ダージリン急行/監督ウエス・アンダーソン
兄弟3人の映画、兄弟がいてくれてよかった、っていう映画ですよ。
9月 30, 2016
ダージリン急行/監督ウエス・アンダーソン
兄弟3人の映画、兄弟がいてくれてよかった、っていう映画ですよ。
紅茶。
ウエス・アンダーソンのダージリン急行/ロマン・コッポラとの秀作。お茶に入って行く前段にあったのはやはり紅茶でした。で、この映画で決定的なものになって、やはりいいなぁです。紅茶もお茶も好きなわけです、歴史や背景には素敵な自然が共存していますね。ウエスの才能に驚いたわけです。


















PHOTO:DARJEELING EXPRESS
知らずには済まされない。
お茶を学びに週末を利用し静岡に通ってます。土曜日のことです、お茶を扱うということはこのお店を始める構想当時から決めていたことでした。それも人との出会いがあったからです。産地の茶畑を見てからです、感動したのです。茶道や抹茶というよりも、日常の中にあるお茶つまり「煎茶」「紅茶」「番茶」のことですね、知れば知るほどとても面白い、日本のお茶、日本古来のお茶。これは金曜日に摘まれた、「一芯二葉」の考えにのっとり手摘みで摘まれたもの、もう秋ですが、まだ柔らかく、すごい香りが立っています。種類は「やぶきた」です。静岡で学ぶことは表面的ではなく本物で、皆さん産地や伝統と市場の将来を憂い、このままではだめだという気迫みたいなものがあります、また産地へのこだわりとプライドが。収穫はほとんど機械化、大規模化された製茶産業ではありますが、手摘み、手揉みが基本中の基本であり、それを体験してもらいたいということ、機械の工場の工程の説明も一通りのMADE BY HANDを体験し知ることでは全然理解吸収が違う、とおっしゃる。だから手摘み、手揉みの重要さをまず教えると。。。感動です。先進国で唯一のお茶生産国日本。その一大生産地の静岡が本気だった。まだ始まったばかり、これから時間をかけて、商品知識ではなく、本質の文化としての「茶」の「学び」です。


PHOTO:MWL STORE

少し前のことです。夏休みを利用して、Tea & Tea Arts の理解を深めるべく常滑と萬古焼(ばんこやき)の窯元さんやお茶の産地をそれぞれお訪ねする旅をしました。その折に常滑市の盛田醸造に立ち寄りました。そう、SONYのルーツの盛田家です、今も続く立派な醸造屋さんです。そのSONYのファウンダー盛田昭夫さんの偉業を伝える記念館が横にあって、かなり心動かされました。日本の産地を回っていますといろんな再発見の場に立ち会うことが出来ます。それはそれでまた影響を受けるわけで…この急須は萬古焼です、お茶は道具、つまりTea Artsがあって初めて完成されます、ほんとうにおいしいお茶のひととき、日本人の心 の拠り所 に出会う旅はつづきます、お茶とTea Arts 。間も無く店頭に並びます、美しいと思いません?

Mr. SONY






PHOTO:南景製陶園
PHOTO:常滑のAkio Morita Library にて撮影し引用
商品紹介のアップだけではなく、気になっているコト&モノの紹介も挟まさせていただきます。
結局、それやあれやが影響してモノを選ぶ目になっております。
河原 温






PHOTO: ON KAWARA SILENCE
FOLK, ART, HAND / MWL STORE YOKOHAMA
深夜食堂 の話から思いだしました。
通路、廊下、路地における、小津安二郎独特のカメラアングルの切り出し。
小津映画の美はこういうものの積み重ねにあります。
美しいものが美しい。
映画の紹介をもう一つ。
「マルセル・ブロイヤー」、ハンス・ウェグナーとともに椅子のデザインにおいて好きな二人であり、家具好きの私に決定的な影響を与えた二人です。
ブロイヤーはバウハウスで学んだあと、同校の教官にまでなっています、その後アメリカに渡り、同校の校長だったワルター・グロピウスと共に建築の仕事をしていました。
その後独立し、パリにあるユネスコ本部の建築設計を行いました。それが最も有名な彼の仕事となりました。
この下のワシリーチェアが一番好きな作品なのですが、その下のカンチレバー的な造形としてバウハウスのデザインと思想の代表作とも言えるこの背当ての籐の椅子は、それまでの家具デザインと素材の概念を壊し、金属と木の融合をはかり、強度、耐久性と、着席快適性、そしてデザインをもインテグレートした秀作として、その後の家具デザインに与えた影響は計り知れません、まさに「バウハウス」の椅子です。
それまでとその後の分岐点になった、プロダクトでありデザインと言えます。
日本では公開されるのでしょうか、単館系で上映していただきたいですね。やはり映画は映画館で見ないとですから。


