投稿日: 6月 05, 2019

益子焼

カテゴリー: Liberal Arts

横浜から湾岸線を走り、常磐道をひたすら北へ上がれば、益子である。

イギリス西部の陶磁器をずっと見ていますと、どうもそこにお互いの影響を受けあったであろう、陶磁器の生産地方である益子(ましこ)の存在が気にかかり、あらためて、現在の益子焼を取り扱いたいと思いはじめ、訪ねることに。間も無く、現在の益子を優れた表現と技術で継承する陶工の窯の取り扱いをスタートさせていただくことになります。三年来気にかかっていたことがようやくその端緒・物事の始まりにつくことができました。これもその出会いに感謝したいと思います。

商談した後、せっかくだから、その益子の創作の聖地でもあり、多大な影響を与えた、濱田庄司の「益子参考館」を表敬訪問し、思いを新たにしてまいりました。事あるごとに、駒場東大前の日本民藝館、五条の河井寛次郎記念館、そして益子参考館は訪ねて、芸術家が思いを馳せた民衆的創作への思いを新たに感じることを心がけています。それらを見続けているだけでも何かしら見えてくるものがあるように思えてならないのです。

聖地を訪ねて。今日も静かに佇んでいて、おぉ、よく来たなと迎えてくれた。
なぜかしら、ジャグの存在が彼らを魅了していた。
濱田庄司の手による益子のジャグ、リーチの影響が見て取れる。
それまでの日本にこの形状は無い。

益子のブラウンと益子のグリーンにとても興味を惹かれる、この色を基本に新しいものをいずれ紹介したい。

益子のブラウン
益子のグリーン・「60年と15秒で描かれる人間国宝の言葉。
このカレー皿みたいなのいいでしょ日本人はライスカレーなんだよなぁ。
濵田の言葉で、なるほどなと思っていたのは「隣の家に住む洋画家・木村壮八の蔵書の中から、美術志望者が少しでも工芸に進めば工芸の質が向上するというルノワールの言葉を見つけ、工芸家になる決意を固めたという」くだりであります。民藝が魅力を持つに至ったことを根拠的に的確に表しているような言葉だと思う。
東京、京都、沖縄、イギリスの各地での学びと人々との交流が濵田のクリエイティブを育てた。基礎を学び、世界に出かけ、人と出会うことの重要性を示しているし、ただ素養に優れているだけではなくて、各地に出かけることの重要性を説いているようだ。どんなジャンルにおいても同じなのだなと思うのです。
人と生まれたからには、学び続けていることが楽しみであり、その命が絶えるまでが学び。
民藝が影響を与え、人を惹きつけるのは、思想としての創始者たちの「お洒落感と高い知性」の集まりだったからだと思う。この服の着方、何ですかこれ、すごいでしょ、特に河井寛次郎のセンス、スーツのデザインや生地、ボタン、メガネ、ネクタイ、作品にも現れていますし、人間国宝を固辞した姿勢にもお洒落感が一本通るように、、、「在野に居る」という、白洲次郎も同じような事を言っていましたし、感じる。当時のブルジョワたちの遊びと言う人たちもいたが、その「遊び」の中に、世界でも例を見ない、日本的な思想の充実を感じるのであります。年齢の離れたバランスも程よい3人衆。これが同い年だと尊敬や謙虚に欠けてきて、うまくバランスしなかったのかも知れない。
ウィンザーチェアと言います、イギリスからの影響が大きい、参考館
ティールームで抹茶をいただいた。
青もみじが一番美しい季節、京都にも行かなきゃなぁ。
先生!また来ます。

投稿日: 5月 31, 2019

清水寺に向かう五条坂の陶泉窯

カテゴリー: お取り扱い商品, 開物成務

清水寺への参道である五条坂界隈を発祥とする。今もその地で焼かれている陶磁器「京焼・清水(きよみず)焼」国道1号線に沿って五条坂はあります。つまり絵柄は世界遺産の高山寺を元として、陶芸の創作は世界遺産・清水寺の参道で行われているという、京都ならではの貴重なものがさらっとあります。(日本の世界遺産に登録されている寺社の30いくつの内の7割ほどが京都・奈良に集中)大事な物を見逃していたと心から思う気づきでありました。この可愛さは尊いのであります。日本の真に大事で、誠に美しい創作を日常に使えたり、飾れるわけです。その創作は強くて美しいのです。すべての部分は手描き、面も蓋裏も、なんと手の届きにくく描きにくい、急須のその中にも、簡単なことではありません、プリントではありませんので、手描きですからやはり一つ一つの個性があります。「むつかしいことをさらっとしている京都」を代表する大事な創作と言えますでしょう。

人気の独特でかわいい急須のセットが再入荷しました。日本の絵描写のうまさの原点です鳥獣戯画図。うさぎ、ねこ、きつね。ご自分への、先さまへのおもてなしに喜ばれています。これで飲むお茶の味も格別というものです。

