投稿日: 12月 19, 2025

スーパーの域を越える

カテゴリー: 開物成務

進化したら老舗

ひと所にじっととどまることなく、顧客の声や時代の要請に耳を傾けていながらも、自分たち自身は何なのかを忘れてはいない。かなり稀有な企業である。

わたしがこの場所でよく持ち出す言葉、開物成務、東京にある進学校の語源であることをあまりは知られていない。開成という言葉であります開物成務とは。

「開物成務(かいぶつせいむ)」という言葉は、東洋思想、特に儒教における「知」と「実践」の極致を表す非常に重厚な四字熟語です。

開物(かいぶつ)

  • 意味: 万物の理を切り開き、明らかにすること。

  • 内容: 人間がまだ気づいていない自然界の法則や、物事の本質を解明することを指します。現代風に言えば「科学的探究」や「真理の発見」に近い概念です。

成務(せいむ)

  • 意味: 人としての務め(事業)を成し遂げること。

  • 内容: 「開物」によって得た知識を、実際の社会生活や政治、産業に役立て、人々の生活を豊かにすることを指します。こちらは「実践」や「社会実装」を意味します。

私はいかりスーパーのパンにはこの思想が自然に、且つ完全に宿っていると常日頃思っていて、それを具現している対象を他では見かけることが少ない、フランスやイタリア、スペンインで見かけることがたまにある。何度も訪問して、街をつぶさに見ていて気付いたことである。

もともとベーカリーとケーキからのスタートで神戸市内の発祥であり、碇山が、あの⚓️のマークが鎮座する神戸の山である、見えるところにあったからイカリである。

ご承知のように神戸のベーカリーやパン、ケーキのレベルは群を抜いてすごい、とてもそれぞれが切磋琢磨しているからである。そんな中にあって中庸から少し上のプレミアムに留まって、その価値を具現深化(進化)し続けているのが、イカリである。ま、これ以上は論を続けて行きたいところですが、有料の領域としましょう(笑)

とにかく開物成務、万物の価値の根元の思想であることは間違いなくて、それを静かに全うしているところ(企業・規模の大小を問わず)は成功しているところが多い、私が通って来た途(みち)では必ずこの論を話してきた。

進化したら老舗 であります。

 名称を変えながら深化し続ける、進化するパンである、それはパン屋という出自からくる。とにかく美味しい
これもそうである、イカリがすごいのはモノは元より、パッケージデザインの優れ具合であります。色といい形、使い方のそれを他のスーパーで見かけることはない、ただ名前のシールを貼っているだけ、作っているのは神戸のドンクと言うところが多い。イカリはベーカリーを自社の宝塚工場で作っている。これも出自であります。品質管理という最上位の言葉からくる、価値のことを彼らはよく知っている。 
これがまたベストセラー、イカリはヒット商品をよく出す、それもオリジナルで、収益性が食品という粗利の低さを超えるのが傑出したオリジナルであり、企業体質の根源でありますす収益性のね。そしてそれが地方都市の社会に還元されていくという、ここでも開物成務の思想が生きる。 
賞味期限は他のスーパーの商品に比べて短い、その循環する賞味期限の短さのサイクルをあの規模でよく作り上げたものだと思う。スラッシュ以降が少ないのは日持ちに影響する、つまり賞味期限の短さである。全てとは言わないが、ほぼそれである。
これが昔から好きでね、小倉屋山本謹製のイカリのオリであります。 イカリのお徳用はお得であることは昔からそうで、徳を積んでいるのであります。

投稿日: 12月 06, 2025

世界が注目するジーンズ

カテゴリー: La La Begin BOYNA, Made With Love, アルチザンな人たち, 和魂洋才, 私が選ぶスタンダード, 街物語, 開物成務

昨日、27インチが入荷してウィメンズのなんと4サイズを揃える強気の展開をすることに、3サイズで展開していたら、現物見てたらあまりにかっこよろしくて人気者だからです。股上深くハイウェストでお腹とヒップ周りをフィットしたかっこよさ、太ももからすぐ太いワタリからニーのデザインの良さは現代的なジーンズスタイルの「LUNA」の他で真似できていない文化すら感じる特徴です。創業して僅か2年そこそこのブランドにこれほど世界の目が集まった理由。岡山産であるからです。世界のジーンズ好きがリスペクトなエリア産地として。

