6月 22, 2023
6月 21, 2023
明日からの企画展
最近、波佐見の陶磁器が隆盛している。その礎(いしずえ・基礎)になった人は紛れもなくこの人である。波佐見の役割、量産とクリエイティブの接点を見出した人である。僕は服の世界にこの人の思想を持ち込んだ、この人の前とこの人の後では全く違うのだ。クルマで言えば、それはゴルフじゃなくて、ビートルだった。国産車なら、シビックだ。今のシビックじゃなくて、世界に出たCVCCエンジンのシビックだ。先生は白いシビックに乗っておられた。
森正洋(もりまさひろ)だ。多摩美の卒業で、さすがに都会的な感覚を自分の故郷の企業の隆盛に持ち込んだ人。ユーミンの先輩にあたる、随分と上のね。僕にはユーミンは絶対的な存在なのだ、僕にはそれだけでもう理解ができるし、腹落ちしたのだ。僕は何度も武雄近くのご自宅にお伺いし、話を聞きに行った、まだ蔦屋の図書館もない当時にね。とてもモダンな人だった、生活のスタイルも、デザインも、何よりも思想が、完全に完成されている人であった。大学で教鞭もとられていた。この方以上の存在に出会えていない、出会うこともないだろう。私のただ一人の先生だ。
デザインは思想、どこまで思っているか、そこが大事なのだ。そして人の良さである、笑顔の良さだ、今も、いつでも森先生の笑顔を思い出せる。人は人柄。
いつもこの企画展が始まると、新しく、楽しい気持ちになる。
先生、企画展は8回目の夏を迎えます!
今年はガラスの作品が復活し並びます。是非ご期待くださいね。
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6月 21, 2023
森正洋の硝子 今年復刻。
陶磁器デザイナー森正洋氏と、廣田硝子が1985年にコラボレートして制作した「舫 −もやい−」。当時、森氏のロングセラーシリーズ「シェルシリーズ」のガラス版として作られ、その後制作を終了しましたが、40年の時を経て2023年に復刻いたしました。 5種のカジュアルなラインパターンが透けて見え、きれいな模様として光り輝いています。深いレリーフですが、皿の裏面やグラスの表面に施されているため、汚れが溝に残る心配がなく、日常の生活の使用シーンを考えながらデザインした森氏ならではの工夫が施されています。
明日、木曜日から店頭に並びます。
限定で当時のオリジナルのデッドストックのブルーの硝子も並びます。これは貴重。
6月 18, 2023
ups
幼馴染たちとのポパイの夏、1976年。4週間ほど住んだ、UCLA近くのウエストウッドのキャンパスアパートメント。そこでの暮らしで、よく見かけていたupsトラック(ロゴデザインは小文字でpが下に突き出ているデザインに意味があるように思う)この当時から茶色を主体にしたデザイン、当時もゴールドだったかは記憶は定かではないが、そうだったろうと思う。配送のトラックの美しさと巨大さ、は当時からで。それはイコール配送の品質を意味していて。それを宅配時計に例えたなら、日本じゃまだ夜明け前の1時ごろ、夜明けまで随分あるような時間と言えた。宅配というシステムが、アメリカじゃその前からずっとあった、シアーズやLL.Beanや数ある通販ショップからの配達を請け負っていた。クロネコの素になったのは間違いない、ヤマトはなんども視察に出かけたのだろう、当時、幹部が。配達に品質の考えをすでに確立していたアメリカであった。
とにかく、トラックやその他のツール、制服はこの頃からあった、それも洒落ていて、お洒落の最先端にあった、その制服を着ることが誇りになるまで上げ切ったデザインがあった。とにかく茶色の美しさを表現していた。トータルでクリエイティヴ・ディレクターの仕事だった、特に服のデザインとクルマのデザインが重要だった。それこそが日本じゃ見たこともない、新鮮なCDの仕事だった。
デザインとは品質を意味している。それは収益が高く継続の原資になる、礎だ。
今もそれを体現し続けているups。ヤマトは提携とか色んなことで歩み寄ったのだが、そこに学びはあったのだろうか?あったのでしょうね。
デザインと品質を語ろう、どんなジャンルにでもその原資の重要性の視点から切り込みの話できます。つまりアドバイス。あたりまえを根底から覆(くつがえ)す。
