青葉台のPAUL

今日は久しぶりの休み。青葉台に用事があり、お茶でもしようとPAULへ、さすがなパンが並んでいました。またおやつにレーズンのパン、アールグレイ。

本日のティータイム 2

そろそろリベラルアーツの話が溜まってきて。本日のテーマは「老舗はいつも新しい」です。PAUL 青葉台の店がすごく良くて。内装が、ショーケースも、商品もすべてがナイス、パリのオテル・ド・ヴィルの店よりもいいかもって思ってしまった。紅茶も美味しいし、パンは言わずもがな。内装を見ていて、どうしてこんな素晴らしい内装ができるのだろうってね、もちろんフランスからの指導はあるでしょうがそうじゃなくて、経営が許可する理解があるのがなんか不思議で、ほとんどの経営は普通そうはしないだろうと、、、思い始めるといつもの研究熱がふつふつ。PAULの展開は日本では製パン業界の二位、敷島製パンが運営されてます。でもこのとてもコストのかかっている投資をよく経営がオッケーしているなぁと考え、これはきっと何かある絶対に、と思い、パンの文化を伝える気風をこのPAULのお店には感じると、接客、陳列、トイレのすごさ、清掃、などがトップランク、なぜなんだろうと、高額品を売る店ではないからこれだけのコストをかけると大変だろうと思った。ずっと調べて見た、そしたら名古屋の人なら常識なのかも知れませんが、敷島製パンはソニーの創業家の一族が起業している関連企業、なんと。大手のパン業界の中でも抜けたセンスを持ち合わせているのはそこかと、合点がいき嬉しくなった。やはり醤油の盛田から食品への並々ならぬこだわりぶり、その15代盛田家の当主はソニーを起業した盛田昭夫、その関係で醤油の盛田はしばらくソニーの筆頭株主だったという。そしてその盛田家の分家の盛田善平さんが起業したのが敷島製パンだったのだ。そう考えると敷島製パンがPAULを日本に持ってきて、世界で最高のパン文化である、フランスのパンをブレることなく、内装やサービス、そして味を正しく伝えて行くのが日本で第二位の製パンをする企業の役割だと思うのも不思議ではないなと思ったのだった。それも盛田家の風土、先取と国際性のソニーを生んだ盛田家が持つ風土だったのだろうと私は思ってしまうのだった。恐るべし敷島製パンと思ってしまったのだった。しかも盛田家の発祥は常滑なのですよ。急須のすぐ近くです。これらすべてPAUL 青葉台店の素晴らしい内装から巡らせた思いなのでした。(すべて敬称略してます)文化を売るには文化を伝える役割がある。優れた経営判断には色んなことを知り尽くした知見の優れた脇役がいつもいる。世代は越えれないからね。それが経営判断というもの、失敗しない。自分を支える懐刀だな。