独特の力強い表現を魅せる、白雲窯の酒器。釉薬と焼の具合によるものだと思う、その力強さの根拠は。4月28日(木)からの展示となります。焼きの歴史の中で培われたものだけがソレに到達する。
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大胆にて繊細、その繊細はやはりグローバル京都という背景が視野に入ってくる、そうモダニズムだ。丹波というよりも京都の街中の、四条河原町の名店でずっと取り扱われているという事実がある。京都は旧い町だが、同時にモダニズムがとても息づく街でもある。京セラがどうだ、ロームがどうだ、島津はどうだろう、最近では日本電産がどうだ。ニンテンドーというトランプのカードの前には花札で始まった会社もあるし、センスの文化を発信するワコールもある。どれも世界に通用するモダニズムだ、その品目は一癖二癖もあるぞ。それが京都や、京都という街を作っているし、維持、継続し、拡大してはる。すぐに話は脱線するぞ。町と街は違うんや、使い分けなアカン、知らんけど。
アルチザンの中のアルチザン、それが白雲窯。妥協のない自然体である。