
3月 02, 2022
春はあけぼの、焼き芋

ガラスのランプに少し、この様な無垢の木のランプを付加すると、インテリア上級者になる。揺らぎのガラスと、質の高い木のランプをミックスさせることによって、よりレベルの高い自然なマターが存在しだす。インテリアを決定づけるものはランプであると言って過言でない。高いゴージャスじゃなくて、プリミティヴでいいと思うこの頃である。
あまたあるカトラリー、その中でも日本人がデザインし国内で製造されているものとして、高い完成度を魅せる、コモンのカトラリー、選んでいる理由があります。特にデザインの詳細がかわいい、大きさもあえて、お茶とかケーキ用とかフルーツ用、パン用とかの用途のものしか仕入れていません。この大きさたちがとても美しいと思うからです。それと日常の用途として一番つかうモノたちと、自分が日常生活の中で感じて、使用頻度も高いものからデザインを高めて行こう、日常の、と思うからです。価格も美しい。うちの店の棚の下の方にありますが、気づいてくださいね。ひっそりと美しいものが息づいています。
左から、アイスクリームスプーン:715円 コーヒースプーン:715円 ケーキフォーク:715円 デザートスプーン:880円 デザートフォーク:880円 バタースプレッダー:990円
今日の制服 パタのワークウエアはうちの制服。Jean Shop 別注のコンズ・ワンスター ミートパッキングにあった頃。紐締め上げるの好き。カモのニットはポロの。
今朝の様子から。想定外に山下町のHOTEL NEW GRANDの食パンをいただくことになり、唖然と。なんと、なんと、柔らかくて美味いではないか、二回目の食べる味である。ハニーを塗っていただきました。プーのマグだからハニー。尾池さん草ちゃんはジョン・リーチとぴったりと合う、うちはこの人達をこれからも推して行きます。いつも本当にありがとうございます。
今を遡ること約20年ほど前に、それまであったロゴデザインから今のこのロゴデザインに変更しました。サン・アドの葛西薫さんにお願いし、何度も打合せの上で決定しました。でも基本は一番最初に出てきたデザインを尊重して(なんでもそれが一番だと思う自分がいる)当時の事業部長、社長にプレゼン、ご了解いただき決定しました。重要だったことは、新しい都市社会の暮らしに対応すること、そしてこれからは環境を意識し続けること。これらがブランド・フィロソフィーのバッグボーンになりました。そして「中庸のプレミアム」「平凡の中の非凡」「颯爽」というテーマを確立していき、ブランドは時流に乗り非凡な成長・拡大を、コロナが始まるまで続け、会社の屋台骨を支える三つのブランドの一つにまで成長したのでした。このロゴの前のロゴも、リスペクト尊重し、子供服のアイコンとして使われ続けてきました。三顧の礼を尽くす思想を大事にしてきました。
大谷幸夫さんの設計による。東京大学の第一工学部建築学科卒業、これは1966年の製作物である。去年ある仕事により取材に行った、自分の目で見てみて、自分で考えるためである。ネット上の斜め読みだけでは信用できない、納得できない性格だからだ。現場だ、物事。
大谷さんはほんとうにかっこいいい、ミーハーにいうとそうなる。いないなこのテクノクラートは。
なんともまぁ、な、設計である。50年を経過してもすごいなと思う詳細の思想に驚くばかりだ。
是非訪ねていただきたい。京都のジャイアントな建築
日本の陶器としての急須の茶聖、人間国宝・山田常山さんに師事(師匠として尊敬し、直接教えを受けること・今の時代になっても、どんなジャンルでもそれは重要で、それが出来ている人が若くとも高い領域にいるといろんな創り手を見ていてそう思う、急須とか陶芸に限りません、例え服であろうとも、独りよがりでない創作性という観点からは)されました。常滑急須の本流を行く人。そのなめらかですべらかな表現が常滑。他の産地にはありません。美味しいお茶を少しいただく、お茶がもたらす世界に世代などはありません、どなたさまにもです。到達している技術の高さを日常に。LIKE NO OTHER な作品だけを。
横濱にとって港はその街の近代化にとても大事な礎でした。日本は鎖国していた時代を経て、ここで開国・開港をし、日本の物産はここを起点として世界に出て行きました。人もそうです。そして外貨を得て日本は少しづつ豊かになっていきました。その外貨を得るための重要な輸出品目の一つが、山手・山下町一帯にあったお茶の加工場で作られていたお茶です。その山と下を言う山は今やフランス山と言われていて、ハイカラな街のシンボルとなっています。ハイカラは町を闊歩した高い襟のシャツを着た異人さんの姿が洒落ているということからのハイ・カラーが語源となっています。
このあたりで茶が栽培されていたわけではありません、煎茶になる最終の加工をする、全国からの荒茶を煎茶へとその時代の技術として高いものがあり、製茶製品化した場所であり、そしてここから輸出されていたのです。約40年ほど後に静岡・清水港がその役割を担うまでここが主役でした。
さらに、茶聖・岡倉天心の存在も、東京大学を出て、やがては東京藝大の初代校長になるぐらいに、茶・文化あっての日本を説きそしてその礎となった。日本の茶を世界に広めた日本人、この人もここ横濱の中心で生まれています。お茶と浅からざる縁のある横濱の港が見える丘です。
そんな思いを込めた、お茶をつくりました。横濱らしく「颯爽」とした心地よい海風が吹くような。MWL STORE オリジナル企画の「ハイカラ」さんです。
若い人々にこそ、煎茶を呑んでいただきたい、日本のおいしーいお茶を、そして急須や茶杯を使う文化を継承して行ってもらいたい、と思います。かっこいい、表面上のカタチだけでなくて、本質の美味しいという事実をこのお茶で味わっていただきたいのです。お茶と茶器、MWL STORE です。
横濱は文化・芸術都市です。横濱美術館(改装による長期休館中)と三渓園をみていただくとわかります。芸術は横濱を表す言葉です。岡倉天心の精神を大事にしたいものです。
この街が好き。
日本の陶芸ではなかなか見れない、色の美、掛けわけているわけだが、色使いが際立つ、よりアーティスティックになる。ロクロ使いとむつかしい釉薬の色出しと薪(まき・木材)窯での何年もの「炎と釉薬」のハーモニー経験によって少しづつ少しづつ到達できるかも知れないぐらいの芸術領域、あまり知られていないがマイケル・テイラーの釉薬遣いは美しい、西欧の人にしか出せない色がある。使うというよりも飾るという感覚が近い。ブラウンの瞳とブルーの瞳では映る色が違うのかも知れない。それらは全て窯の周辺にある自然背景からインスピレーションされた色、グレイジーズの美を日本に紹介したい。イギリスで作陶、見て知っていただきたい。器の美。
Made in England