投稿日: 2月 17, 2023

ジャムとジャムスプーン

カテゴリー: Think.

街の裏通りの商店の窓から見える街の風景はいつしか7年。いいものってなんだろうと思い続けて、探し続けて、その多くはないものを。

ジャムがあるなら、パンがいる

投稿日: 12月 29, 2022

ウィーンの世紀末

カテゴリー: Think.

てなわけで、五木さん由縁の場所へ、「金沢五木寛之文庫」へ、2階になる。まず全くもって驚いたのはウィーン分離派の世紀末様式の秀作:ヨーゼフ・ホフマンのチェア、フレーダーマウス(こうもり)が二人掛けと一人掛けとテーブルでセットであり、目が点になり、なぜ突然、フレーダーマウスなんだ?こんな高い椅子をいくつも使っている?そして一階にあった曲木の椅子たちも、シートの貼り地から、これは世紀末様式と思い、裏返し確認すると、トーネットのもの、つまり本物だった。それにしても2階のホフマン全開には驚きを超えて、目が点だったのだ。

まぁ、そのなぜウィーン分離派に至るのか?をしばらく考えを巡らすと、五木さんとの関係か、と思い始めた、あるいはご本人の意思かな?とも。そう思うと早い、たくさんの英知が集まる脳になる。

つまり、懐かしい記憶を思い起こせば、五木さんの秀作「哀しみの女」である、ウィーンを舞台にした、まだ売れない画家とその才能を見つけ育てた女の物語であった。はたと、そこに想いが行った。あぁあれか、である。マーラーやヨハン・シュトラウスなどの名曲の数々とともにある小説そのものの舞台、そこはウィーン、ウィーンと言えばウィーン分離派の仕事と、この椅子たちも納得の落としどころの自分なのであった。書くと一万字以上になるので、はしょる。(椅子の写真を撮りたかったが、二階そのものが撮影禁止だったのだ)

 

小さいけれど銀行の建物だったところを利用。
横浜にもいい建物がいっぱいあるけれど、、、、、、、、
ぜんぜん関係ないけど、いいね、当然大都会もなのだけれど、東日本震災や今回のコロナという背景をうけて大都会では予算はつきにくいのだろう、今でも大都会でもよくある、嵐の夜の停電や都会型の大地震の時の電源確保という意味がある、大事な基本インフラ政策なのではあるが。。。そして見てくれね。金沢はがんばってらっしゃる。

投稿日: 12月 20, 2022

Volkswagen

カテゴリー: Think.

旧世代のゴルフを売って、電気自動車のID4を買ったおばあちゃま。ゴルフの思い出を思うようにゴルフの型のクッキーを焼いて食べて、思い出にさよならした。そして、自動制御機能、ぶつけない機能も満載の電気自動車に乗った。日本もこの視点で広告制作を行うべきで、良い制御されている自動車がすでにいっぱいある日本のものを買い替える需要の喚起を促すべきだと思う。乗りたくなくても乗らなきゃならない人がいるのなら、旧世代の何の制御もない自動車から制御ありに変えるべきだ、補助金もいろんな名目であるしね。どなたにも安全を。突然突っ込んでくるのはごめんです。自動車大国の超高齢化問題に早々にもっと対処すべきだと思う。電気自動車の恩恵は随所にあるはず。

投稿日: 11月 21, 2022

安土展の音楽は毎年これ、SHE&HIM

カテゴリー: Think.

お店の空間でかかっている音楽、音量はその店の今の表現のクオリティと同化すると考えていて、繊細に選んでいます。今表現させていただいている「創作展」にふさわしいのかという視点です。リアル店舗で自分の言葉で話、詳しくご説明すること、そして聞こえてくる音楽と作品群の一致。これは画面上では到底できないこと、と位置付けて店頭でのご接客を大事にし続けていきます。それは私の30年来の原点ですから。

投稿日: 9月 25, 2022

静岡の水害

カテゴリー: Think.

