伊藤雅風③

陶磁器の世界においても、洋服などと同じで、表現にはそのセンスというものがあります。
ほぼ天性のものです。知識や基礎は学びで習得することは年齢がいってからも可能ですが。
センスは無理です、いつの間にやら備わるものと理解する。そこに特別な人は生まれる。同じようにやっていても違うのです。それは他の人と同じように学び続けていた、来たとしても、目の付け所とか、受け止める感覚が違うように思えてならない。形、色、肌の触感にこだわる、それは土であり水であり、火であるという。土地と人もだ。急須という小さな宇宙に無限を見ている。
そして、それで美味しいお茶を呑むのだ。それは度会のお茶だ。
ありがたくも、同じ時代に居る若い天才の作品を買っておこう。

MWL STOREが選んでいる急須。