投稿日: 2月 18, 2023

春の花と工芸、そして街の花。

カテゴリー: Philosophy

Les Prairies atelier asako さん、亜紗子先生に個展の創作群に合わせたお花を入れていただきました。春らしい花がお店に入りました。「春香」たつお店の空気。お店の表現にとって、工芸の作品に添えられる花は、もっとも重要な存在だと僕は思っています。その表現いただくアルチザンの方との出会いもまた、他の店にはないものであり、店の独自性を演出し続けることができているのです。選ばれた花の集まりによってお店や作品は活かされるのであり、ただ作品だけがある場所とは異なる。それは石川町の裏町にひっそりと7年かけて咲いたこのお店もまた、この「街の花」だと僕は思っています。それはたくさんのお客さまに支えられて、お店も産地も、その作家さん達も存在することが出来る。遠く離れた都会の片隅で。ただ逸品の選びだけではなくて、この街があって僕らは存在することが出来てきた。これまでもこれからも。「類い稀なアルチザンな人たちの心」の集まりと、私たちのアルチザンの心で、この街とこれからも生きていきます。大都会の一隅の、この街だからこそ出来たこと、出来ることを追い求めてまいります。横浜のこの街が好きだから。

春の花、街の花
小さな小さな小売店にとって、この3年のコロナ禍はとても厳しいものでした。今もまだ続く、まだこれからも。
花がまだ入っていない表情が、花が入ることによって激変します。
でも、この花と作品と、このウィンドウをご覧になられていくことにより、どれだけの方が癒されていっただろうとも思っています。お顔の表情でわかります。ただ売ることだけじゃなくて、小さくともお店そのものが自分を含めてアルチザンの人たちの表現の舞台、服や食品とて同じこと。小さなたくさんのストーリー、Made With Loveで作られてきた集まりであり続けてきたのです。
美しく、繊細で、丁寧な造形の選び抜かれた姿がここにはあります。他にはないものが、LIKE NO OTHER 似て非なるもの。石川町に育てていただいた。
優れた指先の想いを込めた表現と共に、この小さな小さな店の物語はあり続けていきます。

 

「継続は力なり」 フランシス・ベーコン

投稿日: 1月 21, 2023

茶と思想、岡倉天心と横濱

カテゴリー: Philosophy
優れた茶器が話を豊かにしてくれる、どういう茶器でもてなすか 私は日本の茶と日本の茶器にこだわりたい。学ぶべきは日本のもの。日本茶。

哲学の域にまで達した日本の茶
「和・敬・清・寂」
極めれば、技は道に通ず
茶葉(ちゃよう)も急須も、極めれば道

美味しいものを美味しくいただくために

茶人、岡倉天心は中区本町、つまり開港記念館あたりであるが、の生まれである、横濱に深い関わりがある。そして私が茶に興味を持ったゆえんの人であります。東京大学出身。藝大の前身東京美術学校の第二代校長でもありました。その後東京芸術大学(登記上は”藝”でなくて”芸”であるそうだ、一般には権威のイメージを含めて”藝”を使うことが多いようだ。)の設立に尽くした人でもある。茶と美術、海外との開かれた心の接点、横濱ならではの背景から生まれる先取の精神と日本の折衷な精神の礎(いしずえ)を作った人だと思うのだ‐これぞハイカラ精神。原三渓などもその一人。横浜には横浜らしい人がいるものだ。三渓園の茶室など含め、あるいは当時の茶の輸出の拠点であったであろう山下町・山手町周辺など、浅からぬ茶と横浜の関係、実は深い。横浜は「茶と美術」で活かすべきであろうと思うのである。日本大通り周辺にある優れた開港時代の洋風建築はこれらで活かす、少なくともあってもいい歴史が存在しているからだ。金沢や盛岡は歴史ある建物の使い方が上手。

MWL 渾身のお茶「ハイカラ」ハイカラな街で生まれた思想を宿している。リアル横濱土産ならこれ。飲めばどなた様にも喜んでいただけます、美味しさ。特に甘いものとの相性は絶品。わかばさんの鯛焼きとの相性がいい。まずそう考えて作りました。
考えられる美味しさの全てを尽くしたお茶。抹茶を纏(まと)う日本人的茶会の心を大事にして日常的に呑みやすくしています。

ハイカラは、慶応元年創業「伊勢茶のかねき伊藤彦市商店」にお願いしお作りいただいている抹茶⼊りのお茶です。その内容は、まず抹茶には、 京都産⽯⾅挽きの老舗宇治抹茶を使⽤しています。お茶の重量に⽐した抹茶を混ぜています。そして、茶葉は北勢地⽅⽔沢の ⽟露と南勢地⽅⼤台町栃原の中蒸し煎茶を合組しています。抹茶、⽟露、煎茶 と、三つの個性の全く異なるお茶が重なりあってハイカラという名の調和が⽣まれました。個性の違うお茶がそれぞれの良さを出しながらもそれぞれに無い部分を補いあい、相容れないものだと思っていても、重なれば⾃然に新しい調和が⽣まれています。 ハイカラという名にふさわしい新しいお茶です。

いい茶器といいお茶で生きて行く、感動的なお茶との出会いが生まれる、心の豊かさは日本のもの。

投稿日: 12月 12, 2022

May The Force Be With You

カテゴリー: Philosophy

ユアン・マクレガーという俳優、イギリス人です。スターウォーズという宇宙映画の「オビ=ワン・ケノビ」です。フォースがトモに在らん事を。です。ママに大きく愛されて育った少年ですよ、40越えてもママがマイ・ボーイ!って抱きつきにいくシーンを昔見たことがある。少年時代にお父さんが乗っていたビートル(VWの車、カブトムシというレジェンド車)で育ったというビートル好きで、少し前にその古いビートルを買って、カリフォルニアのコーチビルダーに電気自動車に完全変換してもらっていた。電気自動車やハーレーのEバイクなど、環境意識の高い車に乗る男。素敵デス。そんな原体験上からVW好きなユアン、高い車じゃなくて、その内容でジャンルだと価格が手頃で、環境意識の高い車が好きなユアン、デザインとね、自分の行動が与える影響も自覚してのことだろうと思われる。

右がユアン、カッコイイネ。俳優として好きな二人、イーサン・ホークとユアン・マクレガー 今年リリースした映画関連より。ユアンは生粋の本物バイク好き、トライアンフから始まったよね、イギリス人だから、そんなとこからかな。旅だよね、旅に出たいそろそろ。本物のバイクの定義って自分では600cc以上の挙動のあるバイクのこと。

自分のための資料として やがてドロップします。

投稿日: 11月 30, 2022

花と小父さん

カテゴリー: Philosophy

ハマクラさん、高度成長時代の映像広告の音楽の制作の優れた曲はこの人におうところが多かった。とてもセンスの良い方だった。ビートルズもジャズもこの人のことも兄が隣の部屋で聞いているステレオから聞こえて私にダウンロードされて行った。今でもとてもいい詩で、今の私にピッタリだ。花が好き。