この製品は、国産デニム発祥の地として知られる岡山県(特に井原市や倉敷市児島地区)を中心に、紡績から生地製作、縫製まで行われています。世界トップクラスの品質を誇る日本製デニムの技術を活用し、ベーシックで時代に左右されないデザインを特徴としています。 岡山〜、特に倉敷〜
 特別な糸で織られています。なんとウィメンズもので4サイズも揃えましたた。この規模の店で、それはこれの一つ前のララ別注のニードバイヘリテージをたくさん売った実績と自信からですわ。なんと18,700円という、バーゲン価格やろうと、モノの価値知ると。ララビギンだからできること、あらゆる情報が集まるからです。24inch~27inch
二ードバイ・ヘリテージと申します。
ジーンズの聖地、倉敷市児島、倉敷には大原美術館があります。クラボウの街、糸にこだわりが文化としてある、美観地区もある、美的な美しさにはこだわる、古い話で恐縮ですが僕が大学入っての初めての夏休みに旅行に行ったのはアイビースクエアというホテルを初めとするエリアでした。その年のGWに行っていたのが飛騨高山です、高山線の急行は大阪駅始発でね、ゆっくりした急行で、、、おっとまた脱線しよるばい、どこの人や。とにかく倉敷は日本民藝にとって大変重要な位置付けにある街で、それは大原さんの存在であって、いろんな人に民藝の影響として与え続けた、宗悦だけやおまへんで。そんな街のジーンズやん、美しいはずや。あかん果てしなく描き綴ってしまいますわい。
この股上の深さとハイウェストなフィット、太もも付け根からいきなり太いシルエット「LUNA」です。世界が注目

文化は西から

投稿日: 12月 01, 2025

月曜日は定休日です。12月は明日2日と9日の火曜日は営業します。12時から18時半です。

カテゴリー: Liberal Arts, アルチザンな人たち, センスのいい住宅を創るためのアイデア, リスペクト, 元町・山下町・山手町, 和魂洋才, 安土草多, 感謝と御礼, 私が選ぶスタンダード, 私のファッション講座, 街物語, 開物成務

本日は月曜日、定休日にあたります。12月はいよいよ安土さんの展示会の後半にあたります。ご来店されるお客さまも多くいらっしゃいます。ごゆっくりお選びいただけますよう、火曜日も営業いたしますので、🎄クリスマス、🎍お正月へのインテリア計画に是非、たった一つで室内空間が劇的に変化、多様になる、安土さんのランプの導入をご計画くださいませ。

元町からメリー🎄クリスマス!
 
泡、泡、泡 あわ、かわいい この時期の部屋にふさわしいランプの構成、手づくり名品 リアルな生涯品としてのランプ、いろんな場所にも移動続けて、何十年も、いや世代を引き継いで残っていきます。お取り扱いさせていただき10年経ちました。今年はあなたのお部屋に 🎵

投稿日: 10月 08, 2025

深山(みやま)食器店のPOP=UP来週金曜日10/17より開催します。

カテゴリー: アルチザンな人たち, リスペクト, 気になるもの。, 私が選ぶスタンダード, 開物成務

深山食器店

岐阜県瑞浪市。三市からなる美濃焼産地の中でも磁器、特に白磁の製造に特化したこの地区に深山はあります。
昭和中後期、世界の工場として欧米の洋食器ブランドの依頼に対し上質な白磁の洋食器を供給した時代に培われたものづくりの基礎。
それら受け継いだものを基に、現代の暮らしに寄り添った丁寧な道具としての器を作られています。

創業の頃よりMWL STORE 元町は白磁にこだわっています。深山食器店さまと繋がったきっかけは、金沢で見ていた柳宗理さんの大学での展示で、改めて再度、宗理にガツンとやられていて、ここんところ、白磁だなぁオレのルーツは、、、と思ってしまいました。金沢行くたんびに見ていて、その宗理の食器の一つのシリーズを深山食器店さんが作られていることに辿り着いたわけです。

そこから深山食器店さんを深掘りしていくと、あるわ、あるわの素晴らしさに出会ってしまったわけです。

そしてPOP=UPをお願い申し上げたわけでございます。なんとな。

私はこの深山食器店さんに「中庸のプレミアム」私が推進する思想としての、思想、を久しぶりに企業に見ました。僭越ながら、そう感じてしまいました。ここ何年、それを感じる企業さんに出会えていませんでした。つまり私の琴線にかかる、思想と見え方、創造性と価格を日本製で具現されているところです。

