投稿日: 11月 05, 2021

葡萄の土瓶

カテゴリー: アルチザンな人たち

プリミティブな、土瓶という構成の個性でありながら、工芸の域を逸脱しない仕上がり。それが京都産。周辺にある、あるいは見てとるものの本物の多さ、あまりの多さに影響をうけるはずだから。

吉祥(きちじょう:よいきざし、きっしょう)増える・多収の意味柄、葡萄の土瓶。16,500円 容量650cc (四人分の湯呑み茶碗が余裕)高さ:約175mm 胴体の直径:約125mm
京都の柄には歴史的な意味が積層している、ミルフィーユ。
左利きでも使えます。
五条坂の窯の本家で焼き上げる。少し歩けば清水さん。だから清水焼。
ぽってりとした絵筆の先が特徴の陶泉窯のクリエイティビティー、手で触ると膨らんでます。
茶こしもしっかりとしたもの。
煎茶茶碗とセットでどうぞ。 4,180円 容量:約80cc 高さ:約47mm 直径:約70mm
奥と手前に据える、吉祥。
とても繊細な手描き。

投稿日: 11月 04, 2021

11月の予定のご案内。

カテゴリー: お知らせ

おはようございます。

11月は毎年恒例となりました吹きガラス/安土草多さんの個展を開催いたします。
今年は混雑緩和と安全性重視のため初日から4日間は終日予約制とさせていただきます。
皆さまにはご不便をおかけしますがどうぞ宜しくお願いします。なお予約方法などは後日掲載のインスタグラムをご覧下さい。

●吹きガラス/安土草多個展
会期:11/19(金)〜12月上旬予定
⚠️11/19(金)〜11/21(日)と23日(祝)の4日間は予約制 (予約方法は後日アップします、今はまだ受け付けておりませんのでご注意くださいませ)*22日(月)は定休日になります。

場所:MWL STORE/エムダブリューエルストア
住所:横浜市中区石川町1-19
お問い合わせ:info@mwl-store.com
営業日:木曜日〜日曜日
営業時間:12:00-18:00(11/19〜延長予定)
定休日:月曜日〜水曜日
⚠️臨時休業:11/18(木) 設営準備のため
⚠️臨時営業:11/23(火)

追記:今年は安土さんの在店はございません。

投稿日: 11月 01, 2021

風神雷神

カテゴリー: Liberal Arts
昨日の晴天より、三井財閥の中興の祖といわれた、三野村利左衛門と渋沢の面談の場面、後ろの屏風にびびる。三井財閥なら可能だ。風神雷神は特別だ。西郷どんを新聞一行で済ましましたね。これもすごい、びっくりした。

投稿日: 11月 01, 2021

民藝に行こう。

カテゴリー: Liberal Arts

昨日朝一 来年までやっているから何度か来ます。昨日は人が多かったので、ほとんど自分的には見れない、また来ます。いい展示が多かったです。

図録より。芹沢銈介が手掛けたデザインのもの。先日の2週間ほどまえの京都出張のおり、祇園・花見小路の十二段家にランチを食べに行きました。ステーキランチ、その時に内装これ民藝でしょって思っていたのだが。最近改装されたのです。そこは祇園の花見小路の通りにあるみんな知っているいつもの店で、実はもう少し奥の通り入ったところにも本店がありましてね、以前はいつもそこに行っていたのですが、当時は、建物に確かに民藝が多いな、京都だしね、ぐらいに思っていた。無知そのものでした。花見小路の店に先日行ったおりにはリニューアルされていて、なんで新しくしたのにまたこれほど民藝やってるのって思っていたのです。その時も深くは追わなくて、記憶には残していました。それがこれですよ、目からウロコですね、こういうことだったのですね。鳥取のたくみ割烹も銀座のざくろも、スエヒロも、食文化を引っ張っていた民藝、そこで使う食器も民藝だったのです。つながっていた民藝という思想で。今それがランチのしゃぶしゃぶで民藝を堪能できるのが、私が通う銀座コアビル地下「しゃぶせん」ですいまだにうつわ、しつらえ、もてなしが、民藝で、肉もおいしい。うつわと肉と具材の関係が美的でいて、適価であって、民藝には価格、ここが大事。だからこれも中庸のプレミアムであると言える、プレミアムには「ざくろ」が存在する、それはそれでよし、そういう人もいるから。いわく、昔の民藝を主導した人たちの思想には衣食住があった、陶器だけではなくて、その料理もあって、それは古い料理ではなくて当時はなかったモダンな食べ物であったようだ。うつわだけではないのだ、ライフスタイルだ。ファッションもある、彼らには。だからファッションが重要だ。柳も河合も濱田もおしゃれだから、競うようにお洒落をしていました。まずそこだと僕は思う、始まりの一滴。

今も美味しくあります。民藝と言えばすずや。とんかつ。ここは筋の通った民藝、表面舐めただけのものではない。

投稿日: 10月 31, 2021

日本人の心の詩(うた)

カテゴリー: アルチザンな人たち

 

ご予約にて承っております。

日本の歳時記を大切にする、些細なことを積み上げてきました。地方の優れた基盤のある都市には必ずといっていいぐらいに、こういう歴史を大事にして、今を踏まえて未来に向かう。時の詞(ことば)があります。大事にしたいと思う心でございますね。一度買えば毎年飾る一生ものです。しかもそれは代々に継がれて行く。

私たちは忘れない、いいものお傳えする役割を。

もう二ヶ月を切ります。早いものです、あわただしさの準備。

投稿日: 10月 30, 2021

クリスマスのお皿

カテゴリー: アルチザンな人たち

おはようございます。風も少しは止んで、いい天気になりました。気持ちいい外出が出来そうです。

時勢もどうやら大阪あたりから大きく動きそうな気配を含んできました。

クリスマスのお皿の大判が入ってきました。

こういうことが可能な窯元は実は少ない。日本の清水焼。ユーモアにセンス、技術、ほかにない伝統が脈々と。38,500円(税込み)です。
一方で、数百年に一度だろうと思われる、世相を受けて人気の風神さまと雷神さま、扇子は建仁寺で、昔あまりにも感動を受け買ったもの(非売品)
400年も前に俵屋宗達という天才が描いたのですよ。年を過ごす数字など意味がない。祇園の奥の建仁寺でご覧ください。京都のお寺さんはアート。
風神雷神

投稿日: 10月 29, 2021

唐子(からこ)と山帰来(さんきらい)

カテゴリー: アルチザンな人たち
かわいい表情の唐子(からこ:中国風の衣装や髪型をしている子どものこと)と山帰来(さんきらい:ユリ科のつる性低木・薬草)の絵、実際にはこの木はこんなに大きくはなりませんが。葉と実とつるの自然な生えのありさまが、絵的に美しいということで、陶器によく描かれるようになったと思われる。
他の産地の山帰来は写実的なものが多くある中で、京都にはかわいいユーモアがある、鳥獣戯画においてもそうですが。逸脱しないユーモアっていうんでしょうかね。
つるのしぜんな表情がいいですね
片口
手描きの特徴、細部に表現が異なります。唐子がかわいいです。
お猪口ですね、片口とセットで。
このクリーム色、仁清も使った、清水の独特のベージュです。上品な仕上がりになっています。