風神さまと雷神さまが描かれたティーポット。金をあしらうところが、安土桃山から江戸初期の影響にあるところ。とは言え、なんともまぁモダンでかわいい座り、そして両の手で持つとまたとても丸っこくて、あったかみ。歴史的作品を用に使える作品と言えて、自分の傍らにいつもいる自慢できる愛用品となります。歴史あるものを日用に用いること。お茶や紅茶が楽しくなるのはあたり前に、おいしい「蒸気船」をどうぞ。金の彩色が特徴的な伝統の上にあるらしさ、京焼・清水焼ですね。






華やかさ、一番の京焼です。
風神さまと雷神さまが描かれたティーポット。金をあしらうところが、安土桃山から江戸初期の影響にあるところ。とは言え、なんともまぁモダンでかわいい座り、そして両の手で持つとまたとても丸っこくて、あったかみ。歴史的作品を用に使える作品と言えて、自分の傍らにいつもいる自慢できる愛用品となります。歴史あるものを日用に用いること。お茶や紅茶が楽しくなるのはあたり前に、おいしい「蒸気船」をどうぞ。金の彩色が特徴的な伝統の上にあるらしさ、京焼・清水焼ですね。
華やかさ、一番の京焼です。
黄昏の河原町を見に行きたくなりました。
さて、いよいよお楽しみがはじまりました。かわいくて・楽しい作風がたくさんあります。食卓を楽しく、元気に!京都からの歴史の知恵をいただきます。
みなさまのお越しをお待ち申し上げております。
今回は酒器もいくつか入っています。
美味しいお酒がさらに美味しくなるというもの。静かにすぎゆく秋がようやく、心おだやかに過ごせますように。ずっと使い続けて、増やしていける器を少しづつ。自分は納得し、おもてなしの客人はよろこぶというさまを。
いつも、Les Prairies atelier asako さん、亜紗子先生にお願いしています。今回の展示のためのお花、素敵ですね。必ず作品展の特徴としての作品を見ていただき、それに合わせた花選びと「生け」にしていただいています。
今週木曜日より、五条の清水焼・陶泉窯さんの風神雷神と鳥獣人物戯画の作品を集めた展示会を開催いたします。
前半1回目は3週間ほどで風神雷神にスポットを当てたものです。そして年末の12月にも後半として、お正月と春に絞ったものを集めた作品展も予定しております。MWLならではの陶泉窯さん企画になります。
この秋MWLでは時節柄、念願の大作・風神雷神をフィーチャーしました。ここでは作品の一部をご紹介、この他に多数。
金彩が効く気分ですね、もうね。
本物の金粉を溶かした絵の具で絵付け出来る人も限られます。
風神雷神は風神を風や雨、雷神を稲光や雷鳴の自然現象を神格化したことが由来です。そこから江戸時代初期の画家である俵屋宗達著「風神雷神図」を書いたことが有名で、風袋から風をもたらす風神のお姿や太鼓をたたいて稲光と雷鳴をならす雷神の姿はとても迫力あるものです。
風神・雷神は、古代インドの自然現象を神格化した原初的な神々で、後に仏教に取り入れられて、仏法の守護や勧善懲悪を行い、風雨を調え、五穀豊穣をもたらす神と信じられるようになりました。
このイメージの原型となったのが、三十三間堂(京都市)の千体千手観音の守護神二十八部衆と共に安置されている風神・雷神像だといわれます。古来の自然信仰や伝説に基づいて造られた日本独自の像容で、鎌倉期、本堂の再建時に像造を統括した湛慶がその作成に深く拘わったとされます。この像の姿形が、江戸期になって、有名な俵屋宗達の風神雷神図(屏風絵)に採り入れられ、宗達の図を尾形光琳が写すなど、後世の風神・雷神の像容として定着したものといえましょう。三十三間堂さんのホームページ
MWL STORE 秋の京都企画
横濱土産に美味しいお茶「蒸気船」をどうぞ、先さまにおよろこびいただけます。