私が、「我が意を得たり」と思ってしまったのも、存外知るべくして導かれて行ったと言っても過言ではございません。私には幸福というのはこういう時間のことでございます。お一人の作家さんだけでなく、ご担当、企業さんからそれを感じている次第です。どうぞ作品展にご来場いただき、優れた作品性の数々をご覧いただき、実際の使用にご購入をお願い申し上げます。

 
ご紹介したいものがたくさんアリすぎて、まずはカレー皿、この他にも数種類のカレー皿をご用意しました。
日本人の家はカレー、おふくろの味はカレーにきまっとります。美味しそうじゃないですか、皿がいいから食も進む。24cm  4,180円 結構大きいですよ八寸というサイズは、それが故に用途はイロイロある 
深山食器店さん料理がお上手、毎日弁当作る自分にはわかります。 
 白磁ですから、高温焼成で強いです。 色もいいし、サラダもうまいというものです。

まずはカレー皿から、どんどんUPしていきますから。

投稿日: 10月 04, 2025

今日も小北條

カテゴリー: 開物成務

このまんまの作品はもうございませんが、年明けの、常滑の最高急須展がまたあります、うちで、その時にはいろいろそろってくる予定でございます。あぁもう何年だろう、年明け急須、横浜〜

小北條も僕も「美の種」を蒔くのが仕事

投稿日: 9月 14, 2025

ジャン・パトゥというアール・デコを生きた男のメゾン

カテゴリー: 開物成務

MWL  BUSINESS Brand Story アール・デコを追いかける、今回はアール・デコとファッション

ファッションは私の出自。生涯をかけて作り上げるもの、MWL の根幹、だから日本で創られているお洋服にこだわるのです。

さて、アール・デコであります。アール・デコの始まった年代とは、一般的に1920年代に始まったとされています。

この様式の名前は、1925年にパリで開催された「現代装飾美術・産業美術国際博覧会(Exposition internationale des Arts décoratifs et industriels modernes)」に由来しています。この博覧会を機に、世界的に広まっていきました。

第一次世界大戦後から第二次世界大戦が始まる1930年代後半にかけて、建築、工芸、ファッション、グラフィックデザインなど、様々な分野で流行しました。

アール・デコの時代を駆け抜けたファッション人としてのジャン・パトゥの際立った存在

その影響はファッションにというか、先見性のあったジャン・パトゥという個人に大きく影響した。たった49年の短い人生をセンスという名のもとに生きた男の物語だった。センスのメゾンの始祖とも言える男の短い49年だった。今も名前が残る。LVMHが持っている、それはフランスそれもパリの無形遺産だと言えるからだろう。特に香水が優れている。全てのメゾンが香水をするのは収益性の高さからである。宝飾品のように。日本人はあまり香水を好まないが欧米人には絶対のものである。メゾンが生き残った根幹の商品が香水と宝飾品。

ジャン・パトゥ、49年という短い生涯を風のように駆け抜けたセンスの男
UNITED STATES – JANUARY 01: The stylist Jean PATOU choosing his models in the United States for his French atelier. (Photo by Keystone-France/Gamma-Keystone via Getty Images)
いかにもアール・デコなファッションやヘアスタイル、彼の力量であった、世界を席巻した

パトゥは1914年に自身のメゾンを創設する、なんと27歳の時であった。第一次世界大戦で、メゾンは一時中断を余儀なくされ、戦争の前線から戻ると、彼は直ちにブランドを再開した。そのクリエイションは、バルカン半島や東方への遠征がインスピレーションとなっていたと言われる。若きクチュリエが望んだこと。それは、それまで女性に課されていた制約の多い衣服から女性を解き放ちたいというものだった。彼は、コルセットのないドレスや丈を短くしたスカートを販売し、街中で着用することを前提としたスポーツラインや、自身のイニシャルのモノグラムを発表した。パトゥは、競合ブランドのランバンや最大のライバル、ガブリエル・シャネルと比べて、先見性という点で際立っていた。たとえば、彼はテニスチャンピオンのスザンヌ・ランランをミューズにし、ボーイッシュなスタイルが流行していた当時に背面のネックラインを低くしたロングドレスをデザインしています。彼の先を見据える力は確かだった。1919年から1924年の間にメゾンの収益は30倍に増加。当時のセレブリティたちがこぞって彼のドレスを求めたのです。

