

ウィーン分離派とは19世紀末のウィーンで同時期に先にあったミュンヘン分離派(ユーゲント・シュティールの一つの集団、その後のベルリン分離派などにも影響)に影響を受けて結成された新進芸術家のグループのこと。総合芸術を志向していたところが特徴であります。あの著名な画家グスタフ・クリムトを中心にした世紀末芸術集団であります。新しい造形表現を追求しました。それぞれのドイツ、オーストリアの保守的な芸術家連盟から独立し分離するということでその名がある分離派。それが世紀末の代表的な造形運動につながっていく、驚くべきは現在も存在していることにある。つまり新世紀に向かった新しい造形運動の生まれということ。新しい生まれがそこにあった、新しくならざるをえないために新しいものが生まれる、生むということ。それは時代の必然、歴史的にもそれが繰り返している。
で、ウィーン分離派である、クリムトを中心ではあるが、私はヨーゼフ・ホフマンという建築家でありデザイナーに以前から興味を感じていました。40年ほど前からですかね。彼は家具デザインの秀作を残していて、現在も買うことができます。(昔の大塚家具にはあったのですが今はどうでしょう。)ヨーゼフは新世紀(20世紀)に入りウィーン工房を主宰しました。住宅、インテリア、家具をはじめ、宝飾品からドレス、日用品、本の装幀など、生活全般に関わる様々な分野でデザインを行いました。私が影響を受けたのはここであります。ドレスっていいでしょう、クリムトの絵なんてファッションよりもファッションしてますからね、まさに。単一ではなくて連鎖する総合的な造形デザイン(それは結果的に芸術ではなくてデザインそのものの定義を意味している)を指揮するというところです。それは日本で近い時期にあった吉田璋也さんや丸山太郎さんの考えに近いものがあり、イギリスにおけるデヴィッド・メラーさんもそうであります。単一のデザインではなく総合デザインを指揮するというところにあります。私、MWL STOREはその影響下にあります。
MWL STORE
これからの時期の人気商品の入荷です。マダガスカルラフィアバッグ、ハイクオリテいなラフィアが生まれるマダガスカル島。マダガスカル産の優れたラフィアだけを使っています。4月から秋までの定番でこの時期のMWL STORE毎年のベストセラーバッグです。この時期お一つは必要ですよね。デザインが洒落ています。ナチュラルでアナログでモダンですね。綿や麻のワンピースに合わせたら一番ですね。自然素材と仲良し。
歩いて30秒。ご近所のエメさんのクレームブリュレ、シンプルで一番好きなブリュレです。映画「アメリ」でスプーンでバリバリッとやるシーンありますよね、あれ以来ブリュレです。ほんとおいしいエメさんのブリュレです。シアワセ
時節柄、来れる時にお越しくださいませ。
京都にはこの春新しい名所がずいぶんと生まれています。
昨年行った北欧のイルムス。本当に必要なものにしかお金を使いたくない時代に入り始めているように、なんかそんな感じがすごく。極端に言えば代々使えるような、そういう意味でも本当に価値のあるものが残っていくのだろうと思ってしまいます。だから、北欧の考えは改めて新鮮でありますね、永く使えるモノを少しずつ揃えていくということになります。大事に丁寧に使えるモノ。しばらくはこんな考えになっていくように思うのですが、どうでしょうか。。。