文明開化の礎になった街、横濱には街物語があります。開国してすぐに横濱からの日本の重要な輸出品目、それは煎茶でした。横濱の開港記念館にはそのあたりの記述が正しくあります。単に産地からのスルーでなくて、高い技術の茶の加工場が大きな規模で旧居留地地区には存在しました。その加工場なくして美味しいお茶は出来ませんでした。また横濱の輸出港としての発展も。それが跡形もなく今やありませんが、その当時に想いを馳せ、私たちはあったであろう、山手の丘からみる景色のような、「颯爽」とした碧・みどり色のお茶の味を想像し創造しました。
中庸のプレミアムなお茶がここに出来上がりました。価格以上の価値がお呑みいただければわかります。産地にこだわり、美味しさにこだわり。45g で972円 お二人分4グラムを10回、3煎目まで美味しくいただけます。千円で、先さまには美味しくて、真に喜んでいただけます。横濱土産にお一つ添えて、どうぞよろしくお願いいたします。
海、颯爽、山手の丘から見る美しい海岸線の景色、MWL STORE ORIGINAL’S 伊勢煎茶・蒸気船
山下町から日本大通りにかけての東半分と山手町(今の海の見える丘公園を始まりとしたあたり)などの海沿いには旧居留地がありました。日本の文明開花、ハイカラ文化はここを始まりとします。日本が諸外国に正式に開国・開港の申し渡しをした地は、1854年和親開港の下田、同1855年の函館、そして正式な開港として1859年の下田から横浜への移管としての横浜、長崎。その約10年後の神戸、そのさらに1年後の新潟が、文明開花、開国の礎となる開港五港と呼ばれています。浦賀に現れた黒船は当時北太平洋で活躍していた米国捕鯨船の安航(安全な航海)のための、燃料の補給や食料物資調達、乗組員の休暇などのための通商を考えていたようです。国を攻めにきたわけでも植民地にしようとしたわけでもなかったわけです。この当時以降、横浜はお茶を輸出する重要な拠点港になりました。日本のお茶は横浜から海外へ。実は横浜港とお茶は深い関係があったわけです。「蒸気船と上喜撰」です。
横浜が開港してすぐに、横浜港からの重要な海外輸出製品は「お茶」になりました。横浜港周辺には伊勢地方を含めて全国などからも「荒茶」が集まり、横浜港周辺にたくさんできた製茶工場で仕上げて高級煎茶として輸出されていきました。そのくだりは横浜開港記念館に資料として存在しています。静岡の清水港が産地直結の港として明治後期に機能するまでの40年ほど、横浜港は重要な役割を持ったお茶の海外への輸出港だったわけです。横浜とお茶は深いかかわりがあったのです。伊勢山皇太神宮や伊勢茶の輸出拠点、横浜と伊勢は浅からぬご縁を感じています。
MWL STORE ORIGINAL’S お茶の名前を「蒸気船」としました。ペリー来航の「蒸気船」と、江戸時代当時、人気のお茶の商品名としての「上喜撰」を彷彿とさせています。横浜らしい名前になりました。横浜ならではの「お茶物語」。MWLのオリジナルのお茶「蒸気船」の中身は真に美味しいお茶、横浜らしい颯爽とした風の吹くお茶を ! と厳選され、伊勢の清流・宮川流域の大台町で栽培されるお茶をお願いしました。清流宮川と大台山渓の山々に囲まれた自然豊かな環境、日本有数の雨量、しばしば立ち込める深い霧、激しい寒暖の差。大台町はお茶の栽培に絶好の環境で、三重県内でも有数のお茶どころです。宮川はその源流を大台ヶ原までさかのぼります。源流の一滴は大台ヶ原から伊勢市内まで流れて行く豊富で伊勢ならではの清涼なる水源です。
遠く、この港や大海を超えて世界へ飛び立った伊勢茶へ思いを馳せて。
物語が存在するお茶「蒸気船」横浜土産にいかがでしょうか。
オリジナル煎茶:蒸気船 (じょうきせん) 45g 入り 972円税込