コルセットから女性を解放したスポーツラインとしてのテニスウエアの元祖、今でも通用するというか、これほどの先進性を見ない パトゥ偉大なりである。100年前だという時代を考えていただきたい。
バレェの影響したテニスをしたと言われる スザンヌ・ランラン今もローランギャロスのコートの名前として残る。全仏オープン 
スザンヌ・ランラン ウエアのデザインはパトゥ
同時代に発表したスポーツの影響したコレクションとモノグラム アール・デコの影響が窺い知れる
アール・デコの時代の狂騒の20年代のしゃれ男。非の打ちどころのないセンスを持った見識ある審美家。ヨーロッパとアメリカ中を旅して周り、その彼のことを、アメリカメディアは「ヨーロパで最もエレガントな男性」と称賛した。

投稿日: 9月 12, 2025

横浜とアール・デコ建築

カテゴリー: 開物成務

日本における西洋様式をいち早く取り入れてきた街、横浜。中でもアール・デコの様式は横浜の歴史にとってとても重要な位置付けにあり、街が発展してきました。

今から102年前の9月1日におこった関東大震災、その震源地は神奈川県。横浜には人口が集中していただけに未曾有な大災害となり、壊滅的に街が壊れました。長い長い復興の時間がかかり、その後の復興事業の大事な部分に、自分たちが誇れる、好きでいることのできる街、として復活再生をするという項目が盛り込まれました。

そんな状況下、この荒廃し何もなくなってしまっていた美しい横浜に、再び復興のシンボルとして後世に誇れる建物、象徴的なものを建てようという考え方です。その礎になったのが、横浜の三塔です。キング、クイーン、ジャックの愛称で今では馴染み深い。それぞれ、キング:県の本庁舎、クイーン:横浜税関、ジャック:横浜市開港記念会館のことで、これらは神奈川の復興のシンボルとして、港横浜、神奈川を象徴し、再び美しい街を作り上げていく礎となっていきました。

そして港を通じ、商船や客船によって世界の人たちが来る街に、世界に誇れるような国際ホテルを創るという気運も生まれ、横浜市が主体となって新しいホテル、その名もホテルニューグランドが誕生しています。今も土地などは横浜市が所有するもので、地代などをホテルは横浜市に支払っています。国際都市としての横浜の始まりの場所が山下埠頭を見下ろす場所に建築されたのでした。

これらの復興事業は1920年代の後半に建てられて、この当時のアール・デコの世界的流行の影響を受けてそれぞれの建築に取り込まれていて、日本で他に例を見ないぐらいにアール・デコな街が横浜市なのです。

その背景には復興復活再生というプログラムがありました。

中でも100年経った現在も魅力的に日々を更新続けるホテル、それがホテルニューグランドです。

ここのアール・デコは圧巻です。外装からすでにアール・デコが始まります。1927年竣工の横浜復興のシンボル。

赤い外テントの部分がカフェでして、ここの洋食の数々やパフェは悶絶級です。この前にLRTを引いて欲しかった、桜木町から、本牧、そして三溪園の間門まで。いずれ、もっと先までぐるりと海沿いに、100年後にはあればいいな、そんな長い視点の都市計画であって欲しい。アール・デコを壊さないで。夢大きく、多い、市長や知事が登場するのを待つしかないですね。
圧巻な階段とアール・デコなシャンデリアランプや壁面の装飾 アール・デコ!
山下公園から見たところ
上の2階部分のバンケット 

ホテルニューグランドの設計者は渡辺仁といいます。あの銀座四丁目の三越の向いの時計台のビルの和光ビルの設計者で、同じですね、でも和光の方はネオ・ルネサンス様式のビルでアール・デコではないようです。

でも美しいビルですね 
 服部セイコーのビル

投稿日: 9月 11, 2025

アール・デコの細部に宿るもの

カテゴリー: 街物語, 開物成務

建築家のセンスを引き上げなければ、こういうものは歴史に残らない。資本家とセンスが結託しないと歴史上の優れた産物は残っていない。見てきてそう思う。つまり資本家のセンス、教えてもらうということだろう、わからないならば。学びと、言葉を変えて良いだろう。集大成さ、人生の。残るものに残すという。

なぜアール・デコ、なんだって?理由は極めて美しいからさ。

 
 
 
 
 
 
 

「開物成務」とは、「物」を開き(この場合の「物」は物そのものだけでなく、人間を含んだ広義の解釈)「務」は事業の意味で物を開き、務めを成すと読みます、「開成」とは「開物成務」を略したものです。
進学校の開成の語源です。タダで学べるものなんて何一つない。自ら金を出して学びを教えてもらうこと。