安土桃山

麒麟がくる。一昨日の放送により、1573年室町幕府が滅亡し、いよいよこの30年、江戸が立ち上がるまでの30年が日本の歴史の中でも最も文化的に濃く、アーティスティックな時代、安土桃山のはじまりなのだ。この日本の中世後期だけは世界の芸術の歴史と比しても遜色ないのである。450年も前の話なのだが。大陸の影響を脱して日本独自の文化が花開くものも多いのだ。麒麟がくる、これからが面白く目が離せない、少し展開のスピードが早くもあるが、あまりに傳えるものが多すぎる時代なのだろう、歴史から言えばたかだか30年なのではあるが。。。この重要な時代をどう描くか。乱世の後には必ず ”麒麟がくる” のだから。実は今もそういう時代に立ち会っていると言えるのかも知れないなぁ。

トーハク 桃山展図録より。