先進国のスタンダード規範
3月 23, 2024
先進国のスタンダード規範
本日のルック 春コート、来週はそういうわけにもいかない寒さでありそうです。ま、でももうしばらくです、あったかくなるとあっというまに暑くなると思える。
a.p.c.のデニムのバッグにsustain(持続)2009年に同名の香水が発表され、当時のその一環のトートだと思われる。デニムは岡山の生地、a.p.cはデニムでのしあがった。まだどこも、大っぴらにサステインなんて言葉使っていなかった頃のことですね。
ジャンは創業するまでに数年間アニエス・ベーに在籍している。その当時に受けた影響も大きいのだろう、頭の優れた人と思える、ブランド思想の構築が素晴らしい。ブランドが生き残れるのは経営者というよりもその思想が大事だろうと思う。だからそれがいいところは残っているし成長し続ける。思想を作れる人にお願いすることだよね。一緒に作りましょう!新しい事業でね。服だけにこだわらずともなんでもありますよ。中興の祖が大事でね、育てることが、いいものを持っているのをもっと育てるということをです。見えていないところを見えるようにすることですね。飛躍的に拡大します。それがあると。
春コートはTEATRA初期のものタイロッケンタイプのオーバーサイズコートなのだけれど、今じゃ普通ですね。これはね折りたたんでバッグみたいになるのですよ、温度差のあるところの出張には重宝しましたね、素材も強い、かなりヘビーに使っていたけれどもどうにもなってないすよ。色も写真じゃ明るいけど、実際はもっとネイビーでね。東レの生地かな、いい生地です。
ロンドンのリバティ デパート この表示にはロンドン一番のデパートとあるが、僕にはフォートナム&メイスン がツートップとして並ぶ。リバティは生地屋さんだと思っている人、フォートナム&メイスンは紅茶屋と思っている人がほとんどだろうけれど、デパートなのです。それぞれがワンアンドオンリーな。
特にリバティは、ファッションに特化した、地下にメンズはあるけれど、9割は女性のためのデパートとなっています。文具がまたいいのです。クリスマスコーナーもね。
この二つのデパートのようなデパートは日本には存在しませんが。バーニーズはもう日本にしかありませんが、山下町のバーニーズさんを見ていると唯一それに近いかなって。日本にとって、いや元町周辺の街にとってとても大事なデパートとしての位置付けがバーニーズさんです、何度も言いますが、もうニューヨークにはありませんからね。ウィンドウのディスプレイもどうしているのだろうと思う、あのニューヨークの店のディスプレイを知っているものとしてね。バーニーズと言えばウィンドウですからね。
そしてロンドンではハロッズが唯一日本的なデパートで、それは日本のデパートがそれを目指したからということですねきっと。
ボン・マルシェやリバティみたいなデパートが今からでも日本に生まれて欲しいものです。小売に理解あるスーパーなニューリッチ企業から、長い目で見た理解のもとにね。なぜなら、文化はそこからしか生まれてこないからです。この両方のデパートを見ているとそう思う。ルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシーみたいな会社のことです。そこがパトロンにならないとね、難しいな。
VITSOEから新しい冊子が送られてきた。主にVITSOEの思想を垂範する冊子であるように感じる。
Managing Director の Mark Adams の言葉からは シューマッハーの名著「Small is Beautiful」の引用がある。
patagonia のフットプリントに同様の Small Is Still Beautiful の引用があることを確認いただきたい。
ショートカットはあえてつけませんが、興味を持ってググって欲しい。この言葉や内容はモロ、シューマッハーの影響というかリファーの思想である。パタゴニアは知性の塊だ、ファッションなのに。アウトドアではない、パタゴニアはファッションだ。1970年代にパタゴニアが生まれた時から見ているからよくわかる。
私がココアを扱う理由
来週の11日(土)12日(日)に青山・国連大学中庭にて開催されます、3年ぶりのイベント、Tea for Peace に参加いたします。コロナにより中止されていたイベントの復活の初回です、楽しみー
日本のお茶と世界のお茶が集まります。MWLは茶器とお茶で出店いたします。
お茶好きにはとても楽しく、興味深いイベントです。青山という土地柄もあり、若く、創造性の高い、意識高いイベントだと思います。今回も参加できますことを光栄に思っています。
詳細はこちら国連大学イベントTea for Peace まで、ルールもありますのでご覧いただきご来場くださいね。
UNU= University of United Nation Tokyo 人生、どんなタイミングでも学びを、長い人生に輝く一瞬を、それは全て学びから。
自分が思う「生地」作者の生地で、自分が思う「描き手」の絵が描かれた九谷を、食器というよりも、僅かな数だけが存在する「アート」をお創りいただいた。ありがとう存じます。
九谷焼は私を魅了し、はまらさせた。これからまた展開できるのか、ほんとうに、どう展開できるものなのかも未知であるが、これは紛れもなく、自分には23年秋の記念すべき第一歩である。真摯に向き合って行きたい所存。
最近では「奈良」の東大寺とその周辺の国宝と歴史的建造物、そして一年前から九谷焼の芸術と周辺技術、それにハマり続けている私なのである。学びはまだプロセスにある。
「上野リチ」のそらまめ、オーストリアの人が日本人の建築家と結婚して日本名に、ヨーゼフ・ホフマンに見出された才能の二人が出会った。そして名前が上野リチになった。
京都の京セラ美術館には膨大な上野リチ関連が眠る、これから出てくる。
今年秋、ヴィェナでも大きく回顧展がフィーチャーされる、世界が上野リチに注目する日がやってくる。去年の三菱での展示はほんとうによかった、もう一度見たいぐらいだ、ま、京セラでほどなくするでしょう。今年はそれらがオーストリアに行きますけどね。
かわいいものがお好きなんですねってよく言われますが、違うんですよ。クリエイティヴィティーの本質を見ているんですよ、どの「カワイイ」にも、そんな単純なものうちには一点たりともありませんから。
見る側にも勉強がいると思って提案しています。だから聞いてほしいのです。
全てはものすごく時間をかけて、大事に目利きの目を通過してきています。理論においてもね。
理論形成なきクリエイティヴなど存在しないと思っている。つまり成功しないと。成功とは何と言われると評価だと即座に応える。
上野リチの評価など、長く眠っていて、正にこれから評価が始まるのだから。だれが見つけて、そこに白羽の矢をあてたかになる。