傾向が起こるのは街であります。きっかけはストリート。ランウェイだけでなくて、どれだけそれを見つけられているかにある。それがもうこういう時代はリアルに起こる。
2月 14, 2024
傾向が起こるのは街であります。きっかけはストリート。ランウェイだけでなくて、どれだけそれを見つけられているかにある。それがもうこういう時代はリアルに起こる。
イメージ、この秋冬ですけどね、24FW
2004年にロンドンのピカデリーからすぐの静な通りのドーバーストリートに出来た、(株)コムデギャルソンが経営するセレクトショップ。川久保さんの目に叶うものだけが売り場に並んででスタートした。東京にはかなり遅れて2012に開業、その翌年にニューヨーク、他アジアに。川久保怜60代前半の仕事である。
実業家としてのデザイナーの稀有な力を発揮した、今もクリエイティヴと商いの両立ができるブランド、ビジネス力が強い、川久保社長である。
下からの慶應、幼稚舎から、慶應女子高、大学では哲学科だった、ブランド構築に大きく影響したであろう、その当時の学び。
世界(日本を超えて)のビジネスウーマン(デザイナーの側面よりも)の最も成功(世界での評価をして)した人だろう。今年81歳になられる。なんと、である。その側面がもっと評価されていいと思う。
現役の社長として、すでに巨艦の経営の最前線に今もおられる。表参道を歩いていると一人で歩かれている姿を見かけることも多い、常に街を見ておられる。
人は年齢が行けば行くほと、ファッションが大事になる。50を越えればその領域だろう。自分に似合う服探しだろう。思想がとても大事だ。男はそのほとんどがその興味を失う、男だからだ、女性は違うと私は思う。装いが必要だ、楽しくなるからだ、人生がね。白洲正子さんがいつも言っておられた、陶器の目利きだけではないから人生は、と。
三本線ならなんでもいい、というわけでもなくて、基本はサンバとガゼールだ。ま、サンバだな。いい色を見つけて買うことだろう。シューズ量販ではまだ難しいだろう、もう少し先になればたくさん出るだろう。今ならセレクトか地方の優れたセンスのショップさんだろう。越境輸入ECという手もある、でもそれは通貨の影響受けるけど。今、直ちに欲しいアイテムだ。
欧州の春の傾向である、やがては日本に来る。自分に似合う白いヴォリュームのあるSKを探しておく。コットン、リネン、刺繍がキーワードになるだろう。ここですでに言えることはトップスはオーバーサイズだということ、そうすると今らしい表情になる、年齢を超えて。じきに3月だ、つまり春。
自分に似合ういいものを見つける事。年齢を重ねるごとに、服はその人なりや歴史を表す、大事に選びたい。若い頃の選びとは違う、レイヤーされて人柄が出るというもの。それはすでに始まっているように経験上思う。婦人服をずっと見てきた。服は顕著に現れる、大事なもの。
パリの街角スナップより、大人の年齢になってから、昔を取り戻すように、お洒落が上手い人の多いこと。文化、芸術、民度、社会の豊かさの象徴だと思える。
この人、やばいぐらいにお洒落です。手にしたモノとかもね、持ってる小物、アクセがすごいいい、バッグも。こういう人たちが普通に歩いていて、民度が高いなぁって、大人の豊かさが届くところですよね、いい服を少しずつ揃えていく、バッグも、年齢の重なりとともに。いい服を。
このシューズ、サンバじゃなくて、アディダスのガゼールって言ってますねこのシーンでは。意識して選んで履いているのです。メンズのサンバ流行とは異なる、モード綺麗目よりのアディダス一択の流行です。メルシーボークゥー
古いセーターにダーニング ブロ-チであります。antwerp 6 six のドリスのメンズで。今も着れるサイズではあります。
特にドリスやマルジェラ、のアントワープ6を日本に紹介したのは、栗野さん。今もディスト(ディストリクト)で取り扱いがあるでしょう?オールデンに至ってもビームス時代から、そして、当時競技靴一辺倒だったニューバランスもファッションの世界にフィッティングさせたのは栗野さんである。ヨーロッパにはまだニューバランスなど並んでなかった時代、服屋にね。日本での大成功、競技もファッションもが今やであります。諸説もあるのかも知れませんが、僕は比較的近くで、同じ会社で定期的にあったクリエイティヴ・ディレクターだけを集めた会議で座長としてのお話を聴いていて、話をしていてそう思っていた。20年近く続いていましたねその会議、見ていてそう思っていました。すごい人だよね。