土曜日の天気の良かった夏の夕暮れを涼しく味わう。元町公園プール。
8月 27, 2023
土曜日の天気の良かった夏の夕暮れを涼しく味わう。元町公園プール。
私はウィーン分離派を語れます。
ウィーン分離派とは19世紀末のウィーンで同時期に先にあったミュンヘン分離派(ユーゲント・シュティールの一つの集団、その後のベルリン分離派などにも影響)に影響を受けて結成された新進芸術家のグループのこと。総合芸術を志向していたところが特徴であります。あの著名な画家グスタフ・クリムトを中心にした世紀末芸術集団であります。新しい造形表現を追求しました。それぞれのドイツ、オーストリアの保守的な芸術家連盟から独立し分離するということでその名がある分離派。それが世紀末の代表的な造形運動につながっていく、驚くべきは現在も存在していることにある。つまり新世紀に向かった新しい造形運動の生まれということ。新しい生まれがそこにあった、新しくならざるをえないために新しいものが生まれる、生むということ。それは時代の必然、歴史的にもそれが繰り返している。
で、ウィーン分離派である、クリムトを中心ではあるが、私はヨーゼフ・ホフマンという建築家でありデザイナーに以前から興味を感じていました。40年ほど前からですかね。彼は家具デザインの秀作を残していて、現在も買うことができます。(昔の大塚家具にはあったのですが今はどうでしょう。)ヨーゼフは新世紀(20世紀)に入りウィーン工房を主宰しました。住宅、インテリア、家具をはじめ、宝飾品からドレス、日用品、本の装幀など、生活全般に関わる様々な分野でデザインを行いました。私が影響を受けたのはここであります。ドレスっていいでしょう、クリムトの絵なんてファッションよりもファッションしてますからね、まさに。単一ではなくて連鎖する総合的な造形デザイン(それは結果的に芸術ではなくてデザインそのものの定義を意味している)を指揮するというところです。それは日本で近い時期にあった吉田璋也さんや丸山太郎さんの考えに近いものがあり、イギリスにおけるデヴィッド・メラーさんもそうであります。単一のデザインではなく総合デザインを指揮するというところにあります。私、MWL STOREはその影響下にあります。
写真は全てWITTMANN社のHPからの引用、今も日本でどこかから買えるはずです。内装には本当に良いものを使って欲しい。特にニューリッチの方々には。ウツワだけじゃ構成できないモノが大事なのです。
MWL STOREに並ぶ急須は厳選に厳選を重ねたものです。他にないものが並びます。特にデザインの視点での絞り込みをかけています。うちに並ぶ商品には全てそのフィルターがかかっていて、どのジャンルの商品、製品、作品にもその思想を徹底しています。例え「塩」でもです。創った人の思想と、それを並べるのに他にある商品との合調性、全てが並んだ時のハーモニーが一つの売り場の中にある、洋服までそうです。一品の隅々まで、ただ洋服、ただ家庭用品だけの店ではありません。考えに考え尽くしたモノだけがあります。創り手の方々の創り方まで直接尋ねて見に行きます。国内なら全て。
だからこそ、本物に出会ってほしい、見つけて欲しい。量でなく、価格でもなく、美しさと思想、そして詳しく説明のできる、ここにあるモノを愛する生身の人からの言葉、どこにでもあるものでない、出会いの時間があります。
人間と作品と空間。
今の時代、この具現はとても難しい、すでに始めて8年目を迎えています。
石川町から元町に移ってまだ僅かです、また一歩一歩積み上げてまいります。
9月、元町通に人が戻ってくるタイミングに合わせて、いろんなこだわりが更に入ってきます。
考えは「他にはないもの」LIKE NO OTHER その一点で今まできました。
常滑市、無形文化財、伝統工芸士
常滑焼の伝統を生きる、清水北條さん。常滑の土が本来持つあたたかみや、やわらぎという要素の造形化、卓越された技法、色合い、手触り、形状など、現代の名工であるが故の、指先の繊細なる到達点は芸術品の領域にあります。
陶歴
清水北條(清水源二)
通商産業大臣認定 伝統工芸士
常滑市指定無形文化財保持者
1945 愛知県常滑市に生まれる
1964 県立常滑高校窯業科卒
1973 東海伝統工芸展 初入選 以降31回入選
1974 長参照陶業展長三賞受賞 以降5回入選
1976 日本伝統工芸展初入選 以降3回入選
1978 中日国際陶芸展初入選 以降2回入選