6月 17, 2023
そらまめ
「上野リチ」のそらまめ、オーストリアの人が日本人の建築家と結婚して日本名に、ヨーゼフ・ホフマンに見出された才能の二人が出会った。そして名前が上野リチになった。
京都の京セラ美術館には膨大な上野リチ関連が眠る、これから出てくる。
今年秋、ヴィェナでも大きく回顧展がフィーチャーされる、世界が上野リチに注目する日がやってくる。去年の三菱での展示はほんとうによかった、もう一度見たいぐらいだ、ま、京セラでほどなくするでしょう。今年はそれらがオーストリアに行きますけどね。
かわいいものがお好きなんですねってよく言われますが、違うんですよ。クリエイティヴィティーの本質を見ているんですよ、どの「カワイイ」にも、そんな単純なものうちには一点たりともありませんから。
見る側にも勉強がいると思って提案しています。だから聞いてほしいのです。
全てはものすごく時間をかけて、大事に目利きの目を通過してきています。理論においてもね。
理論形成なきクリエイティヴなど存在しないと思っている。つまり成功しないと。成功とは何と言われると評価だと即座に応える。
上野リチの評価など、長く眠っていて、正にこれから評価が始まるのだから。だれが見つけて、そこに白羽の矢をあてたかになる。
6月 17, 2023
Trusted resource for Mid Century Modern design.
スタイルのある暮らしを、日本にない手本は世界にいくらでもある。どれだけたくさんの物件を経験し、見て来たかにある。知見という視点の集積回路をもっているか否か。LIKE NO OTHERの旅、センスのいい人に仕事は依頼しよう。
6月 14, 2023
新橋
新橋、懐かしさに出会いに。乗り換え地点の新橋ではよく呑んだもの。店のサイングラフィックスがどれも秀逸ですね。
6月 14, 2023
最近読んだもの。
本を読まんようになったら終わりやと、自分に言い聞かせています。最近ではこれ、原田マハさんの視点がおもしろい。彼女の言葉からは美術というものを歴史体系的に学べます。なんと言ってもリーチ先生が最高傑作です。あれを映画にする人が居ないのは悲しいな。
本を読むのは自分の思い込み、間違っている処を修正するために、間違いだらけだから、そう思っていていいよ、自分のファイルなんてのは、だからたくさんの知見で修正とリベラル化させる。歳行けば行くほど、変われないから、そんなことなどないのに、きっと、自分はそう思っています。
6月 13, 2023
ヴィッゥ
この使い方はいずれやりたい、うちの売り場は未だプロセスだから、商品も、変わり続ける。終わりなく変わり続ける。量産とデザインとサステインの接点、ヴィッゥ。
6月 07, 2023
Lyle’s London
イーストエンドのショーディッチ・ハイ・ハイストリートにあるレストラン Lyle’s London
ロンドンにおける根城だったACE HOTELのすぐ近くにあって、Lyle’s に初めて行ったのは2018年だったように思う。このあたりは若くて、活気に溢れ、レベルの高い内容の料理を出すところが多く、ロンドンの料理がうまいという一つの時代を作り始めたところと言える。
ロンドンのACEはコロナの影響を受けて一旦廃業している、多分そう長くない時期に再出店するだろうと思われる
これはLyle’s のThe Guest Series というシェフを詔勅するプログラムの一つ、私たちで言う個展ですね。優れたシェフはアーティスト、優れた人は人柄にも魅力がある。私たちはクリエイター側のディレクター。誰を何月に招聘して、優れた店頭を作り続ける脈絡のあるディレクションが大事で、個人作家さんであり、はたまたブランドさんですね。それは誰にでもできることでは当然ないので。don’t worry don’t hurry take it easyの精神でね。
で、Lyle’s この6月7日、8日はMARIE VICTORINE MANOAさんで、ご覧のように料理がとても美しい、若く美しい料理人です。
Lyle’sは優れた、世界の50のレストランに選ばれています。
世界を注視していよう。
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