる技術を、現代から未来へのプロダクトとすべく、全ての行程に職人さん達の力を借り、1つ1つ大切にお取り組みしてきています。
素材には、傳の素材として服の為につくってもらっている特別な布地や柄から起こしている注染による傳ノ浴衣地を主に用いています。

こういうところで

こういうお仕事をされているところ、うちも三年目のお取り扱いに。

ニッポンの手仕事の極み、ツタエノヒガサ

MADE WITH LOVE MWL STORE

投稿日: 3月 20, 2019

MARINE & WALK

カテゴリー: THE 神奈川, 街物語

私が常日頃から最もYOKOHAMAらしい商業施設と申し上げております。みなとみらい・新港のMARINE & WALKさまの開業3周年のイベントSITE CRUISING 3.21(木)-31(日) を記念して、みなとみらいから元町までのエリアの珠玉のスポットを紹介する冊子が発行されました。https://www.marineandwalk.jp

https://marineandwalk.jp/sitecruising/

かなりセンスの良い、デザインがかわいい、素敵な冊子になっています。店頭に用意がございますので是非、ご覧ください。
その中にMWL STOREを掲載いただきました。私達も3周年を迎えます。今までで一番嬉しいかもです、光栄の至りです。
GUIDE BOOKでは、本当の意味で今のベイサイドらしい、特徴ある横浜のお店やスポット、映画館を紹介。
MY HOME TOWN YOKOHAMA BAY SIDE
春は横浜、みなとみらい・新港から廻って、元町にもお越しくださいね。

またまた、感謝と御礼の気持ちでいっぱいです、ありがとうございます。MWL STORE

投稿日: 12月 15, 2018

MY HOME TOWN

カテゴリー: 街物語

月が出ていた。みなとみらいでご飯を食べて、元町に戻りユニオンさんが10時までやっておられているので店閉めてからでも間に合うというありがたい話、あの大きさの規模の夜10時までは大変だと思うのですね、ありがとうございます。

投稿日: 12月 09, 2018

リセンヌ小路のMWL STOREでございます。

カテゴリー: 街物語

横浜・石川町駅前のリセンヌ小路のMWL STOREでございます。
本日、「揺らぎのガラス」安土草多さんの個展はつつがなく盛況のうちに終了いたしました。草多さんに在廊していただき、沸いた初日から始まり、色んな地域・地方のたくさんのお客様のご来場をいただきましたことに感謝と御礼申し上げます。私たちにとって学びの多い三週間となりました。これらをまた次に生かさせていただくことをお約束して、御礼の言葉とさせていただきます。いつも本当にありがとうございます。

そして、この土日の二日間の新港埠頭のMARINE & WALKでのクリスマス・マーケット催事への出店は、私たちにとって次の新しい時代につながるきっかけを感じる沢山の方達との接点を持つことができました。これまた感謝と御礼を申し上げます。次につながる学びを私自身が現場で直にお客さまを体と目で感じることが出来たことが最大の収穫でございました。厳しい寒さの埠頭の風の中のご来場に御礼申し上げます。

横浜は世界に例を見ないくらいに、海と街が近接した大きな港町、その美しさは何処よりも格別なものがあり、身近なものであります。これからが本当の中区ベイエリアの発展が始まります。美しい横浜にお越しください。

MY HOME TOWN
YOKOHAMA
MWL STORE