MADE WITH LOVE 

投稿日: 5月 28, 2019

Vitsoe

カテゴリー: Liberal Arts

VITSOE is Made in England and Made With Love 

MWL STORE は Made With Loveで作られた作品と製品だけで構成されています。

Living Better with MWL STORE

投稿日: 5月 24, 2019

My SONY

カテゴリー: Liberal Arts

生活の全てのシーンに音楽がある、小学3年の時からずっと音楽と一緒だ、だからガジェットはとても大事なんだ。このSONYのコードレス・ヘッドフォンは優れている、音がいい。真夏になるまではイヤホンタイプは使いたくない、こちらがいい。周りの音の取り入れ、ノイキャンもワンタッチ、街で若い人達が男女問わずかけている姿をよく見かけるようになってきた、結構いい機種を使っている、SONYの特徴的なデザインだからすぐわかりますね。いいことですよね。

I LOVE SONY

投稿日: 5月 24, 2019

新茶

カテゴリー: THE 神奈川, おいしい, お取り扱い商品, 街物語
お茶屋としての今年の伊勢の新茶三題。
特に今年のこの地方には意味があります。
令和元年の新茶。
「風薫る」まさにその印象のお茶でございます。
いいお題だと思いません?
まぁまぁ、お茶でも一杯いかがですか…

自らの足で出かけ、産地の空気と育ちを感じて、味わい。どこにでもあるようなお茶でなくて、うちらしいお茶を、お茶好きに提案しています。MWL STOREのお茶。常滑の急須でどうぞ、より美味しくいただけます。日本人にとっては、とても大事なお茶、大人の一杯はこだわります。

根岸線石川町駅前 MWL STORE

投稿日: 5月 22, 2019

伊勢わたらい産の新茶が到着。

カテゴリー: お取り扱い商品, 私が選ぶスタンダード

新茶とは、冬を越し、養分を蓄えた茶樹がその年初めて出した新芽からできたお茶で、摘採時期の5月上旬前後から2ヶ月ほどの間だけ楽しめる、鮮烈な若葉香が特徴のお茶です。今年もまたこの同じ時期に、日本人が新茶を楽しむことができるのは、太陽の運行がひとしく行われ、自然の流れに逆らわず茶樹を見守るお茶農家さんがおられてこそ。どうぞ、飲み終えた後、急須の中に入ったやわらかな茶葉に触れ、こわれずに残っている茶葉の1枚を開き、茶園の風景を想像していただけますと幸いです。

今年も伊勢地方・度会(わたらい)町の新茶ができてまいりました。今年のMWLオリジナルの煎茶・わたらい発売を記念しまして。45g入りのパックをお買い求めいただきましたお客様に、奇跡の清流、熊野古道の水「銚子川の水」500mlをプレゼントいたします。是非、化学合成の肥料や薬品に頼らずに育てられたお茶、伊勢わたらいのお茶を銚子川の水を使ってお飲みください。

大台ケ原から熊野古道を流れる清流の中の清流、世界遺産熊野を流域にもつ銚子川の水、貴重。

MWL STOREがこだわり続ける伊勢地方のお茶と銚子川の水。

投稿日: 5月 20, 2019

TATE St.Ives

カテゴリー: Liberal Arts

TATEのSt.Ivesの展示は魅力的です。リーチや濱田が何故にSt.Ivesに構えたのかを思っていたら、こういう背景に出会っていたのだろうなと思った。ロンドンを起点として、そこから北には誰もが知るようなイギリスの風景がある、焼き物にしても美しい転写の成型の陶磁器だ。しかし、実はあまり行かない西にはイギリスらしくない、太陽の光であったり、Handworkを意識した創作の世界があり、その自然の景色や気候に惹きつけられ、大きな影響を受けた芸術家達のベースがある。リーチが惹きつけられた世界があるように思えてならないし、それら沢山の芸術家達の創作を見せるために、TATEはそこに作ったように思うのです。

ポロックなどの影響もあるようだ。
これをみているとNOGUCHIを思ってしまう。

Made by Hand MWL STORE

投稿日: 5月 19, 2019

ジャグ

カテゴリー: Liberal Arts

ジャグ好きでしてね。イギリス・ポッタリのらしさの象徴として大小のジャグ集めてみました。何に使うかは自由、日本と英国ではそもそも違うし。でもねやっぱり、本物はカッコいいですね。ルーツだから。リーチ・ポタリー、ジョン・リーチ・ポタリー、マイケル・テイラーとロンドンから西へ朝出て夕方に列車で着くあたりで創られています。石川町の店頭にはありません、来週用に置いてありますから、来週をお楽しみに。[大変申し訳ございませんがブリティッシュ・コレクターズマーケットの私どものブースでは、まだカードのご利用が出来ません、高額品が多い中、誠に申し訳ございません、ご了承くださいませ。]