2004 伝統産業優秀技術者県知事表彰
2008 香港教育学院ワークショップ 招待参加 急須製作実演
2009 伝統工芸品産業功労者 経済産業大臣表彰
2016 瑞宝単光章 伝統工芸業務功労受賞
北條陶房の清水北條、木箱入り。
日本の伝統的名工の急須作品のお取り扱い。
Like no other 他には無いモノを。
Tea & Tea Arts MWL STORE
いつもありがとうございます。
実に3年半ぶりのワークショップの開催です。「奈良」の銘茶産地、月ヶ瀬から、なんとご当主自らお越しいただけます。前回もそうでしたが、ここでの煎茶のお茶淹れの学びは特別なものがございます。
ティーファーム井ノ倉さまの一年の茶園のスケジュールを考えますと、かなり希少なタイミングの開催だと思います。
美味しいお茶三選と、それに添えた和菓子ニ選、これも普段味わえないものになると思っています。
是非、このとても希少なタイミング、残暑な時期ではございますが、ご参加をお待ち申し上げております。
MWL STORE 店主敬白
先日の夏休み最後の京都の帰り途に寄ります、必ず。今年2回目、元町に移転してきて初めてだから重要。
とんでもない暑さでしだが、たくさんの外国の方達でいっぱいでした。
安土 草多さんのファミリー、多様な吹きガラスの現場をご紹介されています。とてもわかり易い本となっています。改めて商品の魅力を再発見しました。
MWL でお取り扱い中の伊勢茶の老舗、「かねき伊藤彦市商店」さまが新しいコンセプトのお店をオープンされました。先日の夏休みの帰途に立ち寄らせていただきました。素敵な街並みの中にある、とても素敵なショップをオープンされています。お近くにお越しの節は是非お立ち寄りくださいませ。
慶応元年創業 かねき伊藤彦市商店 美しい、旧東海道の街並みに溶け込むように存在されています。
京都にクルマで入った時は必ず最後の日の朝はこの太秦(うずまさ)にあるイカリに寄ってから帰る、クーラーバッグにはここで買う生鮮でいっぱいになる。京都にくる楽しみの大きな部分でもある。さすがに芦屋や塚口にはいけませんので。そして、気付いたのは、やはりすごいなと、オリジナルがすごい、だいたいどこもオリジナルを強化している、収益取るのが難しい食品で収益を取る要がオリジナルであります。
イカリはオリジナルの歴史が違います。美味しいからです。オリジナル化したきっかけが、美味しいものがないなら自分たちで創るしかなくて、納得できないからです、彼らが自分の店に並べるのに、たぬき庵から始まりました。宝塚の。何が言いたいかオリジナルのレベルの高さが違うということです。そして点数が多い。イカリみたいなスーパーって全国のローカルに存在するでしょう、地元系ってのが、その中でもレベルが高いように思うのです、スイーツなどその典型です。そしてそれが収益を支えて、店が維持・継続できる。中庸のプレミアムです。オリジナルが美味しいというところは多くはない、だいたいオリジナルは量が多くて安いという視点です。それはそれで役割と使命があるのでもちろんいいんデス。もうね、限られた量でいいし、安全で美味しいものを少しでいいっていう人たちにはここは素晴らしいのデス。
あと、生活圏にあるイカリと、三宮や大阪駅にあるイカリでは品揃えが異なる、ま、これもあたり前、客筋と売れ筋をデータ分析するとそうなる。いや、そういうことって知っておきながら、3ヶ月ほど前に行った、三宮店で、あれ、イカリってこれぐらいの品揃えだったかな、??? ここは神戸の三宮店のはずですが、何、日和ったのか、イカリ、、、、ってね思ってしまい何も買わずに出てきてしまった。わざわざ寄ったのに。。。という思いがした。
それが、そのリベンジの意味も込めてこの太秦の店ですよ、隅々まで5周しました。それでその危惧していた、日和ったかイカリ、の怒りが溶けました。口から出たのはやばいわイカリさんでした。。。生活圏といのは、芦屋であり塚口であり、甲陽園であり宝塚であり、この太秦の店であるわけですねきっと、代表的な店としたらです。
生活圏というところが大事な要素です、多分ターミナル店も最初は同じような品揃えで行ったのですが、多分売れずにローカライズするカスタマーニーズをデータベースで解析した結果のMDだと思うのです。服なんかより遥に食品の棚ってのは複雑ですからね、5つぐらいのバイアスがかかるでしょうきっと。季節も毎週というよりも毎日MDですよ、52週MDじゃなくて365MDですよ。