MUDDY 村山 朋子さんの大皿
ずっと気になっていた作品です。
8月 06, 2017
名前の由来は及川源十郎鋳造所からOIGENになっています。
創業が1852年といいますからペリー来航の前年、幕末へなだれ込む安政の大獄の五年前であり、明治維新の14年前にあたる、つまり今から163年前になります。岩手県南部の奥州市水沢区羽田を起源とする、南部鉄器であります。この近隣には、後背地にあたる北上山地の砂鉄、木炭および羽田の北上川旧河川跡から出る質の良い砂と粘土などの鋳型材料が容易に手に入れられることから鋳物業が栄えました。
鉄瓶は湯を沸かすためのものです、ですから容量も1~1.2リットルぐらい入ります。そしてこの大きさですと鉄ですからかなり重いです。鉄瓶で沸かし、さらに急須やポットに入れて煎茶や紅茶を飲みます。重い鉄瓶で沸かす理由は鉄瓶で湯を沸かすとお湯の味がまろやかになるからです。
鉄瓶は通常、中も外も洗剤やたわしなどでは洗いません、使い初めには何度かお湯を沸かす作業が必要で、鉄瓶を育てるという感覚と申しますか。
また、使用後は必ず乾かしてサビがこないよう細心の注意をはらいます、日常的に慣れればなんでもないことですが、
日頃から良いもの、お気に入りの道具を大切に使うことを心がけたいもので、それは繊細な陶器急須の注ぎ口先や蓋を落とさないように留意する、ということと同じことになります、好きなものは丁寧に扱って、美味しくいただく一瞬を楽しむということにつながると思っております。好きなものに価格の大小はありません、佇まいです。
一家に一台の鉄瓶を。
ベーシックで飽きのこない、何年も使えるものを2種選びました。これは直火にかけれます。
伊藤雅風(がふう)常滑の作家の最若手でありながら実力派。
今までの雅風さんからすると私視点では、らしくないもの2点を見つけ思わず買い付けてしまいました。秋の打ち合わせのはずが買ってしまった。。。
貴重な2点だと思います。貫入の自然さが際立つものと、注ぎぐちがたまらなくかわいいいものです。
秋に急須展は開催するのですが、先見せみたいなものでしょうかね。
これはいいですね。セットの方は湯のみとセットで購入が正しいです。[SOLD OUT]
なんともまぁ、可愛い口じゃないですか、優雅な佇まいです。[SOLD OUT]
陶歴:
1988年 常滑生まれ
常滑高校セラミック科卒業
名古屋造形大学 産業・工芸コース卒業
人間国宝 三代山田常山(じょうざん) 一番弟子、
村越風月に師事 その後独立
とにかく、急須界のサラブレッド
伊勢茶の「かねき伊藤彦市商店」さんの商品に「百年乃茶」があります。
樹齢100年以上の茶の木から取れるお茶なのです。以前からその百年の木に興味を持っていまして機会があれば見てみたいと申し上げておりましたところ、見せていただける幸運に恵まれまして、夏休みを利用し、畑見学をさせていただきました。ありがとうございます。
うっそうとした森の道をしばらく行きますと、山間の中腹、突然空間がひらけて、木々に囲まれて、まるで守られているようにある茶の木の畑が広がっていました。百年乃茶にふさわしい、畑はとても綺麗に管理されていました、トンボが飛び回る畑でした。
まわりは木に囲まれているけれど、そこだけ太陽がしっかりと射し込んできています。雑草を抜いたりする作業は大変でしょう。
美しく管理された斜面
そしてなんと、かねきさん、お茶を百年乃茶を用意してくださっていまして、畑でみんなでいただきました。これが美味しかったのです。貴重で素敵な体験でした。
日本のお茶ってのはこういう風に産地が見えて、誰がどのように、いつ作っているのかがわかります。
百年の在来種の茶の木、地中深く根をはる、管理しなければすぐに自然に戻る。
ということは百年もの間営々と人の手が入って大事に育てられた、お茶の木であるわけです。
農家さまにとって大事なとても大事な畑から生まれる、百年乃茶、さらに丁寧にお取り扱いさせていただき、その魅力を横浜でお伝えしたいと思った瞬間でございました。
My City by The Bay YOKOHAMA
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