投稿日: 7月 08, 2023

本当の北欧の魅力①

カテゴリー: DESIGN RESEARCH UNIT / MWL YOKOHAMA, アルチザンな人たち

遙。なる昔の若かった頃から北欧へは何度も足を運んでいる。最初の北欧はハンス・ウェグナーという家具作家の作品を深掘りするためだった。まだご存命でバリバリに活躍されていた頃で、いろんなところでその痕跡に触れることができ、本当の北欧のライフスタイルというものに魅了されて行き、自分の価値観の根底には大きな影響を与えた。まだ20代だったから。その後はパタゴニアというアウトドアスタイルの始まったばかりの洋服屋のシンチラという素材、やがて東レが大きく関与する素材、から始まったパタゴニアのヨセミテのあの壁に魅了されるわけだった。パタゴニアは始まった頃から山登りのギアではなくて、洋服屋だった、スペックのレベルが高い、それはギアじゃなくてファッションだった、それは創業者のセンスによる、イヴォンのね。いくらでも寄り道できる物語。

さて北欧である、中でもコペンハーゲンは別格である。スウェーデンやフィンランドにも行ったが、街の規模のちいささが日本的で、日本人のような勤勉さと真面目さ、この真面目さというのが大事で、それにとんでもないほどのデザインセンスが付加されている、当時の日本にはまだそこまでのものはなく、せいぜい、アクタスが始めた、昔のIKEAぐらいだった、昔、今のIKEAではないアクタスが契約して持ってきたIKEAの店が船橋と東灘(神戸)にあったのだ、その当時の日本人にとってのIKEAは今以上の衝撃だった、価格は安いのに豊かな暮らしが見て取れていて、日本人の北欧好きの原点にもなったと言える。IKEAはスウェーデンの発祥であり、そこは北欧である。

さてコペン、私がエーシーパークスの紅茶に惹かれているのもそこである。本物を追求してきているからだ。そこが他の紅茶屋にはないものだ。

ここからはコロナ前に訪れていたコペンの街、イルムスの本店の紹介だ。やはりときめきに心騒ぐものであった、ホテルもアルネ・ヤコブセンのホテルに泊まった。

私が今も少しは本物の北欧に関わっていたい気持ちはここに原点がありますね。それは確かなことだ。

JALの次に美しい機体だと思う、スカンジナビア航空、ヘルシンキ乗り換えで。
マッツ・ミケルセンという007にでてる悪役のボンド俳優、座っている椅子はウェグナーのチャイニーズチェア。降りてイミグレまでの通路にでかい広告。
ヤコブセンのホテルだ、それはもう全てが北欧のインテリアで、あらゆるところが、モダンクラシックってやつです、ほんと素晴らしいフロント周りのデザイン。この階段が効いている。
北欧と言えばこの子たちだよね。
北欧と言えばステルトン、これが理解できてこそ、北欧好き。
マリアージュみたいな店は普通にある、同じような時期に創業されている。
量が膨大なロイコペ、日本のデパートの10倍はある。行くべきでしょ、コペン。
展示の仕方も上手いよね、暮らしに馴染んでいる。道具じゃないよ。作品だ。
 ため息ばかりが出るぜ。什器の形、色、照明、リネン、全てが、、、
北欧のもの共通する思想、座り易さ。そことデザインのタッチポイントがキホン
 英語で表現している、いかにいろんな人が買い物にきているかということに。ロンドン、パリ、ミラノではほぼ見れない、北欧家具、アメリカでも。日本が多い、それぐらい日本は北欧好き、IKEAじゃない北欧がね。
言うことありませんわ。
ね、暮らす様に展示してしているでしょ、MWLもそれですよ。
VITRAは北欧ではない、でもイルムスに入るくらいだから重要なブランドということになる。
ウェグナーとヤコブセン
ストリング ファニチャー、VITSOEの次に好きな壁面収納、最近日本でも人気が出てきた。建築家が発案している。スウェーデン発祥の北欧もの。
これMWL の什器計画の予定に入っています。まだまだ未完成ですので、商品も売り場もね、うちは身の丈で成長し続ける、自分が夢見ているものに。
とにかく自転車、自転車、健康に、環境に、意識して乗る国

デザイン大国の片鱗に触れて。続く、、、

投稿日: 7月 03, 2023

優れたデザインの家

カテゴリー: DESIGN RESEARCH UNIT / MWL YOKOHAMA, センスのいい住宅を創るためのアイデア

プレハブじゃなくてオリジナルの家。優れたハウスデザインを見ると一番興奮する。内装が一番大事、インテリアデザインというやつ。クルマやバイクの順位は自分には大幅に下がっている。それよりももっと身近にある、服や家、内装や家具デザインに興味がある。出自だからかな。服は平和で身近でいいですよ。

投稿日: 6月 26, 2023

サントリーウィスキー100周年

カテゴリー: DESIGN RESEARCH UNIT / MWL YOKOHAMA
ソフィア、ヒスグラ、訓一

サントリーが無きゃ日本の広告はどうなっていたんだろう。。。すごいですね。

過去に私の唯一の上司の社長に、歴史に残るクリエイティヴを作って欲しい。ただそれだけだ、後は何も言わないよ、今までにその言葉に価する仕事をされてきているので、何も言わない、それがあなたにお願いしている理由なのだからとだけ言われた。ロゴと思想の変更に高い予算がいるという件を意見具申にうかがった時のことだった。まだ担当したブランドが今の80分の一ぐらいの頃だった。そして優れたモノが出てきた。たくさんの人の高い熱量によって生まれた産物。ロゴと思想は一体だから、ロゴだけを変えるのはない、思想も変える時以外はね。事業継承の意味を履き違えるとダメだと思ってやって来た。