この2週の台風からの大規模降雨の水害が静岡県で発生しているようです。茶産地の茶畑が大きな被害を受けているようです。日本一の産地。山にあるこだわりの産地ほど深刻的に被害がひどいようにも感じます。美味しいお茶の産地の皆様の被害がとても心配です。お見舞い申し上げます。

投稿日: 9月 07, 2022

緑茶は最高の健康茶。

カテゴリー: Think.
すべてが北勢と南勢の伊勢茶を由来としています。ハイカラのみ2種の秀逸な玉露と上級煎茶と京都産の宇治老舗抹茶を合組。お茶が旅立った横浜港の地元ならではの思想がお茶物語に、MWL STORE ORIGINALS の美味しいお茶、素材そのものも伊勢地方のものづくりの丁寧さが息づく。山手・山下は日本茶が世界へと旅立った起点の街。ほんとうに美味しいお茶を健康のためにいただきましょう。煎茶習慣を伊勢のお茶で。

緑茶は最高の健康茶

朝起きがけや、食事の後にじっくりと味わう一杯のお茶。心地よさが体全体に広がっていくようで何とも言えない良いものです。

   お茶は今では日常飲まれていますが、現在のように広くお茶を飲むようになったのは江戸時代からで、煎茶や玉露の製法が開発されてからです。お茶はツバキ科の植物で、その葉を摘んで蒸したり、熟したりして加工します。

   緑茶は不発酵茶といって、葉を摘み取ってから早めに加熱して葉の中にある酵素の働きを止め、酸化を起こさせないのです。
   そのため、緑茶は、うま味成分(アミノ酸)を多く含んでいます。アミノ酸のテアニンやGABAには、リラックス効果のあることが明らかになっています。

緑茶の伝来

   お茶は中国では漢の時代から解毒用として珍重され、後に飲用にと発展し、生活必需品となって人々の生活に浸透するようになりました。日本では永忠という僧が805年、留学していた唐から薬として持ち帰ったことが最初であるといわれています。

   日本でお茶について最初に書かれた書物は、臨済宗の開祖、栄西が鎌倉時代に著わした「喫茶養生記」です。宋の国で見聞きしたお茶の効用をまとめたものといわれ、次のような一文で始まっています。「茶は、養生の仙薬なり、延命の妙術なり、山谷これを生ずれば、その地禅霊なり、人倫これを採ればその人長命なり」と養生の仙薬というのは、不老長寿を得ることができる、仙人の薬という意味です。当時お茶が大変効きめのある薬として扱われていたことがよく分かります。

お茶の効用

   お茶の効用の多くは、お茶独特の渋みのもととなる成分で茶カテキンによるものです。発がんを抑える作用、血液中のコレステロ-ルを低下させる作用、老化を防止する作用、血圧の上昇や血糖値の上昇を抑える作用、抗ウィルス作用、虫歯を防ぐ作用、口臭を予防する作用など実に多くの効きめを持つものです。

   次に挙げられるのがカフェインです。眠気を覚まし、運動中の脂肪燃焼を助ける効果があります。また、ビタミンCも多く、急須でいれたお茶1杯で1日に必要なビタミンCの10分の1を摂取することができます。ほかにも各種ビタミンが含まれ、中でも多いのはカロテンやビタミンEです。カロテンは緑黄色野菜に多く含まれ、がん予防に効果があるのではないか、と近年特に注目を浴びている栄養素です。ビタミンEも老化防止効果などで、非常に評価が高いものです。

お茶の食べ方

 お茶を食べると言われると驚いてしまうかもしれませんが、お茶を使った料理の歴史は古く、『料理物語』(1643年)に記載されている「奈良茶」は、お茶の煎じ汁で米や豆などを煮たものでした。現在では、加工用の抹茶の需要が高まり、抹茶を用いた菓子が多く製造され、お茶は食材の1つとして扱われることも多くなりました。抹茶は碾茶(覆下栽培した茶葉を碾茶炉等で揉まずに乾燥したもの)を茶臼等で微粉末状にしたものですので、飲むと言いながらも、お茶の成分を丸ごと食べていることになります。
 また、茶産地においてはお茶の生の葉を天ぷらにするといった食べ方もあります。タイやミャンマーでは、ミヤンやラペソーとよばれる食べるお茶があります。

 煎茶の茶葉や、上級煎茶の茶殻は食べることができます。お湯でいれたお茶の中には、水溶性の成分は溶け出していますが、食物繊維やビタミンE、カロテンなどの不溶性成分は茶殻に残っています。お茶に含まれる成分の約7割は茶殻に残っており捨てられてしまいます。ですから、料理や菓子に、茶葉や茶殻を使用したり、抹茶を使用すれば、お茶の栄養素を効果的に摂取することができるのです。

 お茶を使った代表的な料理といって思い浮かぶものといえば、茶粥やお茶漬けではないでしょうか。お茶の香りが茶碗全体に広がってあっさりした中にも、お腹にしみいるおいしさがあります。

