日本の大事なものを教えてくれる。

いよいよ余す所も少なくなってきました清水・陶泉窯展、いろんなことを思いながら、今回もこの企画に望んだわけですが、MWL(MADE WITH LOVE)のお店でたくさん並んで見た時に改めて思ったこともありました。それは、どんな時にも大事にしなきゃいけない日本の心です。いろんなことがあって失われていくものは多い、でもそんな中だからこそ大事にしなきゃいけないもの、瞬間やタイミング、時節、季節、それらを迎える設(しつらえ)というものを。日本人は特にそれらを昔から大事にしてきたのではなかったのかということでした。

忘れちゃいけない、日本の心
海老と鯛、本当の意味を。新しい年、時に祈念するということ、海老は長寿、鯛は福の神、型くずれしない身の形の見事さが祝い事にふさわしい。
ゆずは核がすべて揃って成長し、大小不同がない。作物がゆずのように一斉に実ってほしいという、豊作を祈る気持ちを表しています。
芽を出すことを願う、家族の誰かがそういうタイミングを迎えるなら、それを「話」にまず食べてもらおう。大地から芽を出す。
対にになっている貝殻でなければぴったりと合わないという、添い遂げる願い
薄桃色の部分は「めでたさ」や魔除、白色の部分は神聖さを意味して
大事なことを司ることに使われるものを、手で、大事に丁寧に京都で創り続けている。
心がこもる

使う意味、持つ意味があるものを少しづつ揃えていくこと。清水焼・陶泉窯:おせち三寸皿揃い 20,000円