その控えめな色使いは返って魅力に、釉薬使いの達人
6月 11, 2025
その控えめな色使いは返って魅力に、釉薬使いの達人
常滑の新しい時代を切り拓くブランドの登場です。
そのデザインと佇まいがまず目をひきました。そして触った感触の手触りの良さ、淹れる時の取り回しの自然さが自ずと生まれゆく。
価格も8800円と驚きでした。まずは店頭で触れてみてください。
職人の世界では、茶を愉しむ時間のことを“時わすれ”という。
時を忘れ、茶を飲み、そして、時を思い出す。
そんな“時”を愉しむ為に生まれた急須 – TOKI –
江戸時代に創業し、常滑の良質な土と巧みな技術を現代まで受け継いできたJINSUIの新しい物づくりが此処にあります。
今回の私の一推しが4点入荷しています。
本朱泥が2点、薪窯で焼いたのが2点、いずれも絶品に造形の美しさがあります。たくさんの急須を見て、触ってわかってくるものが詳細にあります。これは美しい。40代の中川さんの作品です。
この2点は本朱泥
杉江幸治、小西洋平のもと、薪窯にての経験は
常滑焼の伝統を基礎に、遊び心をもった、楽しく
実用に富む作品として名高い
日本現代工芸美術展 11回入選
FUJI国際ビエンナーレ 大賞
朝日陶芸展 入選
長三賞陶芸展 3回入選
その他、陶芸展、美術展での入賞・受賞歴多数
中川貴了さんの朱泥急須です。常滑の保守本流の造形の、細部まで繊細に仕上げられた形状で、こだわりの煎茶の道具を使う喜びはこの道具を使うためにある言葉と言えます。この地域の粘土質の陶土の特性を生かした「焼き締め」は、その特徴として土に鉄分が多く含まれていることから、煎茶の成分のタンニンと反応することで、渋み、あるいは苦みに微妙に影響し、煎茶がおいしくなるとも言われます。また釉薬を使用せずに焼き締まる特性があり、茶に含まれる余分な成分が陶土に吸着し、よりまろやかになると言われます。
オンラインストアーにさらにの詳細があります。
本日より常滑陶芸家展がスタートします。まずはAM10時からオンラインストアでスタートします。そして2時間遅れで元町の店頭でスタート。
濱比嘉 詩子(はまひが うたこ)
愛知県常滑市生まれ
2002年 沖縄県立芸術大学美術部彫刻科卒業
常滑のDNAを持って、沖縄芸大のしかも彫刻という稀有な経歴とはな!やちむんの産地に何度も足を運んでいた初期のMWLにとって濱比嘉(はまひが)さんの作品に「やちむん」の遺伝子をも見てしまうから不思議です。常滑、そして沖縄の陶芸の芸術性の深さよと感じています。よくぞ今回ココに来ていただきました。ご縁に感謝して羨望の眼差しで作品を見続けています。
※作品の特性上、軽微な欠けや色むらなどがあり、それが素朴な風合いとなっております。作品の味わいをお楽しみください。
今回の作品全体はほとんどが茶器で、154点あります。が、一昨日来たばかりでオンラインも間に合っておらず、本日から順次入力アップです。店頭のディスプレイも間に合っておりません。が、どうぞよろしくお願いします。
順次、一生懸命やってますのでご理解よろしくお願いいたします。
今回は急須もさることながら、器も多く、常滑の陶芸という視点が相応しいと申しますか、のぞんでいた視点でございます。
いいものばかりです、いつもながらの。感謝感謝・常滑に感謝ありがとう存じます。
小さな美、繊細な佇まいと詳細、美味しいお茶。
山田家の伝統、胴穴の茶漉し
一級建築士で伝統の家柄の常滑の作家 詳細にこだわる理由
焼締めの常滑に一矢の釉薬がけ でも藻がけもする
ついつい声をかけてしまう、いい出会いをなって
海が近い常滑らしく、象嵌は魚の骨を使って施すという、その魚、しかも地元で自分で釣ったものだと言う。誰でもが使う技法でない、しかもその詳細の美しさ、見事さが魅力の希少性の高い品。「蒸気船」や「ハイカラ」と言うMWLのオリジナル、伊勢銘茶でいかがだろうか。とても美味しく淹れることができる急須がここにある。急須は何よりも日常にある美術品だと私は思う。道具という存在を超えている。その、色んなタイミングでしか成し得なかったもの、その希少性をどなたかに気付いてもらいたい。。。
仕事はとても丁寧だ。
ただ想像で描いているのじゃなくて、定期的に葉山の海に常滑からやってきている。そのポイント近くの丘の上でサーフボードを作ってもらい、それで海に入る。その海で、波待ちをしている時の光景が作品となり、ここにある。いろんな出会いや縁があって成し得ている。手にする人がサーフィンはしなくとも、この時代の小北條表す作品として魅力的であると言える。
小北條作のポット・アナナス茶注 33,000円 桐箱入り