 

投稿日: 6月 25, 2023

美しい茶器で淹れる「お茶」

カテゴリー: DESIGN RESEARCH UNIT / MWL YOKOHAMA

美しい茶器とおいしいお茶  日本茶の世界への輸出が始まった横濱で商いしています。

美しい茶器と共に暮らす、心が豊かになる瞬間、都会でも山の中でも持って行って淹れることできます。

お茶とはそういうことと売茶翁は言いました。

投稿日: 6月 21, 2023

明日からの企画展

カテゴリー: DESIGN RESEARCH UNIT / MWL YOKOHAMA

最近、波佐見の陶磁器が隆盛している。その礎(いしずえ・基礎)になった人は紛れもなくこの人である。波佐見の役割、量産とクリエイティブの接点を見出した人である。僕は服の世界にこの人の思想を持ち込んだ、この人の前とこの人の後では全く違うのだ。クルマで言えば、それはゴルフじゃなくて、ビートルだった。国産車なら、シビックだ。今のシビックじゃなくて、世界に出たCVCCエンジンのシビックだ。先生は白いシビックに乗っておられた。

森正洋(もりまさひろ)だ。多摩美の卒業で、さすがに都会的な感覚を自分の故郷の企業の隆盛に持ち込んだ人。ユーミンの先輩にあたる、随分と上のね。僕にはユーミンは絶対的な存在なのだ、僕にはそれだけでもう理解ができるし、腹落ちしたのだ。僕は何度も武雄近くのご自宅にお伺いし、話を聞きに行った、まだ蔦屋の図書館もない当時にね。とてもモダンな人だった、生活のスタイルも、デザインも、何よりも思想が、完全に完成されている人であった。大学で教鞭もとられていた。この方以上の存在に出会えていない、出会うこともないだろう。私のただ一人の先生だ。

デザインは思想、どこまで思っているか、そこが大事なのだ。そして人の良さである、笑顔の良さだ、今も、いつでも森先生の笑顔を思い出せる。人は人柄。

いつもこの企画展が始まると、新しく、楽しい気持ちになる。

先生、企画展は8回目の夏を迎えます!

 

今年はガラスの作品が復活し並びます。是非ご期待くださいね。

MWL STORE 

これは20年の当時のもの

投稿日: 6月 21, 2023

森正洋の硝子 今年復刻。

カテゴリー: DESIGN RESEARCH UNIT / MWL YOKOHAMA

陶磁器デザイナー森正洋氏と、廣田硝子が1985年にコラボレートして制作した「舫 −もやい−」。当時、森氏のロングセラーシリーズ「シェルシリーズ」のガラス版として作られ、その後制作を終了しましたが、40年の時を経て2023年に復刻いたしました。 5種のカジュアルなラインパターンが透けて見え、きれいな模様として光り輝いています。深いレリーフですが、皿の裏面やグラスの表面に施されているため、汚れが溝に残る心配がなく、日常の生活の使用シーンを考えながらデザインした森氏ならではの工夫が施されています。

明日、木曜日から店頭に並びます。

限定で当時のオリジナルのデッドストックのブルーの硝子も並びます。これは貴重。

投稿日: 6月 18, 2023

ups

カテゴリー: DESIGN RESEARCH UNIT / MWL YOKOHAMA

幼馴染たちとのポパイの夏、1976年。4週間ほど住んだ、UCLA近くのウエストウッドのキャンパスアパートメント。そこでの暮らしで、よく見かけていたupsトラック(ロゴデザインは小文字でpが下に突き出ているデザインに意味があるように思う)この当時から茶色を主体にしたデザイン、当時もゴールドだったかは記憶は定かではないが、そうだったろうと思う。配送のトラックの美しさと巨大さ、は当時からで。それはイコール配送の品質を意味していて。それを宅配時計に例えたなら、日本じゃまだ夜明け前の1時ごろ、夜明けまで随分あるような時間と言えた。宅配というシステムが、アメリカじゃその前からずっとあった、シアーズやLL.Beanや数ある通販ショップからの配達を請け負っていた。クロネコの素になったのは間違いない、ヤマトはなんども視察に出かけたのだろう、当時、幹部が。配達に品質の考えをすでに確立していたアメリカであった。

とにかく、トラックやその他のツール、制服はこの頃からあった、それも洒落ていて、お洒落の最先端にあった、その制服を着ることが誇りになるまで上げ切ったデザインがあった。とにかく茶色の美しさを表現していた。トータルでクリエイティヴ・ディレクターの仕事だった、特に服のデザインとクルマのデザインが重要だった。それこそが日本じゃ見たこともない、新鮮なCDの仕事だった。

デザインとは品質を意味している。それは収益が高く継続の原資になる、礎だ。

今もそれを体現し続けているups。ヤマトは提携とか色んなことで歩み寄ったのだが、そこに学びはあったのだろうか?あったのでしょうね。

デザインと品質を語ろう、どんなジャンルにでもその原資の重要性の視点から切り込みの話できます。つまりアドバイス。あたりまえを根底から覆(くつがえ)す。