東京では剣菱を置いているところがなかなか無くって、ということもありますが、呑みに行っての日本酒は八海山です、これが美味い。
ということもあり、これは去年の寒に、つまり今頃、立春までに仕込んだ味噌です、幾つかあって、最後の一つ、熟成が進み、いい色です、カビも来ず一年耐えてくれました、自分で丹精こめて作ったものは美味いです。八海山の生米麹、新潟の大豆、粗塩、それだけ。
さて、今年も立春までに仕込まねばなりません。
旧暦で生きて行く。


東京では剣菱を置いているところがなかなか無くって、ということもありますが、呑みに行っての日本酒は八海山です、これが美味い。
ということもあり、これは去年の寒に、つまり今頃、立春までに仕込んだ味噌です、幾つかあって、最後の一つ、熟成が進み、いい色です、カビも来ず一年耐えてくれました、自分で丹精こめて作ったものは美味いです。八海山の生米麹、新潟の大豆、粗塩、それだけ。
さて、今年も立春までに仕込まねばなりません。
旧暦で生きて行く。


寒中と言えども、春の準備を着々と。


埠頭を渡る風が吹き 海が近い
横浜市中区石川町一丁目 MWL STORE です。
吉田璋也さんは、民藝の品を作った人でなく、柳宗悦むねよし(柳宗理の父)の見出した民藝の美を実生活の中に取り入れるために、新たな民藝品を生み出すように、優れた技術や製作背景を持つ地元の窯などの造り場を訪ねて、説得した人、これを後においては新作民藝運動と呼んでいます。自らも「民藝プロデューサー」を自認して、地元の周知されていない、まだ「夜明け前」の民藝の普及に大変大きな業績を残した人。
今も造り手に陽があたることは多いですが、実は、造り手、売り手、使い手の三方良しで、初めて、産地や周辺産業は潤うのだと思っています、産地が潤うことがなければ優れた技術や創作は伝承し得ない、中を取り持つ売り手の大事さが重要なのだと思います。正しく伝えて、産地やモノづくりに入っていく次世代たちのそれらの世界を知る術ともなる。昭和7年に地元鳥取に「たくみ工藝店」を開業、なんとその翌年にはすでに西銀座の「たくみ工藝店東京支店」を開店されています。民藝運動は、やっていることは民衆の中の芸術の発見なのですが、それを興した人たちは教養も財政も豊かな人たちが多く、そのゆとりのそれらが極端にストイックな方向に行かなかった理由なのかなと、私は解釈しています。
この写真の大皿、吉田さんが説得(指導という言葉を使っていない、使えないと思う)して新たな方向、それは主にデザインであったろうと思われる、時代から言って、洋式にも合うようなもののデザインなどを言ったのではないか、優れた背景から、新しい価値観を生むことへの説得と解釈しました、いつの世も同じなのであります。造り手だけでは知り得ないサムシングを「説得」という言葉に垣間みました。それが言えたのもすべて類稀な眼力があってのことだったのだろうと。
そういう吉田さんへの敬意の意味を込めてこの、染め分けの大皿を思うのであります。
造り場と消費地としての都会との接点、それらがとても大事なのだろうとも、正しく産地・造り手の思いをお伝えして行きたいものであります。それには日々学びしかございません。



今週の3枚、正しくは1枚はDVDになります。
とにかく最近キューバが気になっていたのです、この映画ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブはミュージシャンのライ・クーダーが組織したバンドの話です。その音楽性やこの映画そのものも当時上映された時に話題になりました。
ちょうどいいですね、春に向かうのに、キューバンボーイズです。
先日のイタリアに出張行ったメンバーの中に、最近ひとりでキューバに行って来たという人がいましてね、話が盛り上がる盛り上がる、若いから思い立つとすぐに行くという感じ、いいねーそれって、言ってしまいました。
ということで、その彼も初動はこのアルバムだったといいます。
あぁ、行きたいですね。残り2枚はライ・クーダーの秀作、センスいいですね。
ということで今週はこのアルバムがかかっています。



本来、横にあるミュージアムの写真展を見にきていたのですが、時間が少しあり、宮殿も。
ピッティ宮殿、圧倒されるとはこのことでしょう。石造りの文化といいますか。
どれだけの富をつぎ込んだのかという、もちろん日本に比較対象できるものはありません。
そこまでの富の蓄積は日本にはありませんから、今も昔も。
フィレンツェを訪れるのはアメリカ人と日本人が比較的多い、やはりこの歴史と富に圧倒されに来るのでしょう。
素晴らしいを超えています。












PHOTOS:MWL STORE
フィレンツェのピッティ宮殿にある美術館で50年代から70年代のフィレンツェを題材に撮ったファッションフォトの作品展があり見てきました。何よりもまずピッティ宮殿に圧倒されてしまいます。フィレンツェはなぜか英語読みでフローレンスとなります。

下、有名な写真、フェラガモとオードリー











立原さんの世界を知り深く入って行ったのは20年も前の話、森正洋さんのことも同じ時期でした。そういう意味でも、やはり立原さんは私にとっての「焼き物」を見る原点であり、その思想は私にとっての起源となっています。鎌倉でそれを実践して生きたというところもいいですよね。
「私に焼物を見る目があるわけではない。ただ、物事には最低の基準というものがあり、それが見えれば、私は対象を認めることにしている、といっただけの話である。」やはり、この言葉が立原さんに惹かれた。最低の基準ってのが一般人とは異なり、見て来ている物の数が違うわけです、知った上での最低の基準、だから必然性を持ち高いレベルがあるわけで…最低の基準とは謙虚さなのでしょうか、またそこが私を惹きつける、日本で、世界で、いろんな物事を見るにつけ、この立原さんの言葉は重く、原点に立ち却ってしまいます。
吉田暲也さんと丸山太郎さんという、真の美を発見した人たち、彼らもそうであったように、いろんな物を見て、知れば、知るほどに、謙虚になるだろうと思っているのです。で、そう在りたいとも。
「移ろわぬ美」を見つめ続け、今の時代の色んな新しい「美」の解釈を探しつづけて行きたく思います。
石川町のMWL STOREです。

中世がそのままにある都市、フィレンツェ、街の中心ドゥオーモも見る。無事に着きましたフィレンツェ、夜の食事の状況を少し。


とにかく安くて美味しい、フィレンツェ。

なんと美しいお店なのでしょう、ガラスまどが、上から下まで、ピッカピッカ、紙で磨き上げたような透明感がある、見習いたいです。それはイコール提供される料理の品質に直結します。どこでも一緒。

モッツアレラのサラダ、厳格な基準があるモッツアレラチーズ。

とんでもない大きさのフィオレンティーナ、肉、これも厳格な基準があります。うまみがとんでもなくあります。

そして、キャンティ。キャンティクラシコの本場。これが美味しかったです。

ビスコッティーと甘いお酒で仕上げ、グラッパは遠慮しがちです。

とにかくびっくりするくらい、内容に比して安いです。
松屋・銀座さんでやっています。絹よりも綿、紬を好んで着て、正装な場においても綿をあえて着て出かけたという、出自からするとREBELなお方だったのでしょうね、次郎の影響も大きいのでしょうが、、、
故に、圧倒されるような紬や綿の着物の選びのセンスです、是非ご覧ください。


CHET BAKER / ALMOST BLUE
チェット・ベイカーと言えばMY FUNNY VALENTINE なのですが、このALMOST BLUEってのはおよそファッション的でありますね。
MWL STORE 年始の1曲はCHETのALMOST BLUE で始まります。
好きですねーこの曲。



