投稿日: 8月 19, 2020

旅に同行した急須

カテゴリー: リスペクト

少し前の話です。常滑の伝統工芸士「清水北條」さんの息子さん「清水小北條」さんと縁があって、私自身が彼のパーソナルヒストリーをとても気に入り、その性格やあえて二つ持つ仕事から学ばれているリベラルアーツな要素にどんどん興味を持ってしまい、また話すればするほど、その魅力的な人柄と繊細で大胆とも言える作風に惚れ込んで行ってしまったのでした。そして私どものためにお創りいただくことになり、それから小北條さんの急須だけは常に店頭に並んでいます。そんな小北條さんがある日、僕にこの旅に持って行ける急須を送ってきてくれて、プレゼントいただいたのです。まあその時の僕の喜びようはなかったと思いますし、少なくとも三回は跳んでいましたね、その時の事を今は表現できるものではありませんが、とにかく嬉しかった。煎茶を愛するものとして、茶を生業とする端っこに居始めた人間として、これらはとても嬉しかったです、今もこれを見る度に同じ思いが込み上げてきます。

僕は当時の仕事柄、年に4回ほど海外に行くことがありました。その時に同行できますよね、というのが彼からの「プレゼン」それがプレゼントだったわけです。まさしくそうなのですね、これがあればどこででも美味しい煎茶が飲めるわけですから。それ以来、旅する急須となったわけです。日々のハードなワークの中でどれだけ私を癒してくれたでしょうか。

歳の差はある二人ですがお茶を思う気持ちは一つです。

朝のお茶、伊勢茶:百年乃茶でいただきました。自分製チーズケーキと共に。旅急須、二重の蓋になり、この被せたふたが湯呑みになります。
僕のSEIKO好きも知っていて、茶にとって、要の「時間」を測るために付けてくれたのですよ。蓋裏にはMWLの刻印、蓋も急須の中に収納できるのです。時計もね。ムフフ。お皿は常滑のセンス:盤、チビカップは安土草多。盆、尾池豪。私にとってのオールスタープレイヤーが揃いました。バンダナは旅茶器を包むために用意していただいてました。キャピタルのバンダナ、図柄がいいですよ。

清水 小北條との急須の世界/ MWL STORE

投稿日: 8月 17, 2020

南関そうめん

カテゴリー: Liberal Arts

熊本県玉名郡南関町の南関そうめん。これは特別です、すでに伝説。存在を知り、食し、とにかく・とにかくびっくりしました。完全手延べ、このコシの強さが、この細さで出るのかという。北原白秋先生愛好の逸品。先日の盛田の麺つゆに具沢山でいただきました。えもいえぬものです。明日も食べるなり。あぁ素麺よ。

Like No Other 

投稿日: 8月 16, 2020

ムッシュのおやつ

カテゴリー: Liberal Arts
シュークリーム作りました。黄身の濃い卵を使うとピンク色になりましたね、カスタードクリームが。MUJINA木工房・尾池剛さんのお盆、このふしを気に入ってます。MUDDY・服部克哉さんのマグ、お皿は村山朋子さんの父上、ぱいせん、白雲窯・村山光生さん。お茶は出雲の良識・西製茶のべにひかり紅茶、うまいんだなこれが。

投稿日: 8月 16, 2020

岡倉天心

カテゴリー: Liberal Arts

茶人、岡倉天心は中区本町、つまり開港記念館あたりであるが、の生まれである、横浜に深い関わりがある。そして私が茶に興味を持ったゆえんの人であります。東京大学出身。藝大の前身東京美術学校の第二代校長でもありました。その後東京芸術大学(登記上は”藝”でなくて”芸”であるそうだ、一般には権威のイメージを含めて”藝”を使うことが多いようだ。)の設立に尽くした人でもあります。茶と美術、海外との開かれた心の接点、横浜ならではの背景から生まれる先取の精神と日本の折衷な精神の礎(いしずえ)を作った人だと思っている。原三渓などもその一人。横浜には横浜らしい人がいるものだ。三渓園の茶室など含め、あるいは当時の茶の輸出の拠点であったであろう山下町周辺など、浅からぬ茶と横浜の関係、実は深い。横浜は「茶と美術」で活かすべきであろう。

ソーシャル保てる美術館以外はほぼ出かけることのない夏休みの課題。

投稿日: 8月 15, 2020

国立西洋美術館/ナショナル・ギャラリー展

カテゴリー: Liberal Arts

金土は夜もやっているということで行ってきました。多分土曜は多いということで金曜を狙って、30分ごとの入場予約で人数も決められていて、夜だからか意外に多くなくて、ソーシャルも保てて、7時半からの回で快適でした。61点を間近で堪能できました。上野の森もこの時間だと涼しくて、クルマを上野公園に停めて、歩いて5分ですかね。

レンブラント好きが、あの34歳の自画像をこれだけの間近で見れることに感動でしたね。フェルメールもあるし。ロンドンでも見ているのです、同じように間近で、その展示の考え方を踏襲しているのですねきっと、これだけ近くで見れるということは。ロンドンは無料ですけどねこれらが。最後の一つ前の部屋は圧巻です、シェフェール、コロー、ルノワール、ドガ、セザンヌ、モネ、そして「ひまわり」ですからね。その前の部屋にはターナーが。何度か行こうと思っています。10月までだから。睡蓮の池、いいですねー。もうね、美術館が束ねて5つやってきてる感じですかね、世界で初めてだそうですよ、海外に出すのが、これほどのお宝をよく貸し出してくれました奇跡の来日。英国に大感謝です。英国と日本の友好の証です。興奮が覚めやらぬ。。。

駅横の駐車場に入れて、暮れて人もいない上野の森を歩く、涼しいね、昼間は人も暑さもすごいと思いますよきっと。全然夜からでいいですよ。
ル・コルビュジェ 世界遺産でございます。
これこそ二度とは来ないですよ。大盤振る舞い。
雲がかかり印象派のようなスカイツリーでした。

投稿日: 8月 14, 2020

本日の赤

カテゴリー: Liberal Arts
中目黒にあるCOWBOOKSというホンヤサン通った時期がありまして、すごく好きでして、その昔買いました。Tを造っているのはジェネラル・リサーチです。プリントじゃなくてチェーンステッチですからね、最初の頃のです、今のは発泡プリント。当時高かったのを覚えています。