7月 13, 2020
7月 13, 2020
五山鳥獣戯画・茶碗
一般的に五山とは寺格のことをさします。特に京において。室町の時代にその歴史が形成されているようです。主に臨済宗の制度であったようです、さらにこの京都、鎌倉の五山の上位に、別格上位というのがありそこに位置されているのが「南禅寺」です。南禅寺のあの荘厳さはそこから来ているのですね。納得です。
ロクロでひいたものを素焼きし、熟練した女性絵師が下絵付け、そして1205度から1210度に限るという繊細な温度での本焼き、冷まし、さらに金飾を施し、さらに焼きが入るという、清水焼ならではの工程と手描きの絵。その前の五山の話といい、他の産地には、まず無いという、ストーリーが詰まっていて、室町時代でなく、今の時代に創られているという、クリエイティブの幾重もの重なり。
深いストーリーと歴史、京都・清水焼「陶泉窯」