投稿日: 7月 11, 2021

リンダ・バッグのカスタマイズ

カテゴリー: Philosophy
マダガスカルの水草で編まれているバッグ、水に強くて、折れずに柔らかい、手元が気になりカスタマイズ、革のハギレで、一手間つけ加えることによって愛着が湧くし、自分なりのクリエイティヴィティが生まれる、そこ、私たちは大切にしたいと思っています。この時期は2本持ちのキントー・ボトル、落としても割れない、傷がつきにくい、衛生的であること、デザインや軽さのみを追求しているものとは思想が異なる。選ぶ理由が多くある。私はお茶好き。もう一週間で雨も終わりにして欲しいものです、全国各地で。夏に備える体と飲み物を。MWL STOREでございます。(リンダバッグは在庫の輸入が追いつかず、9月下旬ぐらいを次回入荷としています。年中アイテムですからね、そこんとこは)リンダと同じ素材の革の取手の少し型違いのものが二個先週入荷しています。これは最初から革の素材のハンドル付きです。

投稿日: 7月 09, 2021

2005

カテゴリー: 開物成務

どうしてもこの本を発行したかった、言い出したのは私だ、それを貫き通した。系統だったスタンダードデザインのプロダクトを作品としての目線でなくて商品としての目線で紹介していた本はなくて。これから何年か経った後に、雑誌とか書籍とかの特集が出ることになる。始まりはこの本だった。今思ってもこれを具現させてくれた人々に感謝したい。

投稿日: 7月 09, 2021

森正洋との出会いによって私の中の中庸のプレミアムは確立した。

カテゴリー: 開物成務

工場で作ることによって量産が可能になり、山の中の産地に雇用が生まれる、村に税収が入る。そしてデザイナーとしの矜持(きょうじ・きんじ)とは焼き上げる前の型に対する絵付けはハンドであること、そこには熟練を要することになり、描き手はその後の自分の未来につながっていく。そして規模の大きな消費地の都会で周知し販売することにより、冒頭の役目としての産業の推進を行なった、人も地元も育っていった。そういう思想をデザインというツールを武器に持ち合わせていた人は森さんただ一人だった。こんな遥かな昔にSDG’sだった人。たくさんの話をして、私の中の中庸のプレミアムという思想は確信に変わった。産地にとっては1000円の器であるよりも3000円の器である方がいいに決まっている、量産と手作りの創作のバランスと価格のバランス、地元の振興である。

投稿日: 7月 09, 2021

私の師はバウハウスである。

カテゴリー: 開物成務
なぜヴィッツゥを使い続けるのか、バウハウスそのものであるからだ。今、バウハウス、その思想に影響を受けながら作られているモノはVW GOLF だけだと私は思う。ブラウンの音響や家電がなくなってしまった今、その思想をベースにしながら、残しながらプロダクトとして存在するのはVW、中でもゴルフ。モデルチェンジしたゴルフ8 には、デジタルがどの大衆車よりもてんこ盛り状態なのだが、バウハウスの息吹が脈々と残っていると感じる。ヴィッツゥはイギリスで作られていても、そこで思想を守られていても、そこはバウハウスなのだ。

投稿日: 7月 07, 2021

New Traditional

カテゴリー: DESIGN RESEARCH UNIT / MWL YOKOHAMA

日本で言うニュートラという解釈よりももっとトラディショナルで日本人がなかなか出来ない着合わせ。上はニューヨーク、下はパリの街角の素人さんであります。

どこがトラかと言えば、ネイビーチノーズのショーパンが少し膝上まで長いこと、レザーのベルトにブラスの留め。こういう男前な着合わせはなかなか見ない。
どこがトラかといえばスクエアの裾のニットツィードジャケットにデニム、攻めすぎていないミドルのパンプスだろう、しかもベージュで切り替えのあるデザインも。さらに金ボタン。

参考の資料であり、時系列の資料としてフォームが作りやすいので個人の資料として作成、、いずれ削除。

投稿日: 7月 06, 2021

夏の紅茶

カテゴリー: アルチザンな人たち

夏の紅茶という素敵な名前の紅茶、アイスティーがすっきりと気持ちいいです。あわてず涼しく行きましょう。MWL にはずっとあります、アンシャン・テ・ジャポン。都会のオアシスっていうのかな、そんな味がするのです。。。

投稿日: 7月 03, 2021

安土草多と田中俊介

カテゴリー: アルチザンな人たち
これは本日のMWL

先日の銀座三越さんへ行った時のこと、安土さんと田中さんが常設展示になりましたね。それも工藝のコーナー、つまり7階のエスカレーター上がって正面の壁のゴールデンライン、つまり目線棚。2ヶ月ほど前から気付いてはいたのですが。改めて見てみて。いや、すごいな銀座三越の常設ですからね。。。

STAY SAFE SOCIAL DISTANCE KANAGAWA 2021 MWL STORE

投稿日: 7月 03, 2021

バーンアウト

カテゴリー: Liberal Arts
フロントカウルにはFIRST FREDDIE とある。

若くして誰も到達したことのないような偉業を成し遂げた人には往々にしてバーンアウト、燃え尽きたという、感情がやってくる。このフレディ・スペンサーという走りの天才、速すぎるが故に「ファースト・フレディ」と、ホンダレーシングのワークスグランプリライダーになる前から、ラグナ・セカなどでは呼ばれていた。童顔な表情に反してその技術は熟練の域にあった、幼い頃からの夢の積み上げだったから。英語ではフレディにはDが重なりそれも早く感じさせるものであった。本名はフレディではなくフレッドなのかも知れない。アメリカの人は愛称にこういう名前を付けることがあるから。

この写真から起したイラストは1985年に250と500のグランプリの年間ダブルタイトルを取った時のもの。両方ともツーストロークである、今はもう日本ではというか世界的にも随分前から環境問題的に生産中止になったエンジンであるツーストローク、立ち上がりの吹けが早い、タコが跳ね上がるんだ、市販車でそうだったから、レース車両などとんでもな世界。

今もそうだが、一番大きな排気量も小さな排気量も同じ日に決勝を行っていて、どちらかが終わればすぐに次のクラスのレースだった、フレディは年間を通じてその二つにエントリーしていて、圧倒的に勝ち続けていた、もちろん、その当時も今もそんな人はいない、二つの頂点のクラスで勝ち続けれる人など。どれだけ体力的に精神的に厳しいか、である。1時間少しのレースだが、バイクレースには毎回命がかかっている。今はバイクの技術が上がり、曲がる、も止まる、も飛躍的にレーサーバイクそのものが進歩した、この当時は、野獣のようなパワーを人が抑えつけていて、安全の技術はまだ二の次、まずパワーの時代だった。だからこそそれを、抑えつけて、後ろのタイヤをスライドさせながら、最終コーナーを立ち上がってくるフレディの姿は圧巻だったのである。

この年の年間ダブルタイトルはホンダにも象徴的に頂点にある、いろんなことがここを境に変わっていった。そして天才フレディはバーンアウトした。

なんとリアをスライドさせながらフロントをウィリーさせていると言うか、アクセル開いた瞬間に浮くのだろう。怖くて出来ないよ、ハイサイドでぶっ飛んでしまうから。とにかく鈴鹿にはよく来ていた、開発のために。