PHOTO: MARCEL BREUER ARCHIVES
「続・深夜食堂」ふたたび、心と小腹を満たします。
食堂の映画ですから食事のシーンがよく出てきます。その器の構成のセンスの良さが光ります。テレビドラマの頃からのファンで、映像の緻密さ、光とアングル、小物の配置、役者さんのそれぞれの上手さ。小林さんがお上手過ぎてますが、ナレーションしても何しても才のある人とはこういう方のことなのでしょうね。
スタイリストさんがされているのでしょうが、器にまで気を配って作っているという、監督さんの思想が素敵ですね。そして配役として、もう上手い人しか出ていません。小津安二郎さんが映画の中のシーンの見え方のセンスにこだわったように、残り続ける映画の要素なのかも知れません。
11月5日(土)に公開です。
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デヴィッド・メラー、1960年代イギリスで活躍したデザイナー、海外のデザイナーで最も好きなデザイナーです。装飾を排除したデザイン性、引き算の上に成り立っていると言っていい、シンプルでありながらも圧倒的なデザイン感は、彼以降の現代においても、その存在を上回るものはありません。


その時代の代表作、左から歩道の車止め、バス停、ベンチ、街路灯、ゴミ箱、とても昔のデザインとは思えない。



中でも驚きなのが、この1965年にデザインされている押しボタン式歩道のデザイン、50年前のものですよ、もうその先進性には驚きしかありません。

ポストのデザインも。

これはシェフィールドのデザインミュージアムの外部展示。


有名な信号のデザイン。街のサインを見やすく、美しくした功績は大きい。

ロンドンから3時間弱ぐらいの北、シェフィールドにあります。これはカトラリーの工房です、優れたデザインが生まれる場所は大体その環境の美しさが違います。私の各地での経験上の感想です。


ミュージアムショップがあり、これも美しい。

このサインも完璧だと思いません?だからもう隅々まで違うのです、そこから生まれているプロダクトが他と同じはずがないのです。


PHOTO:DAVID MELLOR, de zeen magazine
改めて、デザインとは何か、美しいものとは何かを問いかけてくるようですね。

内装を作っていくにあたり、いいなと思ったショップの一つはこの写真の、ニューヨークのTHE APARTMENT by The Lineで、素敵なお店です。この写真に出てくるものはほぼすべて売っているものです、服を含めて。自分は住居のように見えるミニマルでシンプルな構成をしたいとずっと思っていました、出来るだけ装飾を取り除いた引き算で。それは長く居れる空間を意味しています。壁面に使われているVITSOEの収納はニューヨークではよく見かけます、でも私がいいなと思ったのはロンドンのVITSOEショールームで触れてからで、いつかお店を持つ時に使えればいいなと思っていました。構成やデザインがシンプルすぎるので見落としがちですが、実はお店などの什器にとてもよく使われています。イギリスのミッドセンチュリーの時代から今まで続くものです。随分前にもパリのコレットでも使われていました。こういうバウハウス的な壁面収納はドイツのインターリュプケに始まりスイスのUSMハラーなど、好きなものは多いのですが、自分が考えるお店にはVITSOEがいいなと思っていました。









PHOTOはTHE APARTMENT by The Lineより引用。
ここから下3枚はニューヨークの小さなお店、ここも内装がモダンシンプルで素敵なお店です。やはりミッドセンチュリーの頃のスチールシステムファニチャーと思われる什器を使っています、ニューヨークにはこういう小さくて素敵なショップ、雑貨と服、本、アート、などの複合な構成が多いですね。



PHOTO:PROJECT No.8 NY.