 お茶の茶液は、生臭みを消す効果があるので、魚や貝類を茶液で洗ったり茶液に浸けるといった利用の仕方もあります。また、茶液で小魚を煮ると骨まで柔らかくなる効果もあります。

 粉末にした煎茶の茶葉や抹茶は、パスタに和えたり、天ぷらの衣に混ぜてお茶の香りを楽しむのもおすすめです。茶殻はフライパンで炒って水分を飛ばし、ごまやかつお節、醤油で味を整えると、簡単にお茶殻のふりかけができます。

 ストレスの時代、飽食の時代に生きる現代人にとって心身の健康を保つうえで、日本の気候風土に馴染んできた緑茶は、生活に切り離せないものであることを改めて感じます。

(文章引用:公益社団法人 千葉県栄養士会 HP 健康を考える皆様へ)

 

投稿日: 7月 22, 2022

Dream UP UK

カテゴリー: Think.

コーン・ウォール州のセント・アイヴスから英国最北端のジョン・オー・グローツまでの旅が夢、叶えたいものだ。その練習のために北海道を5年間かけて、毎年の夏の1週間にグルグル回った、R1250RTがやはり楽だった。その本番がここだ。イギリスで3週間ほど、R1250RTをレンタルすると30万ほどだ。全長で片道で1400キロほどだから往復で3000キロほどの旅になる、1日を150から200キロ走る前提だ、北海道を走った感覚で言うとそれぐらいが体にも優しい、いろんなところが見れるし、1日1日で。道も北海道並みに走りやすそうな感じだ。何よりも治安が安定している。今のアメリカじゃこういうわけにはいかない。冒険王はいつか、もちろんタンデム。

R1250RT とはこれだ、伝説のRという水平対向のボクサーエンジン、重心が低く直進安定性が良くて、タンデムの環境も良い。大きさが故に人が疲れにくいバイクである。白にするとどう見ても白バイにしか見えないけれど。

投稿日: 6月 07, 2022

アマモ

カテゴリー: Liberal Arts, Philosophy, Think., リスペクト

私の前に途はない、私の跡に途ができる。

谷川仁の創作を理解するには深く掘り下げる必要を感じたのである。たかが急須、されど急須である。私の心の中心に常にあるのは急須である、美味しいわずかな産地の”茶”とともに。

谷川仁の創作の中で最も重要な存在の藻掛け急須、それの元がアマモである。色んなことを調べていく過程で教えてもらっている、いろんな引用をいろんな側面から検証して、その中心にあるものを確たる信ずるものに組み上げていく。斜め読みで理解することは嫌いである。そこに学びはない、忘却するのみだ。必ず何かに残す。

これも近くの高校生の子の一言から出た、「学び」である、学びのきっかけは逃さない。人間であることの証明は学びと読書である。老いては子に教えられることがどんどん多くなる、謙虚に耳を傾ける必要がある。 

海遊館ブログより引用

アマモは、海にはえる海草(うみくさ)の仲間で、海藻ではない。アマモは、根・茎・葉の区別があり、花を咲かせて種を作る種子植物です。アマモが好むのは、波静かな入り江や内湾の浅場で、泥の多い砂地に地下茎と根をはってくらしている。

 アマモの群落はアマモ場と呼ばれる。アマモ場には動物プランクトンやゴカイ、ワレカラ、ヨコエビなどがすみつき、それを食べる動物が多く集まる。また、エサが豊富なだけでなく、稚魚などが大型の敵から身を守る隠れ家としても役立ち。時にはアオリイカなどが卵を産みつけにやってくる。アマモ場の働きはその他に、海水の汚れを取り除いたり、水中の酸素を増やしたり、海底の土壌を安定化させたりと様々である。

上記の様に、生き物にとっての環境を良くするアマモ場は、かつてたくさんあった。しかし、埋め立てや護岸工事によってアマモが育つ浅場は全国でもなくなりつつあって、近年では、各地での環境再生の取り組みで浅場が作られ、残っていたアマモ場からの種の広がりや移植などの効果で、アマモ場が少しづつ増えてきているようだ。

 アマモ場をよみがえらせる取り組みは全国に広がりを見せ、毎年1回「全国アマモサミット」という形で大会が開かれている。アマモやアマモ場に興味がある方、ぜひ参加してみてはいかがだろうか。
詳しくはhttp://www.hannannoumi.com/まで。

