清水 小北條さん、お人柄がとても魅力です。それが作風に現れています。土の色、デザイン、詳細を含めてとてもお気に入り。
6月 09, 2019
清水 小北條さん、お人柄がとても魅力です。それが作風に現れています。土の色、デザイン、詳細を含めてとてもお気に入り。
これまでも、これからも。
昨日に引き続き「吉川雪堂」さんの急須のこと。常滑の急須に一目惚れ、ばかりしています。
来週は「父の日」お父さんだって、褒めて伸びるんです。褒めて欲しい。そんなお父さんに男性受けする急須を、大ぶりでたくさんお茶を飲みたいお父さんにぴったり、つるつるの表面が気持ちいい、どうしてこんなに綺麗な表面になるのでしょう、茶漉しの部分の穴は神経質なほど丁寧に一個ずつ開けた穴です、これだけでも技量の高さが見て取れます。急須を知れば知るほどこの急須が好きになる、沢山の種類が欲しくなってしまう、それが急須愛の始まりです。
六月は周年記念の月になります。三年目です。何とかの上にもですね、よくここまで来たと、ひとまず三年を振り返って思っています。それはひとえに、いつも優しくて、心が嬉しくなるお言葉をおかけくださる、お馴染みさま、お客さま、いつも心からのお力添えをいただいております、お取引先さま、そしていつも仲良くしていただいていますご近所さま、のお陰でございます。感謝とお礼を改めて申し上げます。みなさま、いつもほんとうにありがとうございます。
三年目を迎えまして、新しいコトへのチャレンジは続いていきます。「新しいその他のコト」などをさせていただくためのスペースとして、お店のすぐ近くのビルの一角を新たにお借りしました。お茶、お花、に加えて、金継ぎ、も間もなくスタートします。その場所を「アトリエ 青々」と名付けました。わずかな小さなスペースではございますが、ここから新しいコトのつながりになれればと思っています、青い思いのスペース。青々として、始まりを表す色の青。ここからまた違うMWLを表現してまいります。その場所に今年一月のOFS Galleryさまでの「葛西と佐々木の山や川」展の時の葛西薫さんの抽象の絵三枚(一枚はお店、二枚はアトリエに)をかけさせていただいています。「青い始まり」として、これほどふさわしい絵はないと見た瞬間に思ったからです。
横浜から湾岸線を走り、常磐道をひたすら北へ上がれば、益子である。
イギリス西部の陶磁器をずっと見ていますと、どうもそこにお互いの影響を受けあったであろう、陶磁器の生産地方である益子(ましこ)の存在が気にかかり、あらためて、現在の益子焼を取り扱いたいと思いはじめ、訪ねることに。間も無く、現在の益子を優れた表現と技術で継承する陶工の窯の取り扱いをスタートさせていただくことになります。三年来気にかかっていたことがようやくその端緒・物事の始まりにつくことができました。これもその出会いに感謝したいと思います。
商談した後、せっかくだから、その益子の創作の聖地でもあり、多大な影響を与えた、濱田庄司の「益子参考館」を表敬訪問し、思いを新たにしてまいりました。事あるごとに、駒場東大前の日本民藝館、五条の河井寛次郎記念館、そして益子参考館は訪ねて、芸術家が思いを馳せた民衆的創作への思いを新たに感じることを心がけています。それらを見続けているだけでも何かしら見えてくるものがあるように思えてならないのです。
益子のブラウンと益子のグリーンにとても興味を惹かれる、この色を基本に新しいものをいずれ紹介したい。