独立資本

紀ノ国屋のJR、ユニオンの京急のように、どこかの傘下に入らなければ経営が持たない時代はかなり以前からです。

電鉄経営の路線駅に出店すれば、それなりの経営の基盤となるぐらいのベースは作れるということになります。そして路線のブランド価値的にもオーナー企業には効果があります。

主題のいかり⚓️の話

芦屋をはじめ阪神間でリアルな高級スーパーとして知られる「いかりスーパーマーケット(株式会社いかりスーパーマーケット)」の資本関係についてですが、大手流通グループや外部企業の資本は入っておらず、創業者一族による自己資本(同族経営)を基本として運営されている独立系の企業です。

  • 独立系の同族経営 1961年に兵庫県尼崎市で創業して以来、他大手の傘下に入ることなく、一貫して独自の経営を続けています。現在はご親族が経営を引き継いでいます。

  • 独自の財務基盤 株式を上場していない非上場企業であり、自己資本比率の高さや手堅い財務体質を維持していることでも知られています。外部の大手資本やファンドなどの影響を受けないため、阪神間の顧客のニーズに特化した独自の品揃えや、自社工場での製造・プライベートブランド(PB)開発を貫くことができています。

いかりスーパーの創業者である故・行光博志氏は、若い頃に神戸市元町にあった兄の経営する洋菓子店「錨堂(いかりどう)」で洋菓子職人として修業をしていました。

その後、1961年に兵庫県尼崎市でスーパーマーケットの1号店をオープンすることになりますが、この「もともと洋菓子店(またはパン・菓子製造)から始まった」というルーツや職人の技術が、現在のいかりスーパーの大きな特徴に深く繋がっています。

  • 自社製スイーツやパンの原点 名物の「芦屋マドレーヌ」をはじめ、ケーキやザッハトルテ、パンなどの自社製造・オリジナル商品に非常に強いのは、この洋菓子店時代からの神戸の伝統や職人技がベースにあるからです。

  • 「いかり」の由来 屋号の「いかり」は、神戸元町にあった「錨堂」や、神戸の港町を象徴する「碇山(いかりやま)」などにちなんで名付けられたといわれています。

このように、神戸の洋菓子づくりからスタートしたバックグラウンドが、現在の「高品質なこだわりグルメスーパー」としてのブランドを形作る大きなルーツとなっています。

神戸元町発祥のいかり⚓️スーパーマーケット、マリンブルーの保冷バッグは夏の必需品、デザインのセンスも神戸らしく秀逸。食品工場のほとんどは宝塚にある。