海草(うみくさ)の仲間であって、海藻ではない、これがキホン。
美しいアマモ場 これを急須に巻き付けて焼いた人の存在が貴重だ。人の創意工夫に脱帽だ。自然環境が健全であることのバロメーターである。知多半島は自然とともにある。写真提供:岩井克己氏

ここからは、「里海~山・森・川・海~全てが調和して自然と生命を造る」より引用

アマモ(学名:Zostera marina)は、北半球の温帯~亜寒帯にかけて分布する海草の一種。海草は海藻とよく混同されるが、前者が維管束を持つ高等植物の種子植物なのに対し、後者は維管束を持たない原子的な植物である。
アマモは、水深およそ1~3mの沿岸の砂泥地に自生しており、日本でも全国各地で見られるが、近年は海洋汚染などの影響によって徐々にその数を減らしつつある。悲しい現実である、知多半島は尊いのだ。

地下茎をかじればわかる

こちらは、アマモの全体的な写真であるが、この写真で茶色の部分が「地下茎」と呼ばれる部分で、ここからランナーという脇芽をだして無性的にも増えていく。そして、この地下茎の部分が甘い味がすることから、「甘い藻」=「アマモ」になったとされている。すごいな
冒頭でも解説したが、アマモは「海草」。つまり、根があり、茎があり、葉があり、それぞれに維管束(水分や養分を運ぶ管)を持つ高等植物(種子植物)です。上の写真のようにしっかりと葉脈も持ち合わせている。

また、アマモは種子植物のなかでも単子葉植物(大きく分けるとイネなどと同じ仲間)で、花を咲かせ、種をつけて増えていき。なお、アマモは小さくて白い水中花を咲かせる。
広義でのアマモとは「アマモ科」の植物を指しますが、日本には3属10種ほどが自生している。

Heterozostera属

H.tasmanica
 

Phyllospadix属(スガモ属)

スガモ|P.iwatensis
エビアマモ|P.japonicus
P. scouleri 
P.torreyi
 

Zostera属(アマモ属)

アマモ|Z.marina
コアマモ|Z.japonica
オオアマモ|Z.asiatica
スゲアマモ|Z.caespitosa
タチアマモ|Z.caulescens
Z. muerell
アマモには2種類の増え方があり。1つはランナーから無性的に増える栄養繁殖で、これは言わばクローン繁殖。しかしながら、クローン繁殖の再生回数には限界があり、ランナーで増え続けることはできない。生殖株で花を咲かせ有性生殖を行って種子を作り、新しい遺伝子を持つ株を増やしていく必要がある。これが、もう1つの増え方である種子繁殖である。このように、アマモは2種類の繁殖を織り交ぜながら増えていく。(画像引用は三重大大学院生物資源学研究科論文より)

竜宮の乙姫の元結の切外し (リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ)

この「アマモ」には植物でもっとも長い「別名」がある。
その「別名」とは、・・・「リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ」。なんと21文字!漢字と平仮名になおすと「竜宮の乙姫の元結の切りはずし」
つまり、竜宮城の乙姫が束ねて結った髪を切りはずしたもの、という意味。昔の人は、海岸に漂着したこの植物の細長い葉を見て、竜宮城にすむ乙姫の切れた髪が深海から流れついたようすを連想し、そう名づけたのだろう。

さあ、藻掛けの急須を使う理由が確たるものになった。藻掛けを集めて行こう。

藻掛けなら「谷川仁」学び続けることで作家の発する意味を理解して、美味しい、限られた産地のお茶とともにMWL STORE でどうぞ。伊勢と出雲と奈良です。すべてに選んでいる意味とストーリーがある。

アマモはとても想いの深い植物であり、知多半島の人々に色々な影響を与えてきている。

谷川仁レジェンドのアマモを焼き締めた芸術品、なんと4,840円 金糸に見える芸術 藻掛けで常滑一の技術 谷川仁ならMWL STORE 深い知識でお知らせします。産地の方も意識していないような内容で、それはLOVE 知多半島だから、LOVEです。
アマモは焼くとこうなります。アマモの藻掛けはあまたにあるとはいえ、谷川さんだけが到達しているものがある。これはほんとうにお奨めします。見逃さないように、オンラインでも上げてます。
ツマミの先のてっぺんにピンがあたっている、奥行にして1ミリ以下の精度、やはりニコンの一眼はすごいな。Made in Japan NIKON