今回初めての試み清水小北條作のアナナスのためのティポット 詳細が美しいです。グレー色があいらしい。記念すべき初回作品。
1月 12, 2025
今回初めての試み清水小北條作のアナナスのためのティポット 詳細が美しいです。グレー色があいらしい。記念すべき初回作品。
常滑焼唯一の人間国宝である三代の山田常山に直接指導を受けた人物はごく限られています。
祖父であります。
急須だけでなくて、他の器も創るというところ、過去だけを踏襲することはしないというアティチュードを早くから自分のスタイルとして確立されてきた。
この青も薪窯という窯の特性を駆使したうちの一つで、他の燃焼方法とともにある作品の多様性であると言えます。
表面を、ただ美しくしないという、土ありき、常滑特有の思想とも。
美術の領域にあるなと私などは思ってしまいました。
基礎と伝統が体の中にあって、それに自分だけの創造性の付加を常に、この常という言葉が大事で、向き合うことを続けられています。
やっと40半ばになられたばかり、今もさることながら、これからがとても楽しみで次に何が来るのかが楽しみでならない、だからこそ今の作品が貴重だと思っています。
ここにしかない、この一品のことであります。急須だけでない多様性がその作品性とともに惹きつけます。
清水北條さん、小北條さん作品が多く並んでいます。
急須とお茶の新しい世界へ。
美術品と時間を過ごすひとときというのが急須の使命なのかも知れませんね。
丁寧に物語を紡いてまいります。
お茶のある暮らし
本日も小北條さんに在廊いただいております。楽しいお話をどうぞ。
初めてのお取り扱いでいながら圧倒されました。大澤哲哉 [おおざわてつや]
1984年(この前後の世代にすごい人がどんどん来る常滑、それが嬉しい)岐阜県の生まれという。
名古屋芸術大学美術学部造形科卒、という基本が学びの上に乗っかる。
常滑独自の釉薬「チャラ」いい名前、チャラの使い手、こんな利休がいたら好むような手法を美しい急須造形に注ぎ込んでおられる。まるでアンティークを見ているようだ。赤や黄色を使い、拡がりが自由に闊達に突き進んでおられます。
世に美しいモノはたくさん存在しています。
ヤンセン三好史織] 1983年 兵庫県生まれ
大阪芸大大学院修了後、兵庫陶芸美術館で勤務されている。この時の経験がとても大きいと私は感じる。たくさんを観てきておられたろうということです。その後さらに、とこなめ陶の森陶芸研究所に行かれている。これも茶器をトータルで表現されるということにおいて大きな経験になられているだろうと想像します。
学びの多さが魅力になっておられます。
「心動かされた風景を思い浮かべながら、色を重ねて表現する」という作陶、その幾つもの重なる透明感の奥には、「観る」という行為で得た風景の記憶がいくつもレイヤーされているように私は感じています。
MWL STORE 店主
釉薬使いがさすがです。ありがとうございました長年の思いが成就しました。朝子先生ありがとうございます。
投稿日: 1月 02, 2025
清水小北條作、MWL STOREのためのオリジナル 写真以外にもございます。
焼き締めを売りにする常滑産地において、釉薬のかかったモノはさほど多くはない。
その魅力は地肌の白さと釉薬の相性、そして女性らしさを活かしたデザインの作風である。
今年、首都圏の美術館は印象派の作品展が多かった、それらを見ていて私は、いつもヤンセンさんの作品の美しさを思い出していました。テーブルの上で食と共にある姿がとても美しいからであり。伝統を横目で見ながらの自分らしい新たなモノ、それをいつも創出されている作家さんであるように思う。たった一つテーブルにある小さなカップですら、個性を放っています。
これも常滑の懐の深さを感じる作品であります。
とにかく釉薬が美しく表現されています。数はそれぞれ1、2点です。これが全てではありません他にも作品があります。
私が勧める作品・作家
常滑急須の保守本流でありながら、他人が歩かない道を行くということを若い頃から標榜し、作陶は自分らしさを追い求めて来られている。
薪窯のさらに登り窯という、今となっては新たな具現がとても難しい環境に身をおいている。それは伝統による。
家系が成せる技ではあるが、それに甘んじてはいないところに想さんの魅力がある。
おじいちゃんが人間国宝、それがどういう意味を持つかも知らない頃から、その現場で育っている。
父というよりもおじいちゃんからその作陶の技術の全てを教えられているという。
やはり、存在する品格においては圧倒的なものを感じてしまう。それが何かは現物を見ていただくしかない。
現代六古窯を代表する人物のお一人であることは間違いない。
やっと40代後半にさしかかろうとしている、これから何十年もかけてさらに趣のある作風になって行かれるのであろう。40代なかば時代の「想」の作品として位置付けておく急須である。
かなりのレベルにあるのに、手の届く価格にある。常滑の保守本流の急須。元々建築の仕事をされていた、一級建築士の方であるからか、計算された詳細のおさまりは美しく、小さな大きさのバランスがとてもかわいい、簡単に言ってしまえばそのセンスがとても良いのです。一同にこれだけの数が見ることができます。現物でその美しさに触れてみてください。ただ触れているだけで嬉しくなる急須の世界。全作品が三代山田陶山
いずれも容量は100mlから220ml と小さめです。それが良い。上級煎茶を淹れるのに適しています。
日常に美味しいお茶はいかがですが。知れば知るほど奥深い「茶」の世界
ここはやはり、宇治の老舗が石臼挽きした抹茶、そして茶葉は北勢地方「水沢」の玉露、さらに南勢地方大台町「栃原」の中蒸しの煎茶を合組、合組していただいているのは茶師十段位にある伊勢茶の老舗の茶師にお願いしています。MWLのオリジナルのこだわり煎茶、「ハイカラ」でいかがでしょうか。
日本の生産品、お茶とシルクが世界へ出て行ったのはこの山下横浜港から、貿易立国の礎の街、深い関係があります。岡倉天心という茶人はこの地で生誕しています。茶と深い関わりがある元町です。それらすべてのリスペクトと共に具現できた美味しい「伊勢のお茶」ハイカラさんが通る。